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リスニング: 新高2生へのアドバイス
《リスニング》
新高2生へのアドバイス
2021年度から始まる大学入学共通テスト(以下共通テスト)においては、リスニングの得点比率が高くなり、最大でリーディングと1対1になります。そのため、しっかりとしたリスニング対策をすることが今まで以上に重要になります。これからの日々の学習の中に、リスニング対策の時間も組み込んでいきましょう。
【今後の学習方針】
リスニングで話される内容を理解するためには、まず
語彙力、文法力を固める
ことが必要になります。共通テストのリーディングパートにも通じることですが、共通テストでは、語彙や文法の知識は習得できているという前提で、その知識を使って情報を整理できるか、その知識を「正しく」活用できるかといった力が問われます。知識をアウトプットする練習に時間を充てるためにも、高1のうちに英検準2級〜2級レベルの語彙や英文法の学習を一通り終わらせ、高2では、より多くの英語に触れる中でその内容を二巡三巡と繰り返して知識を盤石なものにしていくことが理想的です。
【学習法アドバイス】
リスニングの力は、英語を聞かなければ伸ばすことはできません
。したがって、日頃から習慣的にネイティブの英語を聞く訓練を積んでいくことが大切です。1日10分でも、継続して耳を鍛えることがリスニング力の向上につながります。素材は何でもかまいませんが、聞き取りに慣れていない人は、短い文や会話から始めるとよいでしょう。初めのうちは、次々に新しいものを聞くよりも、同じ素材を繰り返し聞いて、英語独特のリズムとイントネーションを身につけるようにしましょう。学校の教科書の音源や、以前に解いたことのある模試などの音源も積極的に活用してください。
短文ならある程度聞き取れる人は、長めの会話や文章の聞き取りを行い、
英語を英語の語順のまま処理していく力を高めましょう
。耳を慣らすためには、漫然と音を聞くのではなく、積極的にその音をまねて
自分でも発音してみること
が効果的です。文法や語彙の学習時にもしっかり声を出して読み、教科書の英語本文も声に出して繰り返し読む練習をしましょう。ただ読むだけではなく、意味を意識しながら読むこと、できるだけ元の音源のスピードや発音に近づけて読むことで、よりリスニング力が高まります。また、試験では、常に展開を予測しながら能動的に耳を傾ける姿勢が大切です。
すべてを聞き取ろうとするのではなく、何を聞き取るべきなのか、聞き取るポイントを定めて聞く
練習をしましょう。模試を定期的に受験し、実践形式で練習を重ねてください。
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