共通テスト 1日目解答
地理歴史公民
9:30-11:40
国語
13:00-14:30
英語
15:20-18:20
共通テスト 2日目解答
理科
9:30~11:40
数学①
13:00-14:10
数学②
15:00-16:10
情報
17:00~18:00
地理歴史公民
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国語
13:00-14:30
英語
15:20-18:20
理科
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数学①
13:00-14:10
数学②
15:00-16:10
情報
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設問別分析
第1問
問1 原子の中性子の数を問う問題であった。
問2 炭酸水素ナトリウムと塩化ナトリウムを区別できない操作を選ぶ問題であった。熱分解反応が起こるか、希硫酸による弱酸遊離反応が起こるか、対イオンの違いを理解できているかがポイントであった。
問3 イオン化エネルギーと電子親和力の定義および大小関係を問う問題であった。イオン化エネルギーは同周期の原子では貴ガスが最も大きくなる。
問4 物質とそれを構成する化学結合の組み合わせに関する問題であった。非金属元素どうしの結合は共有結合である。
問5 ドライアイスの昇華で得られる二酸化炭素の気体の体積を、密度を用いて換算する問題であった。状態変化の前後で、物質の質量および物質量(モル数)は不変であることがポイントである。
問6 適切な滴定曲線を選ぶ問題であった。文中の希釈操作で戸惑う受験生も多かったと思われる。
問7 ブレンステッド・ローリーの定義に基づいて、酸塩基を定義する問題であった。難しくない。
問8 気体の発生が酸化還元反応によるものを選ぶ問題であった。
問9
a 炭水化物の燃焼反応によって生じる、二酸化炭素と水の質量比を求める問題であった。物質量比でないことに注意する必要があった。
b ジャガイモには炭水化物の他に水が含まれており、ジャガイモの燃焼により生じた水は、炭水化物の燃焼により生じたものと元々含まれていた水との合計値であることが理解できていれば解ける問題であった。
第2問
空気に含まれる気体成分の発見(シェーレおよびプリーストリーによる酸素の発見、レイリーとラムゼーによるアルゴンの発見)、および、ラボアジエが発見した質量保存の法則に関してリード文に記載された。いずれも設問文をしっかりと読むことで解答できる問題であった。
問1
a 与えられた化学反応の化学反応式の係数を決定する問題であった。
b 酸素の性質に関する知識問題であった。
問2
a 水銀の酸化反応の化学反応の量的関係に関する計算問題であった。難しくない。
b 金属元素の単体および酸化物の反応性に関する知識問題であった。
問3
a 亜硝酸ナトリウムと塩化アンモニウムから窒素が生成する反応において、方眼紙を用いたグラフ作図および量的計算問題であった。ただし、グラフを作図せずとも、生成した窒素の最大量から計算することで解答することができた。
b 混合気体Xと純粋な窒素の密度が与えられており、そこから混合気体中のアルゴンの体積百分率を計算する問題であった。同温・同圧下において気体の密度と分子量が比例することに着目できるかが重要であった。この関係に基づく出題は、2023、2024年度と連続している。