共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

地理歴史 世界史B

全体概観

昨年と同様、資料を多用した「思考力を問う問題」が多く、「連動型問題」が1問出題された。

大問数
減少 -1 | 変化なし | 増加
設問数
減少 -1 | 変化なし | 増加
マーク数
減少 -1 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化
 大問は4問、設問数は33問と昨年度から大問が1問、設問数も1問減少した。出題形式に関しては、資料(地図、絵画、写真、史料、グラフ・表)の数は23と、2023年の21、2022年の12より増加したが、会話文による出題数は4と、2023年の10、2022年の5に比べて減少した。資料を読解しつつ知識を合わせて考えないと解答にたどり着けない「思考力」を問う問題も昨年と同様に多く出題されている。  
 出題形式の変化としては、正解が2つに分岐して次の設問に連動した「連動型問題」が本試では初めて出題された(追試では2022年に出題されており、形式も同様である)。その他は大きな変化は見られず、例年通り史料、グラフ、地図などを用いた「思考力と考察力を問う問題」が設問の大半を占めており、共通テスト4年目になって出題形式がほぼ固まったと言えるだろう。
 全体として、時代、地域、分野ともにバランスのとれた出題であったが、リード文や資料をしっかりと読解しなければ解けない問題が大半を占めたため、曖昧な知識だと試験時間内に余裕をもって解き終わることは難しかったであろう。しかし、解答を導くために細かい知識が必要なわけではなく、あくまでも基本的な知識のみで解答できる。模試などを活用して共通テスト型の問題に慣れていたかどうかが、高得点へのカギとなっただろう。
年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2024 第1問 様々な地域や時代に見られた体制と制度 9 9 27
第2問 諸勢力の支配や拡大 8 8 23
第3問 交通の発達が社会に与えた影響 7 7 22
第4問 言語や文字とそれを用いた人々の文化やアイデンティティ 9 9 28
2023 第1問 歴史の中の女性 6 6 16
第2問 世界史上の君主の地位 6 6 18
第3問 歴史知識に関する議論 8 8 24
第4問 歴史資料についての考察 8 8 24
第5問 歴史統計 6 6 18
2022 第1問 世界史上の学者や知識人 9 9 27
第2問 歴史上の資料 5 5 15
第3問 世界史上の人々や社会の変化 8 8 24
第4問 歴史評価の多様性 6 6 17
第5問 世界史上の墓や廟 6 6 17
2021 第1日程 第1問 資料と世界史上の出来事との関係 5 5 15
第2問 世界史上の貨幣 6 6 18
第3問 文学者やジャーナリストの作品 8 8 24
第4問 国家や官僚が残した様々な文書 9 9 26
第5問 旅と歴史 6 6 17
2021 第2日程 第1問 世界史上の植民地 7 7 22
第2問 世界史上の工業・産業の変化 4 4 12
第3問 世界史におけるグローバルな接触や交流 5 5 15
第4問 指導者や君主が残した言葉 9 9 27
第5問 世界史の国際関係 8 8 24
2020 センター試験 第1問 文化の繁栄や受容 9 9 25
第2問 戦争や対外関係 9 9 25
第3問 図書館と書物 9 9 25
第4問 人やモノの移動 9 9 25

【参考】過去の平均点の推移

2023 2022 2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
58.43 65.83 63.49 62.97 65.4 68.0 65.4 67.3 65.6