TOSHIN TIMES 2017年1月号より
※学年は取材当時のものです。
東進OB
金子 竣亮 くんに聞きました
Q1.
進路や勉強のことについては父も母も口を挟むことなく、ずっと見守ってくれていました。併願校を決める時にも僕に任せてくれましたし、不合格だったらまた応援するよと言ってくれたので、あまりプレッシャーを感じずに受験に臨むことができました。
Q2.
10月の運動会の前日に、学校の友人が家へ泊まりに来たことがありました。高3の秋という受験生にとって大切な時期ですから、普通であれば「こんな大事な時に!」と親は怒るのではないかと思います。ですが、母は友人を歓迎してくれました。家ではあまり勉強する姿を母には見せていなかったのに、僕のことを信用してくれているんだということが伝わってきた嬉しい出来事でしたね。
Q3.
基本的に勉強は東進でするようにしていました。模試の結果を見て振り返り、次の模試までにどんな勉強をしようかという思考のサイクルを毎回行っていました。次に向けて必要な学習量を自分で決めることができるので、「受かる勉強」をきちんと組み立てて、実行に移していました。それが自信にも繋がったと思います。
Q4.
とにかく焦りすぎないことだと思います。焦ってもいいことは何もありません。目標に向けてしっかり計画を立てて努力を続けていれば結果は必ずついてきます。いつでも冷静に、合格というゴールだけを考えて取り組んでください。
お母様
金子 寿美子 さんに聞きました
Q1.
中学受験の頃から点数が上がらなくても焦ったり緊張したりすることがほとんどありませんでした。普段から穏やかな性格で、あまり親に対しての不平 不満を言ってくることも少ない、とてもマイペースな性格です。受験生の時も家の中ではとてもリラックスした様子で、自由に過ごしていました。私より先 に寝てしまっている日もありましたね。
Q2.
高校生になったばかりの頃は、勉強の進み具合が気になって「勉強はどうなの?」などと尋ねたこともありました。でも、あまりしつこく聞くと嫌がってへそを曲げてしまうし、勉強は家の外で、家の中では休息という感じで、かなりメリハリをつけていたようでした。それで、竣亮のやり方に任せようと思い、高3になってからは勉強についての話は一切しないようにしていました。本人がいたって冷静なので、私が一喜一憂しても仕方ないと思い、模試の結果も一度も見ませんでしたね
Q3.
竣亮から改めてそのような決意表明はなかったと思います。親子ともに幼い頃から「将来は東大を目指すんだ」という雰囲気はなんとなくありまし た。中学までは漠然とした考えだったのでしょうけれど、高校の友人も東大を目指す方が多く、そうした環境の中で自然と心が決まっていったのかなと思います。
Q4.
成長は日々感じていますが、特に高校生の頃と比べると、まず人の気持ちを考えるようになりましたね。もともと優しいところはありましたが、大学生になってからは頼り甲斐がでてきたなと思 います。ちょっとしたことでも、自分から手伝ってくれるようになりました。
高校時代、家では勉強しない自分を黙って見守ってくれたこと、心配かけて申し訳なかったなと思うと同時に、とても感謝しています。毎日の美味しいご飯で応援してくれていたんだなと思います。
これから柔軟にいろんなことを学んで、自分がやりたいことに取り組んで欲しいなと思います。そしてそれが人の役に立つような仕事であれば他に望むことはありません。