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倫理: 新高3生へのアドバイス
《倫理》
新高3生へのアドバイス
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共通テスト対策もやるべきことはセンター試験と変わらない
皆さんは共通テストを受験する最初の世代ということで、不安も大きいことでしょう。けれども、学習指導要領は変わりませんから、出題内容そのものが変わるということはありません。したがって、受験勉強としてやるべきことは、センター試験と基本的に変わりません。受験生としては、これまでのセンター試験を受けるつもりで、センター試験の過去問に取り組むことが基本となるでしょう。ただし、もちろん出題形式が変わってくる面はありますので、その対策としては、2018年に行われた共通テスト試行調査の問題をよく研究してみるといいでしょう。
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倫理で必要なのは深い内容理解
「思想家の名前を覚えられません」といった相談を受けることがありますが、こうした相談者は、明らかに倫理を暗記科目だと勘違いしているのでしょう。倫理はけっして暗記科目ではありません。過去のセンター試験をざっと眺めてもらえればすぐにわかるはずですが、そこでは人名とキーワードが結びついているなどの断片的な知識だけで解ける単純な設問は圧倒的に少数です。それぞれの思想家がどんな問題意識でどんな課題に取り組み、どんな分析や方向性を提案したのかが深く問われているのです。思想家の名前を暗記できないなどとこぼしているようでは、倫理攻略の入り口にも立っていないと言わなければなりません。まずは学校の教科書を腰をすえてじっくり読みましょう。それから用語集をこまめに引きながら、一つ一つの言葉の意味を確実に押さえてください。
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問題演習で実戦を重ねる
自分ではいちおう理解したつもりなのに、いざ問題を解く段階になると、選択肢の正誤がうまく判定できないという受験生の声を毎年聞きます。そうした受験生はセンター試験の過去問演習が不足しているはずです。センター試験では(おそらく共通テストでも)、思想理解におけるありがちな誤解が中心になって誤文がつくられています。したがって、そうした「誤解」をつぶすためには、実際の過去問にあたって、誤文の誤文たるゆえんをひとつひとつ理解していく作業が大切になります。その点では、年間6回実施される東進の共通テスト本番レベル模試は、年間のカリキュラムで共通テストと同一レベル・同一形式の問題演習を繰り返します。定期的な受験により、自らの学習到達度を測る物差しともなります。積極的に受験して、ライバルに差をつけてください。
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