学芸員

歴史的遺産や芸術作品の研究を通じて、知識を広く発信する仕事

美術、演劇に関する仕事

学芸員になるためには?

学芸員資格は「博物館法」という法律にもとづいた国家資格です。ひとことで博物館や美術館といっても、それらは博物館法の適用を受けた「登録博物館」、博物館法の適用を受けないものの一定の基準を満たした「博物館相当施設」、それら以外の「博物館類似施設」に分類されています。

ここでいう博物館には、博物館や美術館の他、水族館・動物園・科学館・天文台なども含まれます。登録博物館や博物館相当施設では、学芸員資格を持った学芸員を一定数以上おかなければなりません。中には資格を持たない学芸員もいますが、基本的に資格を持っているか、就職までに資格を取る見込みがないと採用されない場合がほとんどです。また、大学院修了を採用条件としている施設もたくさんあります。

学芸員の資格を得るには、大学や短大などで博物館に関する科目を履修して単位を修得するか、学芸員資格認定試験に合格する必要があります。また、大学に2年以上在籍し、博物館に関する科目を含む62単位以上を修得したうえで、学芸員補(学芸員をサポートする仕事)を3年以上務めていれば、学芸員の資格を取得できます。

資格取得後は、希望する施設の学芸員採用試験を受験します。公立の施設の場合は、公務員試験に合格しなければならない場合もあります。

美術、演劇に関する仕事一覧に戻る

PAGETOP