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国公立二次・私大解答速報
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2026年度入試 出題速報
慶應義塾大学環境情報学部
環境情報学部小論文 6つの文章を読み、図や絵を用いて回答する問題が出題!
2月18日
 慶應義塾大学環境情報学部の小論文では、学部長による受験生へのメッセージや、環境や情報に関する文章を読み、言葉だけでなく図や絵も用いながら自らの考えを説明する問題が出題された。
 慶應義塾大学環境情報学部の入学試験では、「発想、論理的構成、表現などの総合的能力を問う」とされている。今年度は、学部長による受験生へのメッセージを読んだうえで、人間を取り巻く環境や情報およびその相互作用に関する複数の文章を読解する問題が出題された。
 課題文が一つだけだった昨年度の試験からは大きく様相が変わり、受験生へのメッセージを含めると6つの文章を読むことが求められた。受験生へのメッセージは『環境情報学部が期待する学生 新しい時代の扉を開ける』と題し、COVID-19のパンデミック、気候変動、科学技術の発展、生成AIの普及といった社会的背景を踏まえ、「教員、友人、研究教育環境などすべての資源を活かして、明るい未来を創り出す人になる勇気を持った方が仲間になってくれること」を呼びかける内容であった。メッセージに続いては、文章Aから文章Eの5つの文章が掲載された。それぞれの文章の出典は、以下の通りであった。
文章A:藤原成一『「よりよい生存」 ウェルビーイング学入門 場所・関係・時間がつくる生』(日本評論社、2020年)
文章B:河合隼雄『こころの処方 』(新潮社、1998年)
文章C:綾屋紗月・熊谷晋一郎 『つながりの作法 同じでもなく違うでもなく』(NHK 出版、2010年)
文章D:上野千鶴子 『情報生産者になる』(筑摩書房、2018年)
文章E:大塚健司『アジアのワンヘルス――人・動物・環境の健康をめぐるリスクとガバナンス――』(アジア経済研究所、2025年)
 各文章のテーマは、ドイツの生物学者・哲学者ユクスキュルの「環世界」概念、少年犯罪を例にした「心のなかの自然破壊」、自閉症スペクトラム、情報生産性と社会学的「自明性」、さらに「ワンヘルス(一つの健康)」概念と幅広く、私たちの社会におけるあらゆる意味での「環境」と「情報」について多角的に論じるものであった。
 そして、これらの文章に関して、2つの大問からなる問題が出題された。問1は、文章Aから文章Eの内容を2文(60字以内)でまとめたうえで、それぞれの内容を図で表すという独自性の高い問題であった。文章を正確に読解し、視覚的なイメージに落とし込む高い表現力が必要とされた。問2では、冒頭の受験生へのメッセージに関連して、「いま地球に生きるあなたが特に重要と考えている問題」を分析し、その問題の解決策や、自身がその問題にいかに貢献するかを論じさせていた。ここでも、説明の補助のために図や絵を挿入することが可能であり、言語だけでなく視覚的なイメージも使って総合的に情報を伝達する能力が問われていたと考えられる。
この問題を攻略するには?
 慶應義塾大学環境情報学部の問題では、たくさんの文章を正確に読解するだけでなく、受験生へのメッセージと照らし合わせながら出題の意図を深く推測することが重要です。また、ただ文章でまとめるだけではなく、図や絵を用いつつ効果的に説明する高度な表現力も必要とされます。日頃から環境や情報に関する書籍や論文等に触れ、自らの考えをわかりやすく伝えるための表現手法を身に付けておくことが、慶應義塾大学環境情報学部合格への近道になるでしょう。  東進では、慶應義塾大学環境情報学部入学試験をめざす受験生に向けて、過去問対策、学部学科別のAI演習講座など、徹底した個別対策で合格までの最短経路の方法論を示します。環境情報学部の入試問題の特徴や、出題意図も踏まえた学習で、体系的に問題へのアプローチ方法を身に付けることが可能です。
 入試までの残り期間でどんな学習をするかで結果は大きく変わります。早期スタートダッシュで、志望校合格のチャンスを広げよう!