共通テスト 1日目解答

地理歴史公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:30

英語

15:20-18:20

共通テスト 2日目解答

理科

9:30~11:40

数学①

13:00-14:10

数学②

15:00-16:10

情報

17:00~18:00

数学ⅠA

全体概観

選択問題が無く、全問必答の形式になった。昨年並み。

大問数
減少 -1 | 変化なし | 増加
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化
新課程の初年度であり、全問必答で4題を解答する形式になった。新課程内容については、データの分析の外れ値・仮説検定に関する問題、場合の数と確率の期待値が出題された。全体的に前半の設問が後半の問題の丁寧な誘導、ヒントになっている。会話文は問題の導入、またはヒントを提示するに留まった。データの分析においては、箱ひげ図の出題が無く、分散同士の大小関係を比較する問題が出題され、目新しい。

第1問
〔1〕「数と式・集合と命題」は方程式の解に関する問題であり、因数分解による。必要条件・十分条件の判定を行う出題もあった。
〔2〕「図形と計量」は平面上の2つの円に関し、円の中心、交点、共有する接線との接点を頂点とした三角形に関する考察を行う問題になっている。
第2問
〔1〕「2次関数」は、公園の噴水を題材とした、放物線の式の決定や2次関数の性質を考察する問題である。条件を満たす放物線の式を決定する問題や、放物線の位置の考察の問題であり、よく問われる内容である。比較的、取り組みやすい問題であろう。
〔2〕「データの分析」は、都道府県別の外国人宿泊者数、日本人宿泊者数のデータに関する考察である。散布図から正誤を判定する問題や、外れ値の数え上げ、仮説検定に関する出題がされている。今回、箱ひげ図に関する出題がなく、分散同士の大小関係を比較する問題が出題された。いずれも、共通テスト本試験では初めてのことである。
第3問 「図形の性質」は、五面体の問題である。まずは、隣り合う2つの平面の交わりが直線(交線)になることなどを利用して、証明の穴埋めを行う。解答群が4つしか無いことから、選択しやすいであろう。後半は、辺の長さが設定され、それを利用して線分の長さを求める問題になっている。相似形が現れる、という事実に基づいて定理などを用いて計算することになる。正確に計算できていれば、最後の命題の真偽が確認できる。
第4問 「場合の数と確率」は、景品のあるゲームを行った場合に、主催者が妥当と判断するくじ引き料の設定について、期待値の計算により確認する問題である。確率の設定は単純ではあるが、与えられた確率の意味を誤って解釈すると、初めの確率計算で間違いが発生してしまうので注意が必要である。また、期待値は主催者視点と参加者視点の2種類の表現があることにも注意が必要である。
年度 大問 出題分野 配点
2025 第1問 [1] 数と式、集合と命題 30
[2] 図形と計量
第2問 [1] 2次関数 30
[2] データの分析
第3問 図形の性質 20
第4問 場合の数と確率 20
(以下は旧課程)
2024 第1問 [1] 数と式 30
[2] 図形と計量
第2問 [1] 2次関数 30
[2] データの分析
2問選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20
2023 第1問 [1] 数と式 30
[2] 図形と計量
第2問 [1] データの分析 30
[2] 2次関数
2問選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20
2022 第1問 [1] 数と式 30
[2] 図形と計量
[3] 図形と計量
第2問 [1] 2次関数、集合と命題 30
[2] データの分析
2問選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20
2021 第1日程 第1問 [1] 数と式 30
[2] 図形と計量
第2問 [1] 2次関数 30
[2] データの分析
2問選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20
2021 第2日程 第1問 [1] 数と式 30
[2] 図形と計量
第2問 [1] 2次関数 30
[2] データの分析
2問選択 第3問 場合の数と確率 20
第4問 整数の性質 20
第5問 図形の性質 20

【参考】過去の平均点の推移

2024 2023 2022 2021(第1日程) 2020 2019 2018 2017 2016 2015
51.38 55.65 37.96 57.68 51.88 59.7 61.9 61.1 55.3 61.3