共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

公民 現代社会

設問別分析

【第1問】海外研修
2週間の海外研修という設定で、国際経済を中心として出題された。問1は海外取引を身近な例で理解させる出題であった。問2~4はオーソドックスな4択問題。問5は誘導に乗って思考すれば難しくはない。問6・7も平易な読解問題だが、やや硬く、長い文章を読みこなす必要がある。

【第2問】将来の目標
演劇を見て、将来の目標について考えるという場面設定から、青年期を中心に出題された。問1は青年期についてのオーソドックスな4択問題。問2は知識を必要としない資料読解問題だが、解答は平易。問3は企業に関する穴埋め問題だが、これも難しくない。問4は戦後日本経済の歴史的展開が問われた。問5は今回唯一の思想史問題であった。問6は財政に関するオーソドックスな4択問題である。問7はマズローに関して、単純な知識ではなく本質的理解が問われている。

【第3問】体験講義
大学の経済学部の体験講義という設定から、経済分野を中心に出題された。問1は名目GDPと実質GDPについて問われており、ややひねった問われ方なので、落ち着いて考えないと逆に見えてしまう。問2は込み入った導入だが、問題自体はオーソドックスな4択問題である。問3も国際経済に関する4択問題。問4はサービスの定義と具体例を問う珍しい問題。多くの受験生にとっては予想外の問題だっただろう。問5はプラットフォームという現代的な内容だが、問題自体は市場機構についての理解を問う基本問題である。問6は国家と経済について幅広く問うオーソドックスな4択問題である。

【第4問】裁判の傍聴
裁判の傍聴とその感想文という場面設定から、司法制度を中心に問われた。問1は司法制度についてのオーソドックスな4択問題。問2は刑罰についての理論を資料から判断する問題で、読解がやや難しい。問3は会話文の穴埋めであり、文脈を論理的に追わなければ正解できない問題となっている。問4~6は政治分野についてのオーソドックスな4択問題。問7も会話文の穴埋めで、論理的思考が求められる。

【第5問】子どもの貧困
「子どもの貧困」をテーマとした探究学習という設定から出題された。設問数は3問だが、それぞれの設問の文字数が多く、ボリュームのある出題となっている。問1はメモと二つの資料を読解し、数的処理を行う問題。問2は図を穴埋めする問題であり、難しくはないが、設問文が長文であり、当てはまる取組みをすべて選ぶという9択問題なので、見逃しがないか注意が必要である。問3は会話文の穴埋めであり、経済についての知識も必要とされる。8択問題なので、一つ一つしっかり吟味する必要がある。最後の大問に時間のかかる問題がそろっており、時間切れになった受験生もいただろう。