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大学学部研究会

ABOUT
大学学部研究会とは

大学学部研究会は、
高校生、中学生の皆さんが、日本を代表する一流教授陣から、
人生を懸けて取り組んでいる研究内容の講義を受けられる貴重な機会です。

大学での学びは、受験勉強とは異なり、
答えのない問いに対して果敢に挑戦していくものです。

各分野での最先端の研究と、先生方のメッセージを直接受け取り、
皆さんが大学で何を学ぶのか、これからの人生をどう生きていくのかを
考えるきっかけとしてください。

本気の学びとの出会いが、
10年後・20年後の社会で活躍する皆さんの原動力となることでしょう。

LECTURE
講義詳細

  • 地球資源学・地球環境学

    南鳥島海域の海底鉱物資源開発
    ~海底に眠る日本の切り札~

    加藤泰浩先生の写真

    東京大学大学院工学系研究科 
    研究科長・工学部長/教授

    加藤泰浩 先生

    講演内容

    カーボンニュートラルを基軸とする持続可能な社会の構築には、多種多様なレアメタルやレアアースが必要不可欠です。日本の排他的経済水域(EEZ)内の南鳥島周辺海域には、これらの重要鉱物を豊富に含む海底鉱物資源(レアアース泥やマンガンノジュール)が膨大な量存在しています。本講義では、これらの海底鉱物資源の開発に向けた取組みの現状や、我が国における経済安全保障上の意義について解説します。さらに、現在中国が進めている南鳥島近傍の公海上における集中的な探査や採鉱試験計画など、最新の国際動向についても紹介します。

  • 応用物理学

    命を救う数式

    木村建次郎先生の写真

    神戸大学
    数理データサイエンスセンター教授兼、
    株式会社Integral Geometry Science 代表取締役

    木村建次郎 先生

    講演内容

    いまこの瞬間も世界中で、病気や事故、事件で尊い命が失われている。これらを未然に防ぐための普遍的な核となる理論や技術は存在するだろうか?私は、科学者人生のすべてをかけて、核、すなわち“命を救う数式”を探し続けた。この核を基に起業し、歴史に挑戦する取り組みを紹介したい。

  • 航空宇宙工学
    (推進工学、コンピュータシミュレーション)

    世界と日本の宇宙開発について知り、
    宇宙工学の一端を学ぼう

    松尾亜紀子先生の写真

    慶應義塾大学理工学部機械工学科・教授

    松尾亜紀子 先生

    講演内容

    現在、世界の各国が宇宙開発に向けて精力的に動いている。これは、工学者として長年宇宙に携わってきた者にとっても新たな潮流と言える。日本においては国主導で開発されてきた基幹ロケットだけでなく、民間のロケット開発ベンチャーによってロケットが開発されていることも興味深い。世界、特に米国に目を向けると、スペースX社によるロケット開発が世界の宇宙輸送産業の中心に台頭してきた。果たして日本の宇宙工学は、今後どうなるのか?研究者が取り組む宇宙推進エンジン開発の紹介を踏まえ、考えてみたいと思う。

  • 労働法

    「働くこと」の意味について考える

    水町勇一郎先生の写真

    早稲田大学法学部・教授

    水町勇一郎 先生

    講演内容

    あなたにとって「働くこと」は「喜び」ですか、「苦しみ」ですか?人間はずっと前から働いてきました。そして現在、多くの人びとは「睡眠」の次に長い時間を「働くこと」に費やしています(なかには睡眠より長い時間働いている人もいます)。実は人類の歴史を振り返ってみると、この「働くこと」の意味は時代や地域によって大きく変容していること、そしてそれがわれわれの社会のあり方や生き方を大きく規定していることがわかります。「働くこと」の意味をめぐる旅に出ることによって、われわれの社会の根底にあるものや未来の姿を考えてみましょう。

  • 国際政治経済学、科学技術政策論、経済安全保障、
    経済制裁・標的制裁、宇宙政策、国際秩序、
    安全保障貿易管理、エコノミック・ステイトクラフト、
    原子力安全、欧州統合、中東問題

