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物理: 新高3生へのアドバイス
《物理》
新高3生へのアドバイス
◆センター試験物理の特徴
2015年から始まった現行課程におけるセンター試験では、「力学」「波」「電磁気」「熱とエネルギー」の基礎を学ぶ「物理基礎」、それらの発展事項に加え「原子」分野を学ぶ「物理」があります。センター試験本番では、皆さんの志望に合わせて「物理基礎」「物理」いずれかを、受験することになります。センター試験の形式は選択肢から正解を選ぶマークシート方式ですが、数式、数値の計算だけでなく、短文の正誤を選ぶもの、正しい図やグラフを選ぶものなど、物理現象を理解、説明する能力がさまざまな側面から問われます。このさまざまな形式の問題を、限られた時間内に正確に解答していくことが求められています。
なお、2021年からはセンター試験にかわって大学入学共通テストが実施されるため、新高3生が受験する来年が、最後のセンター試験となります。
◆センター試験対策にあたって
センター試験の「物理」では、応用的な問題も出題されますが、基本的な内容がきちんと理解できているかどうかが問われます。したがって、受験を来年に控えた新高3生の皆さんは、まず教科書の内容を習得することを心がけてください。現在の履修状況にもよりますが、今回のセンター試験本試験であれば、今の段階でも正解できる問題が少なくないはずです。
◆基本的な考え方を身につける!
皆さんが履修している学習課程では、物理現象を式で書き表すだけでなく、実験などの探究活動を通して理解することも目的となっています。ですから、普段の学習ではそういった機会を大切に活用し、加えて基本的な問題集を解いていくことで、基礎基本を確かなものにするように学習を進めてください。そうすれば、たとえば第3問Bの単振動とドップラー効果を組み合わせたような問題でも、各単元の基本に立ち返れば、問題なく解答できるはずです。
◆物理現象の表現法をみがく!
センター試験では図やグラフを利用させたり、短文の正誤を判断させたりする問題が出題される傾向にあります。これらへの対策として、普段から問題の答えだけでなくそれに関係した考察をする習慣を身につけておきましょう。具体的には変数を変えて結果を吟味する、グラフを描いてみる、物理用語の定義について教科書で確認する、などです。センター試験は題材が教科書で紹介されるような有名な現象であることが多いので、こういった対策は非常に有効です。また、各分野はまんべんなく出題されますから、学習分野が偏ったり、苦手分野を残したりすることは避けなくてはいけません。
◆模擬試験で腕試し!
さらには本番と同じ形式での模擬試験を通じて経験を積むことです。時間配分のコツをつかみ弱点を洗い出すには最適です。東進で実施する全6回のセンター試験本番レベル模試(全国統一高校生テストを含む)を定期的に受けることで、学習成果の確認や苦手分野等の認識に役立ちます。さらに問題を復習することで、苦手分野の克服につながります。ぜひ合格に向けて活用しましょう。
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