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これだけは押さえておきたい
今年の入試の4大ニュース!

1

初実施の共通テスト
英語が激変&浪人生減

 今年1月に初めて実施された大学入学共通テスト。国公立大の一次試験としての利用だけでなく、多くの私立大が共通テスト利用入試を行っており、大学進学希望者の多くが受けるテストです。
 共通テストは、これまでのセンター試験と比べて実用的な問題が増加。特に変化したのは英語で、リスニングの比率は20%から50%になっています【資料1】。

 共通テストの志願者数は535,245名で、昨年から2.2万名減少。その内、浪人生が1.9万名程度を占めており、浪人生の減少が目立ちます。昨年の受験生が、新入試を避けるために、浪人せずに現役で行ける大学に進学したことが理由として考えられます。
 全体の平均点は昨年より上がり、成績下位の生徒でも得点しやすい問題が増えました。一方で、成績上位生にとってはセンター試験よりも高得点が取りにくく、東大の第1段階選抜の最低点(足切りライン)は大きく下がりました。

コロナの影響か⁉共通テスト不受験が約1割!

 大学入試センターが公表した資料によると、共通テストの受験率(受験者/志願者×100)は、今年が90.45%で、昨年が94.51%。受験率が大きく低下し、約1割が不受験となっています。
 新型コロナの影響で、共通テスト利用入試を活用する人が増えた一方で、共通テスト前に総合・学校推薦型(AO・推薦)で進学大学を決めるなど、共通テストの受験をやめた受験生がいたと考えられます。

共通テスト英語 その特徴をチェック!

【A:リスニングの特徴】

  • ①センター試験に比べて問題量が大きく増加
  • ②6大問中4大問が1回読みに
  • ③ワークシートで要点をまとめる問題の出題
  • ④イギリス英語や日本人英語など多様な発音
  • ⑤センター試験よりハイスピードな問題も

[解説]センター試験と比較して、解答設問数は148%、スクリプト語数は135%。読み上げスピードが速いうえに1回読みの設問が多いため、時制・前置詞・数値などを聞き漏らすと、選択肢が絞り切れません。アカデミックで高い集中力を要する問題や、アメリカ英語以外の出題があり、多様な素材に触れておく必要がありました。

【B:リーディングの特徴】

  • ①語句の言い換え(パラフレーズ)が頻出
  • ②すべて長文問題で構成
  • ③読んだ内容を元に発信を求める問題も
  • ④イギリス英語表記が初登場
  • ⑤読むスピードアップが求められる

[解説]第1問~第4問は日常的な題材、第5・6問はアカデミックな題材。語彙・文法問題がなくなっても、十分な語彙力・文法知識が必要でした。分量が増え、読んだ後にまとめる問題もあるため、センター試験より読むスピードを上げる必要があります。1分あたり140語が目安となるでしょう。

共通テストの新傾向問題!

 初実施の共通テストでは、これまでのセンター試験とは異なる新たな傾向の問題が見られます。
 その一例を紹介します。各教科の問題や詳しい解説・学習アドバイスは、共通テスト解答・解説2021をご覧ください。

2

コロナの影響で
「地元志向」が強まる

 今年の受験の大きな傾向は「地元志向」。資料2は全国の難関8大学の志願状況です。神戸大・九州大・名古屋大など、もともと地元から通う学生が多い大学では志願者が増加し、北海道大・大阪大・京都大などの地元シェアの低い大学では志願者数を減らしています。

 地域別にみると、関東圏では千葉大・茨城大・群馬大などが、関西圏では大阪府立大・神戸大・京都工芸繊維大などが志願者を伸ばしており、より地元志向が強くなっています【資料3】。

医学部医学科には「地元志向」見られず

 国公立大学の「地元志向」がより強くなっていますが、医学部医学科については、あまりその傾向が見られませんでした。
 超難関となる国公立大医学部医学科の受験においては、合格可能性などを踏まえて、地元にこだわらずに出願する受験生の姿があります。

3

新方式入試の私大は
志願者数に異常あり⁉

 新入試1年目の今年、入試の大改革を行った私大もありました。早稲田大・上智大・青山学院大・立教大などです。新しい時代に求められる力を測るための意欲的な変更ですが、受験生には「対策がしにくい」と敬遠され、立教大を除くほとんどの入試変更学部が志願者を大きく減らしました。
 例えば早稲田大では、大きな入試変更があった3学部で軒並み志願者が減り、看板学部と言われる政治経済学部では、実に62・6%と4割近く減少しました【資料4】。

立教大は受験機会増の入試変更で志願者も増加!

 入試を大きく変えた私大の中で、立教大学は志願者を伸ばしています(一般入試志願者45,311名、昨年+6,458名)。一般入試の主な変更点は①英語の独自試験をなくして共通テストを利用する、②個別日程をなくして全学部日程に統合する、の2点となっており、1人の受験生が志望学部を何度も受けられる制度になったことが志願者増につながったようです。また、新たな独自試験が課される変更に比べると、共通テスト英語の対策がしやすかったこともあるでしょう。

4

国公立入試で志願者
激減の大学の理由は?

 今年の国公立大学前期志願者は235,403名。各大学はコロナの影響で、入試内容の変更や追試日程の設定を行いました。そんな中、2で紹介した「地元志向」に加えて、大きな変化が見られたのは、二次試験を取りやめた大学の大幅な志願者減少です。
 感染拡大防止のために二次試験を行わず共通テストの点数で合否を判定することにした大学は、資料5の通り大きく志願者を減らしました。

東大は3年連続
現役合格日本  ※の記録更新

 今年の東進の東大現役合格者は3年連続で日本  ※の実績を上回り続けています。この東進の指導力・ノウハウは東大のみならず他大学に合格するための指導でも大いに力を発揮しています。
※2020年東大現役合格実績をホームページ・パンフレット・チラシ等で公表している予備校の中で最大(東進本部調べ)。

初の共通テスト、
新傾向の私大入試でも力を発揮!

 共通テストをはじめ、今年から大きく変わった入試において東進生は大きな成果をあげています。
 例えば、早稲田大の政治経済学部。一般選抜入試に大きな変更があり、定員が3分の2に激減したにも関わらず、東進の合格者は97名増加しています。

AI活用の徹底した志望校対策で
合格率が飛躍的にアップ!

 国公立・私立問わず難関大現役合格者が増加している背景には、コロナ禍でも、東進のシステムを活用しながら学習を続けてきた東進生たちの努力があります。
 そして、今年4年目を迎える「志望校別単元ジャンル演習講座」などAI活用の徹底した志望校対策が実を結び、合格率が上昇しています。

東進だけの夢・志指導
そして、さらなる合格の理由ワケは…

「独立自尊の社会・世界に貢献する人財を育成する」
これが東進の教育目標です。

 皆さん一人ひとりが、仲間と切磋琢磨しながら人生最大級のハードルである「大学受験」を通して大きく成長していくための講座やイベント・コーチングの機会が充実しています。

 そして、さらに東進だけの現役合格実績の理由ワケがあります。その理由ワケは、東進の校舎でぜひ体験してください。

夢は大きく、目標は高く。
東進で、志望校合格と
夢への一歩を踏み出してください。