    不安定化し、不確実性を増す世界を読み解く

    鈴木一人先生の写真

    東京大学公共政策大学院 教授
    国際文化会館地経学研究所長

    鈴木一人 先生

    講演内容

    ロシアのウクライナ侵攻や、中東地域における紛争、米中対立とトランプ政権による関税政策など、第二次大戦後に確立した世界秩序が大きく揺らいでいる。これまでの常識が通じなくなった世界を、我々はどう理解したらよいのだろうか。また、欧米諸国において、既存の政治に不満を持ち、極端な主張を繰り広げる政党を支持する、いわゆるポピュリズムが台頭している。国際秩序の変容と、こうしたポピュリズムの台頭をどうとらえたらよいのか。国際政治経済学を通じて、不安定化する国際秩序を理解する視座を提供したい。

  • 皮膚科学、免疫学

    皮膚を通して自己免疫疾患の病態を知る

    沖山奈緒子先生の写真

    東京科学大学大学院医歯学総合研究科
    皮膚科学分野・教授

    沖山奈緒子 先生

    講演内容

    病気には、遺伝子疾患、がん、感染症など色々な種類があるが、皮膚科学では皮膚を舞台とするすべての種類の疾患を扱う。本講義では、自己免疫という病態をテーマとする。自己免疫疾患では、本来は外来の病原体を排除するために働く免疫の攻撃が自分自身に向かってしまうため、敵も味方も自分である。皮膚限局の自己免疫疾患もあれば、全身性の自己免疫疾患(膠原病)もある。皮膚を舞台もしくは窓口として、モデル動物を駆使して自己免疫疾患の病態を解明していく我々の取り組みを紹介する。

  • グリーンパワーエレクトロニクス分野

    半導体技術で変わる私たちの暮らしと社会  

    遠藤哲郎先生の写真

    東北大学 国際集積エレクトロニクス
    研究開発センター センター長
    東北大学 大学院工学研究科・工学部
    電気エネルギーデバイス工学講座
    グリーンパワーエレクトロニクス分野 教授
    東北大学 電気通信研究所 教授

    遠藤哲郎 先生

    講演内容

    半導体とはなんでしょう? 全てのデータ処理やその記憶は半導体によって担われているため、半導体は情報化社会を支えるキーテクノロジーとなっています。とりわけ、今後のAIやビックデータの発展には不可欠な技術です。言い換えれば、SDGsやカーボンニュートラル・地球温暖化など地球規模の社会課題の解決に貢献するためには半導体は不可欠となっています。そのため、日本をはじめとする欧米アジアの各国で、半導体は「国家の戦略物資」と位置づけられ、精力的に研究開発が進められています。皆さんの未来社会を創造するこの半導体の最前線を紹介します。

  • 構造工学

    折紙がつなぐ、芸術、科学、産業

    舘知宏先生の写真

    東京大学大学院総合文化研究科・教授

    舘知宏 先生

    講演内容

    タンパク質の折りたたみから、昆虫の羽や植物の葉の構造に至るまで、「折り」の原理は自然界で多様な機能を実現しています。この「折り」の現象は日本の折紙に由来して「Origami」と名付けられ、科学・工学の研究トピックとして国際的に着目されています。
    本講演では、講演者が折紙創作を入り口として、折紙の幾何学理論や計算アルゴリズムを構築した経緯や、様々な分野の専門家とともに目指す展開構造物や未来の製造技術について紹介します。また、芸術家や科学者、学生たちとともに取り組む、かたちの原理の探求についてもお話しします。

  • 資源循環工学

    多様な製品の多層的循環を支える
    分離技術で実現するサーキュラーエコノミー

    所千晴先生の写真

    早稲田大学 理工学術院・教授 
    創造理工学部長・研究科長

    所千晴 先生

    講演内容

    サーキュラーエコノミーは、資源制約や環境負荷の高まりの中でも製品をくり返し使い、私たちのWell-beingを向上し続けていくための考え方である。これからは大量に製造してから回収・分離するのではなく、循環しやすく環境に配慮して設計し、高精度に価値を取り出し繰り返し利用する時代へ向かっている。日本には日本の、地域には地域の適した循環モデルを模索する必要がある。本講演では、カーボンニュートラル促進にも重要な電池や新素材の分離技術と易解体設計に関する最新の研究を紹介する。

