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TOSHINTIMES 大学学部研究会PRESENTS

今こそ親子で語りたい
10年後の社会

グローバル化や情報化にコロナ禍が加わり、未来はどこへ向かうのか。そして、わが子はどう生きるのか。社会の大変化が止まらない今こそ、わが子と一緒の時間に、未来の話をしませんか。何気ない会話に、わが子の夢や希望、かけがえのない志が隠れているかもしれません。ここに、日本を代表する大学の先生による「10年後の社会」を見据えた中高生向けメッセージの一部をご紹介します。保護者の想像を超える最先端の学びや研究を知ることは、先入観や決めつけを手放すチャンス。信頼の置ける情報や親子のコミュニケーションを生きる力に変えて、わが子の未来を迎えにいきましょう。

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心理学の10年後は?

「もっと効果的な情報伝達の手段が開発されているはず!」
言葉の理解に心の働きは欠かせない。相手の言葉を誤解したり、何気ない言葉に傷ついたりするのは、受け手の心の特性だ。情報や知識を伝える時に受け手の「認知・心理特性」を考慮することの重要性が広く認識され、認知心理学の研究成果に基づく、よりよい情報伝達方法が開発されている。
(東北大学災害科学国際研究所教授 邑本俊亮先生)

親子で
話そう

コミュニケーションが多様になったデジタル社会。その便利さと弊害に対して、言葉の価値や人の信頼関係を守るコミュニケーションやサービスにはどんなものが考えられそう?

技術戦略の10年後は?

「文理を越えた視点で多様な分野の新技術と社会をつなぐ」
同じことを正確に何回も繰り返す点では、ロボットの経済効果は高い。
人間にとって大事なのは、何を学び、どんな力を身につけるか。そして、どこで勝負するか。過度に恐れず「自分たちが社会を変えられる」と信じて、挑戦し続けることだ。
(京都大学総合博物館准教授 塩瀬隆之先生)

親子で
話そう

人間はAIやロボットに仕事を奪われるだろうか。アップデートされる社会で、最新技術がどのように受け入れられるのかを冷静に見極め、探るためには、どんな取り組み方や考え方が必要だろう?

情報学の10年後は?

「ヒューマンインタフェース研究はつねに10年先を見ている」
インタフェース研究は、ユーザに最も近い研究分野。そのため「10~20年後にはそのコンセプトが実用化されて社会に導入される」ことを想定して研究が進む。その一つ、「e-コーチング」研究も、徐々に技術レベルが向上し、AIやIoT技術と連携し、人の生活やスポーツ、教育、介護のコーチ役となるときが、いずれ来るだろう。
(名古屋大学情報学研究科教授 間瀬健二先生)

親子で
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50年後にスマートフォンやSNSは使われているだろうか。未来には、どんなコンピュータやインターフェースが出現しているといいだろう?

ロボット工学の10年後は?

「ソフトロボット学でロボットと共存する未来」
ソフトロボットとは映画のベイマックスのようなロボットで、今までのロボットが重視した速度や精度の点ではダメロボット。しかし、人に優しく融通が利く。従来とは異なる価値観に基づくソフトロボット学から誕生した人と共存するロボットや機械が、もっと活躍しているだろう。
(東京工業大学工学院機械系教授 鈴森康一先生)

親子で
話そう

従来のロボットから進化した最先端のロボットに、どんな機能を搭載させたい? そのロボットは、人の生活をどのように変えるだろうか。

医療工学の10年後は?

「医師の手を再現したようなソフトロボットが誕生する」
現在、ロボット研究者の間で大きな注目を集めているのが、生き物のように柔らかな構造を持つソフトロボット。手術や動作支援など空気圧駆動の柔らかさを活かしたさまざまなロボットの研究開発を進めるなかで、それらが手術現場などで活躍することを目指す。
(東京大学大学院 情報理工学系研究科教授 川嶋健嗣先生)

親子で
話そう

高度化する手術の最先端の現場では、人間とロボットがどんな協力を行っているだろう。未来の医学と協働する学問には、どんなものがあるだろうか。

看護学の10年後は?

「リエゾン精神看護は、新たな知見の礎に」
患者の心と身体を総合的にケアし、患者とその家族、医師や医療スタッフをつなぐリエゾン精神看護は、新たな知見ではなくなっているだろう。しかし、100年以上前のナイチンゲールの教えが現代の看護の現場で活かされているように、常にその先の新たな知見の礎となり続ける。
(慶應義塾大学看護医療学部/大学院健康マネジメント研究科准教授 福田紀子先生)

親子で
話そう

現代社会において疾患や障害とたたかう患者のケアには、どんな専門性や知見が必要だろうか。未来の看護のスペシャリストのイメージは?

参考文献/TOSHINTIMES 大学学部研究会 DIGEST号2020

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