共通テスト 1日目解答
地理歴史公民
9:30-11:40
国語
13:00-14:30
英語
15:20-18:20
共通テスト 2日目解答
理科
9:30~11:40
数学①
13:00-14:10
数学②
15:00-16:10
情報
17:00~18:00
地理歴史公民
9:30-11:40
国語
13:00-14:30
英語
15:20-18:20
理科
9:30~11:40
数学①
13:00-14:10
数学②
15:00-16:10
情報
17:00~18:00
設問別分析
【第1問】男女共同参画社会
男女共同参画社会に関する生徒たちの探究活動を素材にした大問。男女平等とアイヌ問題についての法整備、および平等主義の分類についての知識と読解力が問われた。そのほかでは、平易な資料読解が問われた。
【第2問】公共空間の形成
公共空間を持続的に形成するために必要なことというテーマの探究活動を素材にした大問。ハーバーマスとアーレントについての簡単な知識および帰納法についての理解と読解力が問われた。そのほかでは、平易な資料読解と文章読解が問われた。
【第3問】源流思想、芸術
「推し」と芸術というテーマについての会話文をもとに、源流思想と西洋近現代思想から広く問われた。分野をまたぐ大問構成は試作問題と同じであり、設問数が9と突出しているのも試作問題と同じである。出題内容は、古代ギリシアの哲学者たち、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム、仏教、諸子百家、科学革命とルネサンスなど、センター試験時代からのオーソドックスなものが多かったが、資料読解問題でベンヤミンとミシェル・アンリの出題があった。
【第4問】日本思想
外来思想と日本思想の関わりというテーマの会話文をもとに、神仏習合、山崎闇斎、平田篤胤、親鸞、伊藤仁斎、荻生徂徠、本居宣長、安藤昌益、富永仲基、佐久間象山、夏目漱石、内村鑑三らについて問われた。資料読解では西村茂樹の文章が使われた。知識問題として「雑居文化」について問われたのが受験生には難しかったかもしれないが、それ以外はごく標準的な内容である。
【第5問】認知バイアス
認知バイアスを中心とする会話文で、設問も心理学関連のものが4題あり、いずれも知識ではなく思考力を求めるものであった。残る1題も、ソクラテス、ミル、デカルト、デューイを絡めつつ、会話文に出てくる「クリティカル・シンキング」について理解を問うというものであった。
【第6問】戦争と平和
戦争と平和についての会話文を素材に、現代のヒューマニズム、フーコー、人間の安全保障、フランクルの思想が問われた。問4では会話文の読解、問5では資料文の読解が求められたが、いずれも平易である。