共通テスト 1日目解答
地理歴史公民
9:30-11:40
国語
13:00-14:30
英語
15:20-18:20
共通テスト 2日目解答
理科
9:30~11:40
数学①
13:00-14:10
数学②
15:00-16:10
情報
17:00~18:00
地理歴史公民
9:30-11:40
国語
13:00-14:30
英語
15:20-18:20
理科
9:30~11:40
数学①
13:00-14:10
数学②
15:00-16:10
情報
17:00~18:00
設問別分析
【第1問】装いの歴史
Aは日本・清・オスマン帝国の官僚や軍人の装いを題材とした会話文をベースに、図版などから当時の文化や時代的背景を読み取る問題、Bは19~20世紀の世界各地の女性の装いを題材に、パネルや資料から女性に関わる政策についての資料の読み取りや知識が問われた。絵画の描かれ方から各国の当時の状況を読み取って判断する問題が複数出題され、歴史総合の基礎的知識とともに図版やグラフの読解力が求められた。
【第2問】世界史上の都市の歴史
Aは14世紀半ばのある都市の状況について書かれた年代記についての会話文を、Bはある都市の情報を集めたメモを、Cはバンコクの地図についての会話文を用いたリード文であった。Aではイスラーム史についての幅広い知識が問われた。Bでは現代史や文化史についての知識が問われた。Cでは2022年の試作問題と同様の、資料の読み取りと地図の知識を連動させる設問が出題された。全体的に、歴史的事項がどの時代に起こったのかという、君主の事績や王朝ごとの事績についての正確な知識が求められたと言える。
【第3問】資料の持つ文脈や背景
Aはアクティウムの海戦についての資料を、Bは『五経正義』が編纂された際の経緯の資料を、Cは外国人として考古学的な調査を行った人物についての資料を用いてのリード文であった。Aでは歴史上の女性を中心に幅広い知識が問われた。Bでは中国史を中心とした解答を導くために資料の読解が不可欠である問題が出題された。Cでは資料の読解に加えて考察力を問う問題が出題された。全体的に、資料を読解しなければ解けない問題が多く解答するのに時間を要したであろう。
【第4問】大陸を越えた諸地域の結びつき
Aは綿花の貿易についてのグラフを用いた会話文を、Bはヴァイキングの活動範囲を示した地図を基にした会話文を用いてのリード文であった。Aでは近代のイギリスやアメリカ合衆国を中心にグラフを用いて考察させる問題が出題された。Bでは地図の読み取りや年代整序問題が出題された。全体的に、世界史の基礎知識とともに地図やグラフの読解力が求められた。
【第5問】主題についての班別学習
扶余で出土した木簡に関する解説シート、タラ漁の歴史、フライブレッドの歴史、第一次世界大戦中のドイツにおける食糧価格に関する表を用いた4つの設問を解いた上で、第5問全体を通した主題を考察させる問題が出題された。2022年の試作問題と同様の形式ではあったが、幅広い地域、時代についての知識が問われたため、総合的な世界史力が求められたと言える。