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国公立二次・私大解答速報
国公立二次・私大解答速報 > 2024年度入試 出題速報(早稲田大学政治経済学部(政治学科、経済学科、国際政治経済学科))
注目!
2024年度入試 出題速報
早稲田大学政治経済学部(政治学科、経済学科、国際政治経済学科)
総合問題 大問Ⅰ 政治とメディアに関するテーマでデータ分析力も問われた!
2月20日
2月20日(月)に実施された早稲田大学政治経済学部の総合問題大問Ⅰは、稲増一憲『マスメディアとは何か』から出題された。メディアによる情報が人々の政治知識や行動に与える影響をテーマとして、データ分析の基礎となるグラフの正確な理解を測る設問もみられた。
 早稲田大学政治経済学部の学部入学試験では、日英両言語による長文を読んだ上で解答する形式の総合問題が出題される。大問3問構成で、大問Ⅰが日本語、大問Ⅱ・Ⅲが英語の問題は例年通り。
 大問Ⅰは、稲増一憲『マスメディアとは何か』という情報選択と政治との関わりをテーマとした文章で、マスメディア・インターネットメディアが人々に与える影響・役割について焦点をあてている。問題1,3,5は、文章中の空欄に適切な語句やフレーズを選択する問題。問題2は、文章中にある図に対して適切な説明文を選択する問題。問題4は、下線部の内容に対して適切なグラフを選択する問題。問題6は、本文中の記述として不適切な文を選択する問題。問題7は、下線部に関して110字以内で説明する問題であった。
 唯一の記述問題である問題7では、本文の内容を踏まえて論理的に記述するアウトプット力が必要となる。問題1の空欄補充問題では、該当空欄が、何度も文章中で抜かれているため、本文全体を精読し、内容を理解することが重要になってくる。図を用いた問題では、「娯楽思考と政治知識の関連」や「娯楽思考と投票の関連」などと、複数の図が提示されており、「文章読解⇄グラフ読解」という高度な理解力・情報処理能力が問われている。
 本学部の各種ポリシーにおいては、特に経済学科の「今日のグローバル社会が直面する諸課題を理解し解決していくためには、理論的な支柱と客観的なデータ解析能力が必要とされる」という信念に代表されるように、政治と経済の両現象に関わる領域を扱う上でデータに基づいた論理的思考が強調されている。データ分析力を身につけ、新たな問題を発見・解決する力を修得することが求められる本学部の入試において問われる”論理的思考”には、こうしたデータサイエンス的素養も含まれるといえるだろう。来年度から新課程共通テストでも、国語の一部大問で図表から読み取ったデータ・情報と文章内容を組合せて解を導く出題が予想される(参考:令和7年度試験の問題作成の方向性、試作問題)。共通テスト国語は早稲田大学政治経済学部の一般選抜において必須であることを考慮しても、本学部志望者にとって、今後ますますこうしたデータに基づいて思考・考察する力が重要となると結論付けられるだろう。根拠に基づいた論理的思考スキルを、日頃の学習実践を通じて修得することが望ましい。
この問題を攻略するには?
 早稲田大学政治経済学部の大問Ⅰ(日本語による出題)において、2022・23年度と連続してA・B 2種類の素材文から出題されましたが、2024年度は1素材文に戻りました。複数資料から単独資料への変化がみられたものの、文章内容とグラフを組み合わせた読解が求められる総合問題であるという点ではほとんど変化はありません。このような問題を素早く読み解くためには、普段から出題されたテーマや関連分野に関連する文献等に触れ、内容理解のスピードを高めることが鍵となります。テーマとしては、これまでにジェンダーや人種、その他社会的に付与されたカテゴリーによって生じる社会問題が扱われています。日頃から社会で重視されている諸問題に関連したニュース記事や本を読むことで、問題への理解度も深まることでしょう。
 東進では、早稲田大学の学部入学試験合格をめざす受験生に向けて、政治経済学の観点から問題へのアプローチ方法・考え方をみにつける総合問題対策をはじめとして得点の半分を占める共通テスト対策、グラフ・図表読取りや論証・意見論述に特化した学部別の特訓講座、更にAI演習講座による類題の実戦演習など、徹底した個別対策で合格までの最短経路・科学的な方法論を示します。また、政治経済学部の入試問題の特徴や、出題意図も踏まえた学習で、体系的に問題へのアプローチ方法を身に付けることが可能です。入試までの残り期間でどんな学習をするかで結果は大きく変わります。
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