法務教官

法律に関する仕事

少年鑑別所や少年院で、非行を犯した少年・少女が社会復帰できるように指導する仕事です。

少年鑑別所では、非行を犯した少年・少女の非行の理由を心理学や教育学の観点から調査・診断します。法務教官は、面接などを通じて少年・少女の心情を安定させ、本人の性格や家庭環境などの問題を洗い出し、改善の可能性を探ります。

少年院では、法務教官はそれぞれの少年・少女の問題性を見たうえで、面接・相談・集団活動などを通して健全なものの見方や考え方、行動の仕方を指導します。また、余暇を有意義に過ごすためのレクリエーション指導や、基礎学力の涵かん養ようを目指す教科指導なども行います。

法務教官になるためには、法務省専門職員採用試験(法務教官区分)に合格して法務省に入省する必要があります。試験では教育学や心理学の知識が問われますから、大学で専攻するとよいでしょう。様々な生育環境を持つ少年・少女への理解と愛情や、社会的な問題への関心と理解が試される仕事です。多様な価値観を理解することが求められます。

POINT

  • 非行を犯した少年・少女の社会復帰を助ける仕事
  • 少年・少女をめぐる社会問題に関心を持つ
  • 大学では心理学や教育学を専攻するとよい
この職業に近づく大学は?
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関西大学 法学部 法学政治学科

法職、ビジネス法、公共政策、法政史・法政理論、国際関係、政治学の6つの科目群から関心に応じて履修する。1・2年次に法曹、英語で発信する政治学、ビジネス法、公務員の4つの特修プログラムを開講。法科大学院進学希望者向けに早期卒業制度もある。

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日本大学 文理学部 心理学科

実習や実験を通して心のメカニズムを科学的に解明する。環境心理学や健康心理学、社会心理学など幅広い領域を学修できるカリキュラムを用意している。少人数制の演習や実習などを通じて、心理学を体験的に学ぶことができる。

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