共通テスト 1日目解答
地理歴史
9:30-11:40
公民
9:30-11:40
国語
13:00-14:20
英語
15:10-18:10
共通テスト 2日目解答
理科①
9:30-10:30
数学①
11:20-12:30
数学②
13:50-14:50
理科②
15:40-17:50
地理歴史
9:30-11:40
公民
9:30-11:40
国語
13:00-14:20
英語
15:10-18:10
理科①
9:30-10:30
数学①
11:20-12:30
数学②
13:50-14:50
理科②
15:40-17:50
設問別分析
【第1問】糖代謝とキシロースオペロン
細菌のキシロースオペロンを題材にした、糖代謝に関する知識問題と実験考察問題である。ラクトースオペロンの知識があれば難しくはない。問1は、教科書レベルの知識問題であり易しい。問2は、ラクトースオペロンの知識がないと解きにくいだろう。問3は、「グルコースのみによって制御されるかどうか」から「キシロースを抜いた実験が必要」という思考に行きつくかが鍵であり、得点差がつくであろう。
【第2問】膜タンパク質と膜電位
生体膜上の膜タンパク質、膜電位に関する知識問題と実験考察問題である。問1は、教科書レベルの知識問題であり易しい。問2は、教科書レベルの知識があれば、実験1の内容はすぐに理解でき、紛らわしい選択肢もないため、易しいだろう。問3・問4はどちらも教科書レベルの知識問題であり、易しい。
【第3問】筋収縮、骨格筋の発生
骨格筋を題材に、筋収縮のしくみに関する知識問題と実験考察問題、骨格筋の発生に関する実験考察問題である。実験が多いが結果が短い文章でまとめられて比較しやすくなっているため、短時間で処理できるであろう。問1は、教科書レベルの知識であり易しい。問2は、スキンド筋には筋小胞体が存在することに気づかないと解けず、得点差がつくだろう。問3は知識がなくても解け、皮筋節の分化を背側神経管が促進、脊索が抑制であることが理解できれば難なく解けるだろう。
【第4問】生殖、ジャガイモの塊茎の形成と日長
生殖に関する知識問題とジャガイモの塊茎の形成と日長の関係に関する実験考察問題である。問1は、個体数が少なくなると雌雄が出会いにくく子孫を残しにくくなるという発想が必要で、得点差がついたであろう。問2は、フィトクロムと光中断に有効なのは赤色光であるという知識があれば、時間はかからず解ける。問3は、測定項目については、同化物は葉から地下茎に転流する際、スクロースであることに注意。計算式については、問題文が比較的長く、内容を理解すること、および表1の理解に時間がかかり、得点差がついたであろう。
【第5問】生産構造図、生態系の物質収支
生産構造図や生態系の物質収支に関するデータ考察問題である。一見難しそうではあるが、選択肢がわかりやすく、正答を導くことができる。問1は、「林床の草本層が発達した」が判断材料である。問2は、選択肢の内容がわかりにくいものがあるが、他の選択肢が明らかに正しいので,内容を理解していなくても解けるだろう。問3は問題文の内容が理解できれば難なく解けるだろう。
【第6問】生物の系統、遺伝子の伝播
Aは生物の系統に関する知識問題、Bは集団中の遺伝子の伝播に関する思考実験である。問1は教科書レベルの知識問題であり易しい。問2は、動物の系統樹と分類形質の知識があれば、難なく解けるだろう。問3は、図3の内容を理解するのに時間がかかり、得点差がつくだろう。問4は、シミュレーションの結果を特に考慮しなくても、選択肢がわかりやすいため、正答を導くことができる。