  • 動物分子生理学

    動物に学び、食と健康の未来を開拓する

    吉村崇先生の写真

    名古屋大学トランスフォーマティブ
    生命分子研究所(ITbM) 拠点長・教授

    吉村崇 先生

    講演内容

    春になると様々な動物が出産ラッシュをむかえます。また、サンゴやウミガメは満月に産卵することが知られています。これらの活動は地球と太陽、月が織りなす天体運動によってもたらされています。人類は有史以来、これら天体運動によってもたらされる動物たちの神秘的な営みに魅了されてきました。興味深いことに近年、我々人間の生理機能や病気も、季節や月の影響を受けることがわかってきました。ユニークな営みをする動物に学ぶことで、ヒトの食や健康の未来に貢献する取り組みについて紹介します。

  • 保全遺伝学

    水を透して視る、野生生物と生態系の
    知られざる姿と未来

    荒木仁志先生の写真

    北海道大学大学院農学研究院・教授

    荒木仁志 先生

    講演内容

    日本にはまだまだ多くの自然が残されている。しかし、そこに暮らす野生生物のことを、我々はどれほど理解しているだろうか。特に地球表面の2/3を占める水中には人類の理解が遠く及ばず、謎に満ちた多くの生物が複雑な生態系を形作っている。この謎に迫るため、従来の生態学手法である捕獲や目視に頼らない最新技術「環境DNA」を用いた研究が進められている。水を汲むことでそこに含まれる野生生物のDNAから彼らの生き様を推測するこの技術が、どのようにして野生生物や生態系の知られざる姿に迫るのか、最新の研究成果や今後の展望と共に紹介する。

  • 環境工学

    水から見る 環境工学の現実と未来

    山村寛先生の写真

    中央大学理工学部・教授

    山村寛 先生

    講演内容

    みなさんが普段から使っている水道や下水道は、人口が増加する時代に作られ、便利な社会を築いてきました。一方で、これから50年かけて、2100年までに半分にまで日本の人口が減少する中で、これまで構築してきたインフラが維持できない時代が訪れようとしています。また、海外のほとんどの国では、水道も下水道も普及しておらず、経済発展と豊かな暮らしの妨げとなっています。
    我々は、最先端のAIやバイオ技術を駆使して、人口減少社会でもこれまで通り水道や下水道を使えるような社会を構築するために、産官学で研究開発を進めています。将来は、宇宙で住むことを夢見て、新時代のインフラを創造しています。

  • 脳信号解析、感情分析、脳・心・感情

    世界初!
    脳波を用いた感情の見える化技術とその応用

    満倉靖恵先生の写真

    慶應義塾大学理工学部
    システムデザイン工学科教授
    医学部兼担教授

    満倉靖恵 先生

    講演内容

    感情は本来、目に見えないものですが、最新の脳科学と技術によって「見える化」することに世界で初めて成功しました。今回は、脳波という脳の電気的な活動を解析することで、喜び・怒り・不安・リラックスといった感情をリアルタイムで表示する、世界初の技術をご紹介します。

    この技術は、学校や家庭、医療・福祉の現場など、さまざまな分野で人と人とのコミュニケーションを助けるものとして期待されています。自分の気持ちに気づいたり、他人の感情を理解したりすることで、より良い人間関係を築く手助けになります。

    講演では、実際の研究開発の裏側や、どのようにこの技術が生まれたのか、そして脳科学やAI技術がどのように未来を変えていくのかについて、わかりやすくお話しします。

  • 情報検索

    AI時代における情報検索技術の課題

    加藤誠先生の写真

    筑波大学・准教授
    国立情報学研究所・准教授

    加藤誠 先生

    講演内容

    情報検索技術は,インターネット上の情報や図書館の蔵書,ショッピングサイトの商品などを「人間」が検索するために研究・開発されてきました.2025年現在,情報検索技術の利用者は「人間」から「AI」に変わりつつあります.また,情報検索技術自体もAIによって大きな変貌を遂げました.このようにAIが情報検索を行う場合には,どのような検索結果を返したら良いのでしょうか?人間と同じでよいのでしょうか?また,AIによって検索を行うことで何か問題は起きないのでしょうか?本講義では,これらの疑問に答えます.

