共通テスト 1日目解答

地理歴史

9:30-11:40

公民

9:30-11:40

国語

13:00-14:20

英語

15:10-18:10

共通テスト 2日目解答

理科①

9:30-10:30

数学①

11:20-12:30

数学②

13:50-14:50

理科②

15:40-17:50

理科① 化学基礎

設問別分析

第1問
問1 単体が常温・常圧で気体である元素を選ぶ問題。ハロゲン単体の常温・常圧での状態を覚えているかが重要。

問2 第4周期までの典型元素に関する問題。貴ガス(希ガス)のうちヘリウムの最外殻電子数に注意が必要である。

問3 身の回りの現象に関する出題であった。状態変化の有無を考える問題ではあるが、いずれの選択肢もわかりやすい内容であったので判断は容易であっただろう。分離操作の蒸留の原理を理解できているかがポイント。 

問4 化学電池に関する正誤問題であった。正しいものを選ぶ出題は珍しい。基本的な知識があれば解答できたであろう。

問5 ケイ素と二酸化ケイ素に関する正誤問題。紛らわしい選択肢も含まれていた。

問6 気体の色・におい、性質、密度に関する記述をもとに、酸素、窒素、アンモニア、アルゴンから当てはまる気体を選ぶ問題。同温・同圧下での気体の密度の扱いは2023年度も出題されている。

問7 メタンの完全燃焼反応における量的関係を計算する問題。難しくない。

問8 酸と塩基に関する正誤問題。広範囲の知識が問われているが、典型的な内容が誤文となっているため、正解は選びやすかっただろう。

問9 酸化数の問題。典型問題であり、物質も見慣れたものばかりであるから対処は容易である。

問10 混合気体の組成比を求める問題。グラフの両端のデータから2種類の気体の分子量が特定できるので、質量のデータから各気体の物質量を求めればよい。


第2問
問1 電気分解に関する正誤問題。電気分解は化学基礎の教科書では発展的に扱われているため、戸惑った受験生もいると思われるが、解答するだけならばその知識は不要である。 

問2
a サバティエ反応の化学反応式が与えられており、そこから原子の酸化数を決定する問題。難しくない。 
b 与えられた化学反応の量的関係を考える問題。反応物がいずれも1molであるため、反応式の係数に注目する必要がある分、対処に時間がかかった。
c メタンの塩素置換体のうち、無極性分子を選ぶ問題。分子のモデル図が与えられているため、形の対称性が見分けやすい。 

問3
a 水の電気分解における量的関係を計算する問題。化学反応式も与えられており、容易に解答できる。
b 反応の量的関係に当てはまるグラフを選ぶ問題。二酸化炭素1molと過不足なく反応する座標を求めれば正答できる。難しくない。
c 多段階反応における量的関係を計算する問題。与えられた2式を組み合わせればよいことに気づいたかがポイント。