大学入学共通テスト(以下共通テスト)リーディングは、長文読解問題が中心となります。文法や語彙の知識を直接問う問題は出題されませんが、文法や語彙の知識の重要度が低いわけではありません。それらの知識を活用しながら、英文だけでなく、イラスト・図表・グラフなどからも必要な情報を読み取り、正しい選択肢を判断する力が必要になります。また分量が多いため、「制限時間内に最後まで解ききれない」という悩みもよく聞きます。限られた時間の中でリーディングの問題を最後まで解ききるためには、読解力だけではなく、高いタイムマネジメント能力も必要です。日々の読解問題の演習では、常に時間を意識しながら解くように心がけましょう。
【今後の学習方針】
対策としてまず必要なことは、文法や語彙の知識を身につけ、盤石なものにすることです。次に四技能(聞く・読む・話す・書く)を意識しながら比較的易しめの英文に数多く触れ、身につけた知識を「正確に」「素早く」活用する練習を重ねましょう。こうした学習を通して、本質的な文法力・語彙力を着実に自分のものにすることができます。遅くとも3月までに英検2級レベルの語彙や文法のインプットを一通り終え、さらに1文ずつ構造を捉えながら正確に読む訓練をしましょう。その後は、模試や過去問を活用して問題を解く経験を積んでいきましょう。
【学習アドバイス】
文法や語彙を修得するためには、品詞や意味を暗記するだけではなく、正しい音を意識し、音読を通して覚えることが非常に有効です。正しい音を意識しながら学習することで、リスニング力の向上にも繋がります。また、単語のみを覚えるのではなく、例文とあわせて学習するようにしましょう。大切なのは毎日継続して学習をすることです。一日のスケジュールの中で、どの時間に英語の学習をするのかをあらかじめ決めておくことも効果的です。隙間時間の活用なども受験成功の鍵となります。
文法や語彙の知識が身についてきたら、長文読解の演習に入る前に、1文ずつ構造を正しく捉える力を鍛えましょう。英文を読む際に主語・述語・修飾関係などを意識して読み進めることで構文力は着実に身につきます。構文の学習においても音読は非常に有効です。英文の構造や内容を理解しながら繰り返し音読を行いましょう。長文読解の速度を上げることにも音読は有効です。
さらに共通テストのリーディングで高得点を取るためには、共通テスト型のリーディング問題を繰り返し解き、特徴的な問題形式に慣れることが大切です。まずは今回の共通テストの復習を丁寧に行い、その後、模試や過去問を活用して実践形式での演習を積み重ねていきましょう。