共通テスト 1日目解答

地理歴史公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:30

英語

15:20-18:20

共通テスト 2日目解答

理科

9:30~11:40

数学①

13:00-14:10

数学②

15:00-16:10

情報

17:00~18:00

公共、倫理

新高3生
公共、倫理とは
今年度から始まった新課程入試で、「公共、倫理」が登場しました。みなさんは第二回目の受験生ということになります。初登場ということで注目を集めましたが、2022年に公表された「共通テスト試作問題」と同様、「公共」分野が25点分、「倫理」分野が75点分でした。「公共、政治・経済」と共通する「公共」部分については、試作問題と同様、知識ではなく思考力と読解力を求める設問が大半を占めていました。「倫理」分野は、かつてのセンター試験の時代と比べて、新課程で重視される思考力重視の設問が多くなっていますが、深い理解を求めるよりは単純な知識で対応できる設問も目につきます。いずれにせよ「公共」分野では固有の知識があまり求められませんので、ほぼ「倫理」の対策に注力すればよいということになるでしょう。旧課程入試の「倫理、政治・経済」に比べると、受験生の負担は格段に軽いといえるでしょう。

倫理の特殊性
他の社会科科目と比べて、また「政治・経済」と比べても、「倫理」は特殊な科目です。というのも、人名や著作名といった断片的な知識だけで対処できる問題は非常に少ないからです。そこで主に求められるのは、古今東西の思想家たちが長い時間をかけて取り組んできた思想的課題についての理解です。これは単語を暗記するような学習では、とうてい習得できない事柄です。思想家の名前を暗記できないなどとこぼしているようでは、倫理攻略の入り口にも立っていないと言わざるを得ません。それなりの時間をかけなければ身につくものではありません。まずは腰を据えて教科書をじっくりと読みましょう。それから用語集をこまめに引きながら、一つ一つの概念について深く理解してください。

問題演習が成否を分ける
おおまかにでも全範囲に目を通すことができたら、あとは問題演習あるのみです。思うように点が伸びないと訴える受験生に話を聞くと、問題演習が不足している受験生が大半です。倫理では、思想の理解においてありがちな誤解をしていないかという点を確認する形の誤文選択肢が多いです。したがって、そうした「誤解」をつぶすために、実際の過去問にあたって、誤文の誤文たるゆえんをひとつひとつ理解していく作業が大切になります。過去問の少ない共通テスト対策として、年間6回実施される東進の「共通テスト本番レベル模試」は、年間を通して共通テストと同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。定期的な受験により、自らの学習到達度を測ることができます。積極的に受験して、着実に力をつけていってください。
新高2生
思考力重視の公共倫理
新課程の学習指導要領では、全科目を通して思考力が重視されています。一般に、社会科は暗記科目だという固定観念をもっている受験生が多いのですが、「公共、倫理」では古今東西の思想についての本質的理解が問われてくるのですから、単語の暗記だけで臨むならば、高得点はとうてい期待できません。とはいえ、重箱の隅をつつくような悪問が出題されることはありませんから、基本事項をきちんと理解していれば確実に得点を重ねることができるでしょう。センター試験から共通テストになり、さらに新課程入試となって、出題形式には若干の変化はありましたが、思想の本質理解および思考力重視という基本は変わっていません。2年生のうちから教科書をじっくりと読んで、思想の大きな流れをつかんでおきましょう。

倫理は私たちの生き方や社会について考える科目です
倫理という科目は、古今東西の哲学や宗教などの様々な思想を扱うほか、「青年期の問題」や「心理学」、「現代社会の課題と特質」といった広範な主題について学ぶ科目です。これらに共通するのは、私たちの生きている社会がどのようなものなのか、そして私たちはどのように生きるべきなのかという大きなテーマです。したがって、倫理という科目は受験科目であると同時に、大人になる前に誰もが深く考えておくべきテーマについて検討する機会を与えてくれる科目でもあります。 2年生のうちには、あまり受験勉強を意識する必要はないでしょう。自分でいろいろと考える習慣を身につけることが大切な時期です。高校生でも読みやすい新書の哲学入門などを読むことも、考える習慣を身につける助けとなるでしょう。それもただ読み流すのではなく、じっくりと読んでおけば、生きていくうえでの指針のようなものができるでしょうし、受験勉強にも生きてくることでしょう。合わせて、東進の「共通テスト本番レベル模試」は、年間のカリキュラム共通テストと同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返しますので、これを定期的に受験することにより、自らの学習到達度を測ることができます。積極的に受験して、着実に力をつけていってください。