共通テスト 1日目解答

地理歴史公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:30

英語

15:20-18:20

共通テスト 2日目解答

理科

9:30~11:40

数学①

13:00-14:10

数学②

15:00-16:10

情報

17:00~18:00

歴史総合

新高3生
通史の学習と問題演習は学習の両輪!
共通テストの歴史総合は、歴史的事象の意味や意義、特色や相互の関連などを、多角的かつ総合的に考察する力が求められています。更に歴史総合という科目そのものが、「世界とその中の日本」という、日本史と世界史を統合して歴史を俯瞰することを期待しているため、共通テストにもその期待が反映されていると言えるでしょう。
こうした「探究」的な要素が含まれていることを考えると、史資料読解型の問題への対応が必要になってきます。ただし、あくまで歴史総合の試験であるため、歴史総合の基本知識とそれを踏まえた歴史の流れの「理解」が伴っていることが史資料を読みとる前提条件です。「理解」を深め、基本的な知識を身に付ける努力は常にし続けましょう。 入試問題は教科書を無視して作ることはできません。そのため、どの教科でも学習の時に第一に拠るべきは教科書です。教科書の熟読、学校で教わった情報の整理などを進めつつ、通史の学習を進めましょう。
ただ、歴史科目は往々にして覚えるなどのインプット学習に力点が置かれがちです。未習の部分があったとしても、積極的に演習にとりくむようにしましょう。インプットとアウトプットを繰り返すことによって、何をどこまで把握するべきかなど、学習の方針が定まってくるはずです。

「考える」学習習慣を身に付けよう!
歴史総合は覚える要素が比較的強い科目であり、もちろん最終的に覚えることは重要です。しかし、ただ覚えるだけでは定着の効率はよくありません。知識を定着させるために最も重要なのは「理解」することにあります。「理解」した上で覚えた知識は中々忘れにくいですし、何より共通テストではこの「理解」が問われています。
「理解」するためにできることは何でしょうか?「考え」ながら教科書を読む習慣を身に付けることをお勧めします。例えば、ロシア革命について学ぶとき、ロシア革命そのものの展開と結果はもちろん、(1)何を背景にロシア革命が起きたのか、(2)それは当時の世界のどのような情勢や出来事と関連があったのか、(3)革命は当時の世界や日本にどのような影響をもたらしたのか、(4)革命が外交・経済・社会といった他の分野にどう関連したのか、(5)他の時代に起きた革命と共通する/異なる部分は何なのか、といった様々な観点から考え整理するとよいでしょう。このようにして整理することで、教科書を精読しやすくなり、様々な知識を関連づけて覚えられるだけでなく、共通テストの問題を「考え」て正答を導くときのベースとなります。
また、教科書も本文だけでなく、掲載されているグラフ・表・絵画などにも注目してみましょう。その際に「ただ眺める」のではなく、「そこからどのような情報を導けるのか」を考察する習慣をつければ、「理解」も深まりますし、共通テストの訓練にもなります。
ただし、歴史総合という科目自体歴史が浅いため、教科書に取り組みにくいと感じる人もいるでしょう。その時はまず、中学歴史の教科書で、世界史的な情報を整理することから始めることをお勧めします。歴史総合の教科書は中学歴史で学んだ情報の上に構成されているので、中学歴史で触れた知識を中心に「理解」を深めていくことで、歴史総合の教科書も取り組みやすくなります。
「理解」しながら正確な基本知識を身に付け、早いうちから共通テストに向けて準備を進めていきましょう。