  • 労働経済学

    経済学で見せかけの数字に騙されない
    リテラシーを身につけよう

    近藤絢子先生の写真

    東京大学社会科学研究所 教授

    近藤絢子 先生

    講演内容

    数字やグラフを挙げて説明され、良くわからないままなんとなく説得された経験はありませんか?経済学の実証分析を行う上で、見せかけの相関と因果関係の識別はとても大切です。この講義では、保育園の整備が子供のいる女性の就業に与える影響の分析を例にして、私の専門である労働経済学でもよく用いられる、計量経済学の因果推論の考え方を説明します。昨今話題のEBPM(根拠に基づく政策立案)の基礎になる考え方のエッセンスをお伝えできればと思っています。

  • ゲーム理論、マーケットデザイン

    お金を使わない市場を創ろう! 
    マッチングの理論と実践

    安田洋祐先生の写真

    大阪大学大学院経済学研究科教授

    安田洋祐 先生

    講演内容

    「マーケットデザイン」と呼ばれる経済学の新しい分野では、市場を与えられたものとして捉えるのではなく、ゼロから設計・構築するものとして扱います。 そこで分析する市場には、お金が登場しないことも珍しくありません。本講義では、マーケットデザインを代表する「マッチング」の理論と実践について、人材活用を例に挙げながら紹介します。研修医と配属病院のミスマッチをどうすれば防げるのか? 理想的な仕組みがなぜ公立高校入試の併願制にも有効なのか? といったテーマについて、ぜひ一緒に考えていきましょう!

  • 国際難民法、国際制度論、国際関係論、
    国際機構論、国際刑事法、政治学

    世界の難民政策をめぐる虚構と現実

    橋本直子先生の写真

    国際基督教大学 教養学部 
    政治学・国際関係学デパートメント 准教授

    橋本直子 先生

    講演内容

    世界には2023年末時点でパレスチナ難民を含め3000万人を超える「難民・避難民」がいるとされる。日本でも近年毎年1万人を超える外国人が庇護申請を行っている。そのような人々の事情や受入れ方法、支援策については、日本でも世界でも様々なウソとホントが渦巻いている。なぜ人は母国を追われ、どこに避難し、なぜ一部の国はそのような人々を積極的に受け入れているのか。この講義では、国際法、国際関係学、国際政治、難民・強制移住学の観点から、世界における難民政策を巡る虚構と現実の一部を紹介し、「批判的に」考えたい。

  • カルチュラル・スタディーズ

    アニメにおけるDEIを考える
    ―ヒーロー像とジェンダー

    須川亜紀子先生の写真

    横浜国立大学 
    都市イノベーション研究院 教授

    須川亜紀子 先生

    講演内容

    小さいころから何気なく見ているテレビアニメやアニメ映画ですが、私たちは知らぬ間にアニメの中のジェンダー表現から、ジェンダーに関するいろいろなことを学んでいます。この講義では、DEI(Diversity, Equity, and Inclusion (多様性、公平性、包摂性))がいかにアニメの中に描かれてきたか(あるいは、こなかったのか)を、時代毎に男女のヒーローをとりあげて考えます。

  • 障害者雇用 障害者のキャリアデザイン 
    就労支援

    誰もが働きやすい職場をつくる
    ~障害者雇用

    眞保智子先生の写真

    法政大学現代福祉学部教授

    眞保智子 先生

    講演内容

    障害により職業生活をはじめることやそれを維持することに何らかの困難がある場合に、その課題の解決と職業生活の質の向上を目指し、障害がある当事者のみならず企業や地域社会など職業生活をとりまく環境に働きかけることを「職業リハビリテーション」と言います。その対象は、例えば、障害者雇用の場合は、障害者のある方の職業訓練、採用、仕事への配置(マッチング)、職場定着の一連のプロセスとなります。プロセスへのアプローチの一端をお話し、合理的配慮(理にかなった配慮)から誰もが働きやすい職場づくりを考えます。

