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国公立二次・私大解答速報
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2024年度入試 出題速報
慶應義塾大学商学部
論文テスト 超スマート社会・Society 5.0についての文章読解と、確率論のモンティ・ホール問題が出題!
2月14日
2月14日に行われた商学部商学科試験B方式の論文テストでは、第I問で超スマート社会に関する文章読解、第II問でモンティホール問題に絡めた確率的思考をはかる問題が出題された。
 慶應義塾大学の商学部入学試験は、「資料の論理的理解力、論理的思考力、表現力を問う試験」として、論文テストが出題される。例年通り大問2問構成であり、今年度は第I問が「超スマート社会」、第II問は「モンティホール問題」が題材としてとりあけられた。
 第I問では戸谷洋志「スマートな悪―技術と暴力について」を出典とする、Society 5.0のような超スマート社会の孕む問題点や我々人間が考えなければならないことに関する文章が出題された。超スマート社会については近年盛んに議論されている話であり、時事的な出題であったと言える。加えて、昨年度は人工知能に関する文章読解が出題されていることからも、情報技術など最先端技術が社会にもたらす影響や技術自体についての興味関心をはかりたい大学側の意図が汲み取れる。
 また、第II問の「モンティホール問題」をテーマにした問題では、本学部の論文テストに時折みられる、読解に加えて数値計算を伴う問題であった。なお、モンティホール問題は「数学A」の教科書にも取り上げられるような、条件付き確率について考える上で有名なテーマである。直感と確率計算の結果が一致しない事象として数学的・確率的思考をはたらかせることに加え、探究心を持って日々の学習に取り組む姿勢も求められただろう。もちろん、テーマ自体を知らずとも文章の誘導・条件に沿って考えることで解にたどり着くという意味で、広く論理的思考力・数式処理能力がはかられた問題であるとも言える。
 第I・II問とも、現代の情報社会についての関心を持つとともに、基本的な数学の素養を身につけていれば取り組みやすい問題だっただろう。慶應義塾大学商学部は、「産業社会の問題発見、解決策の立案、自立的な主張発信により国際社会に貢献できる人物の育成」を目指す学部であり、「社会に対する強い関心、論理的な思考能力、資料を読み解く力、英語をはじめとする基礎学力をとくに重視して」いる。入試問題も、文章読解力・表現力はもちろんのこと、文章で提示される規則の理解・表現、数学的な考え方に基づく解答が求められる上で、大学で学ぶ基礎的能力を総合的にはかる問題として評価できる。日頃から現実社会の諸課題に目を向け、読解力と表現力に加えて商学部で基礎となる数学的スキルを身につけておくことが、慶應義塾大学商学部合格への近道になると言えるだろう。
この問題を攻略するには?
 東進では、慶應義塾大学の商学部合格をめざす受験生に向けて、体系的な小論文対策をはじめ、過去問演習講座やAI演習など、徹底した個別対策で合格までの最短経路・科学的な方法論を示します。入試問題の特徴や出題意図も踏まえた学習で体系的に問題へのアプローチ方法を身に付けることが可能です。
 特に、今年度の論文テストにみられるような情報技術と社会に関するテーマやプログラミング的思考に必要な確率論の問題は、他大学の総合問題でも出題されています。情報教育を含む高大接続改革の方向性をふまえると、私大入試においても、情報に関する基礎知識・技能は、今後ますます重要になると考えられます。そうした中、東進ではこれまでに計4回実施し18万人超が受験した情報Ⅰ体験模試の知見やデータを踏まえ、新課程生向けの「情報Ⅰ」を含めた共通テスト本番レベル模試を4/28(日)に実施します。また、オンラインプログラミング学習教材東進CODE MONKEYなど、最先端の教育プログラムを多数用意しています。新課程世代はもちろんのこと、社会・世界に出て活躍するための基礎力を身につけることができます。
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