模試を活用して実戦力を高めよう!
学習の習慣をつけるためにお勧めしたいのが、模試の受験です。東進の「共通テスト本番レベル模試」は、「全国統一高校生テスト」も含めると年間全6回実施されます。また、2022年11月に発表された試作問題や2025年1月の本試験などをふまえ、出題される可能性の高い問題を想定しながら作成されています。東進の共通テスト本番レベル模試は、本番の共通テストにおける実戦力を高め、得点を最大化するのに不可欠なツールといってよいでしょう。
新高3生対象の直近の東進模試としては、第1回共通テスト本番レベル模試(2025年2月23日実施)などがあげられます。模試を積極的に受験し、学習のペースメーカーとして活用しましょう。
新高2生
歴史に興味を持つことから始めよう!
2025年1月、歴史総合の共通テストが初めて実施されました。他の科目と同様、歴史総合でも、「考える」学習の重要性が高まっています。
その背景には2つの考え方があります。1つは、現在・未来を考えるためには「過去」を捉え考えることが不可欠である、ということ。例えば、イスラエルのガザ侵攻について考えるためには、パレスチナを巡るこれまでの対立・緊張の歴史を避けて通ることはできません。もう1つは、「世界とその中の日本」という形で過去を捉える必要がある、ということ。例えば、第一次世界大戦は欧米だけの歴史ではありません。中東や東アジア、そして日本にどう影響を及ぼしたのか、相互の関連を考えてこそ、日本と世界双方の解像度を高めることができます。
現在でも日本国内外で様々な出来事が起こっています。その出来事を見聞きしたとき、一歩踏み込んで「この出来事の歴史的背景は何だろうか」「その歴史的事象は日本とどのような関連があるのか」といった問題意識をもてば、歴史を学ぶことの意義や重要性を理解できるのではないでしょうか。特に歴史総合は、近現代における日本と世界の歴史を統合して学習します。興味関心を持った上で、多角的かつ総合的に歴史を学ぶことは、現在を捉える視野を広げることに繋がるはずです。まずは歴史に興味をもち、考察する姿勢を養いましょう。
とはいえ、歴史総合は登場して日が浅く、過去問もかなり少ないため、多少なりとも不安はあるのではないでしょうか。そこで、次に具体的な学習法を確認していきましょう。

教科書を重視した学習を進めよう!
まずは教科書を学習の軸に据えましょう。本文の精読ももちろん重要なのですが、史料文や図、グラフなどもしっかり確認して下さい。ただし、これらを眺めるだけでは不十分です。資料から何が導けるかなどを考察する習慣をつけるようにしましょう。読解問題をはじめ共通テストの出題形式は複雑であり、解答に時間がかかりがちです。そのため、限られた時間内で正確に解答する力が不可欠となります。その力を養うのに効果的なのは、日常的に多くの史資料に触れておくことです。歴史上の出来事の中には評価が分かれるものもありますが、教科書には、近現代の世界(及びその中の日本)の歴史が簡潔かつ客観的に記されています。グローバル化が顕著となって久しい今日において、主観を排した近現代の世界の歴史の把握は、受験にはもちろん、みなさんが社会人として生きていくときにも大きな糧となるでしょう。
ただ、教科書を精読する習慣が中々身につかないこともあるでしょう。その場合、一度に多くのページを読もうとするのではなく、「今日は世界恐慌の部分を把握する」、「明日はファシズムの台頭を理解する」など、読む部分を絞って精読してみましょう。読み終わったら、教科書を閉じて何が書いてあったかをノートにメモしてみてください。こうした習慣は、やがて大きな力になっていきます。
もしも、歴史総合の教科書が取り組みにくいと感じるならば、まずは中学歴史の教科書で、世界史的な情報を整理することから始めるとよいでしょう。歴史総合の教科書は中学歴史で学んだ情報の上に構成されています。中学歴史で触れた知識を中心に理解を深めていけば、歴史総合の教科書も取り組みやすくなります。早期からの学習習慣の確立と、その中で得た歴史総合の理解と正確な基礎知識は、共通テスト本番での高得点を準備するものになるはずです。

模試を活用して共通テストを知ろう!
大学入学共通テストは過去問が多くない上、歴史総合の過去問は現状2025年度のものしか存在しません。しかし、東進の共通テスト本番レベル模試は、2022年11月に発表された試作問題や2025年1月の本試験などをふまえ、出題される可能性の高い問題を想定しながら作成されています。東進模試を受験しておけば、歴史総合の共通テストの問題とその対策を知ることができるため、こうした不安を払拭できるはずです。
東進では、「共通テスト本番レベル模試」と「全国統一高校生テスト」をあわせると年間全6回実施されます。これらは、歴史総合に精通した作題者によって作成されており、読解タイプの問題も多く含まれています。また、「解答解説」では、初学者でも理解しやすいように、(1)図や表を用いる、(2)ルビを多くふる、(3)理解を深めてもらうための【参考】や【整理】を設ける、といった工夫を施しています。また、模試を受けることで受験会場の雰囲気にふれたり、成績状況を把握したりすることは、モチベーションの向上につながります。学習のペースメーカーとするためにも、東進の模試を受験しましょう。