全体の志願者数は9,432名、昨年差＋126名・昨年比101.4%とやや増加した。
　増加したのは文科三類と理科一類であり、文科三類は昨年比107.4%、理科一類は昨年比108.7%の増加となった。理科一類は現行の定員となった2008年以来2番目に多い志願者数となった。双方とも昨年は志願者数が減少したため、その反動で増加したものと考えられる。
　逆に文科一類は昨年比92.4%、文科二類は昨年比95.4%と志願者数が減少した。文科一類は2022年以来2年連続の減少となる。

　科類によって志願者数の増減にばらつきがあったため、今年は文科一類・文科二類で第一段階選抜が実施されなかった。第一段階選抜が行われなかったのは昨年の文科三類から2年連続である。また、複数科類で実施がなかったのは2016年の文科一類・文科二類以来8年ぶりであった。
　第一段階選抜を実施した科類について、最も高かったのは理科一類の703点(得点率78.1%)であり、志願者数の増加に伴い昨年+160点と大きく上がった。一方で、理科二類は682点(得点率約75.7%)と、昨年に比べやや下がった。
　第一段階選抜合格者平均点については、共通テストの易化傾向により多くの科類で上昇した。特に理科類は2021年の水準にまで回復している。