独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する 利他の精神に溢れ、明るく元気はつらつとした社会を目指して
2024年は、世界各地で地政学的な緊張が高まった1年でした。政治面では、アメリカ大統領選、日本では、都知事選、衆議院選、首相交代などがあり、国内外で大きな変化のある1年となりました。また、生成AIをはじめとする先端技術は急速な発展を遂げており、社会はまさに今、大きな変革の時を迎えています。先行きが不透明で不確実性の高い社会だからこそ、未来を生きる生徒たちに道を示し、リードする。教育の果たす役割はますます大きなものとなっています。
われわれ株式会社ナガセは、『独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する』という教育理念のもと、これまで新たな教育の構築に挑戦を続けてまいりました。
「預かった生徒を100%大巾に伸ばす」
昨年、ナガセネットワークは、歴史上どの教育機関も成し遂げていないこの課題への挑戦を開始しました。伸ばせる生徒をただ伸ばすだけならば、今の延長戦上の努力でも実現できるでしょう。しかし全員を伸ばす、そう考えたことで、われわれの前に立ちはだかる「真の壁」が何なのかが見えてきました。この5年あまり、AI・最先端技術を活用し、東進コンテンツ・システムは不断の進化を続けて、学力の伸びに貢献してきました。しかし、問題はその先にあります。どうすれば全ての生徒は努力するのか。どうすれば生徒はもっと目の色を変えて本気になって努力するのか。その答えは「心」にあると考えています。
「心」こそが、全ての努力の根源にある。これこそが教育に50年取り組み、至った真理です。心の指導の中で最も強調したいこと、それは、「自分も勝って周りも勝たせる」という姿勢を育てること。これからの社会では、「自分も勝って周りも勝たせる」という利他精神の姿勢こそが、周囲から多くの信頼・尊敬を集め大活躍するリーダーに求められる要件となることを確信しています。また、より一層の努力を引き出すために、見出してきた真理は、「受験は団体戦」であることです。ここには、自分の夢・志を語り合える場がある。どんなテーマでも忌憚なく論を交わすことができる友人がいる。時に助け合い、競い合い、支えとなる仲間がいる。このような環境でこそ、人は本気になって努力が続けられるのではないでしょうか。
「教育を通じて元気はつらつとした国家をつくる」
当社は、来期50周年を迎えます。この50年、民間教育機関日本一となるための挑戦を続けてまいりました。ここから先の50年は、日本一の民間教育機関から世界一へと、教育の幅を広げ、世界へとフィールドを広げてまいります。
2024年12月にダンロップスポーツウェルネスを当社グループに迎え、イトマンスポーツスクエアという新たなブランドが誕生しました。すでにグループ化しているイトマンスイミングスクール、イトマンスポーツスクールに加え、リーダーの条件である心・知・体の体を鍛えるスポーツ部門についても今後強化してまいります。また、子どものみならず大人の会員も増えており、幼児からシニアまで幅広い年齢層の健康を増進し、人々が明るく元気に過ごせる社会を実現します。
われわれは人財育成企業、人を成長させるすべての領域が当社の事業領域です。多くの方に愛され、信頼される教育機関となり、日本や世界の未来を「自ら創る」人財をわれわれが本気で育てる。そして「教育を通じて元気はつらつとした国家をつくる」。これからも教育界のリーディングカンパニーとして、教育への熱い思いと使命感を持ち、挑戦を続けてまいります。



