  • 人間都市情報学

    サステナブルな都市の
    デジタルツイン構築に向けて

    関本義秀先生の写真

    東京大学空間情報科学研究センター 
    センター長 教授

    関本義秀 先生

    講演内容

    デジタルツインとは単なるデジタル化ではなく、デジタル環境の中でシミュレーションを行い、最適な形を目指していくものである。都市は様々な人の活動をもとに構成され、交通問題や災害対応等の1日の中で変化していく事から、高齢化・移住対策等、長期の変化まで多岐にわたる。しかし、都市の政策は化学や生物の実験のように様々な試みができるわけではない。そこで都市のシミュレーションのためのデジタルツインをどのようにサステナブルに実現していくかについてお話しします。

  • 教育心理学

    "読解力"の心理学
    ―読解力とはなにか・どうすれば身につくのか

    犬塚美輪先生の写真

    東京学芸大学・教授

    犬塚美輪 先生

    講演内容

    「読解力が大事だ」という主張に賛同する人は多いが,「読解力とはなにか」という問いに答えられる人は少ない。正体がわからないものを大事にしたり身につけたりすることは難しいので,「読解力」をどのように捉えることができるか,心理学の観点から説明したい。本講演では,読解力を「内容を頭の中に再現する」「物語の中に入り込む」「批判的に吟味する」という3つで整理し,その特徴や認知プロセスを紹介する。学び続けるために,また豊かな人生を支えるために,読んで理解するとはどういうことなのか,どうすればより良く読むことができるのか,考えてみよう。

  • 日本語学

    ことばのしくみを解き明かす

    庵功雄先生の写真

    一橋大学国際教育交流センター・教授

    庵功雄 先生

    講演内容

    私たちが普段使っている日本語には様々なしくみが隠されています。今回はその中から次の4つについてお話しします。①「ん」は存在しない?(音声)、②「は」と「が」は全然違う助詞?(文法)、③「ら抜きことば」は歴史の証人?(言語変化)、④「女医さん」はいるのに「男医さん」はいないのはなぜ?(社会言語学)。母語である日本語のしくみを知ることは興味深いことであり、英語などの学習にも有用です。ことばは一方で、差別を生み出すこともあります。今回の話がみなさんがことばの多様な世界を旅するきっかけとなれば幸いです。

  • 表象文化論(ファッション史・ファッション論)

    なぜファッションは
    女性のものとみなされるのか

    平芳裕子先生の写真

    一橋大学国際教育交流センター・教授

    平芳裕子 先生

    講演内容

    近年、男性用のコスメやアクセサリーが流行しています。ところがデパートやショップの大半を占めているのは「レディースファッション」であり、おしゃれというと「女性のもの」とみなされているようです。しかし西洋の歴史を遡るならば、現代では女性用のアイテムとされる多くの装飾品が男性服を飾っていたことがわかります。ではなぜ男性はスーツを着て働き、女性はドレスを着て飾るようになったのでしょうか。近代に成立したファッション文化は、現代の日本を生きる私たちの装いや考えにも大きな影響を与えています。ファッションを通して、文化と社会について考えましょう。

  • 文化人類学(東ティモール、インドネシア)

    東ティモールのコーヒー栽培農民の
    暮らしから知る世界の学び方

    福武慎太郎先生の写真

    上智大学総合グローバル学部・教授

    福武慎太郎 先生

    講演内容

    みなさんは東ティモールという国を知っていますか?独立から20数年の若い国ですが、日本でこの国のことが話題になることはほとんどありません。パレスチナやウクライナについての情報量を考えると、平和であるというのはそういう事かもしれません。しかし平和になると無関心になるというのも寂しいです。理想と夢を掲げて独立したこの国で、人々はどのような暮らしを送っているのか、この講義では東ティモールの主要な産業であるコーヒーの栽培農民の暮らしを紹介することを通じて、東ティモールのこと、そして私が専門とする文化人類学について紹介します。

GUIDELINE
実施要項

対象

東進生(高2生、高1生、中学生)
※夏期特別招待講習を受講している一般生も受講できます。

実施期間

8月6日(水)~8月15日(金)
最大3講座受講できます。

申し込み

7月1日(火)~8月14日(木)まで

申込方法

所属の校舎スタッフにお伝えください。

形式

オンライン実施

参加費用

無料