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国公立二次・私大解答速報
国公立二次・私大解答速報 > 2024年度入試 出題速報(上智大学文学部新聞学科)
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2024年度入試 出題速報
上智大学文学部新聞学科
総合問題 映画監督の文章を基に、報道における「演出」を考える小論文が出題!
2月8日
上智大学文学部新聞学科では、時事問題に関わる語句選択問題と、是枝監督の文章を読み自分の意見を1000字程度で記述する問題が出題された。
 上智大学文学部新聞学科の学部学科適正試験は、「ジャーナリズムに関する基礎能力試験」である。大問2問構成で、大問1ではもっとも関連の深い項目を選択肢の中から2つずつ選ぶ問題、大問2ではメディアに関する文章を読み1000字程度で文章の内容と関連させ具体例を挙げながら自分の考えを述べる問題が出題された。
 出題形式は現行の形式なってから大きく変化していない。出題された内容面に着目すると、大問1では、問題とされている語句に「入管法改正」や「2024年問題」といった時事問題に関連する語句が出題されている。2023年の行われた外国人の技能実習など、昨年多くのメディアで取り上げられた社会問題に関する話題への関心が問われた。一方で「ピッチクロック」といったメジャーリーガー大谷翔平選手に関連する語句も出題されている。いずれも、字面だけの理解ではなくその語句は社会的文脈の中でどのような意味を持ち、なぜ話題になったのか、1歩深くまで自ら掘り下げて調べる姿勢が求められているだろう。
 また大問2では、映画監督の是枝裕和「演出といわゆる『やらせ』をめぐって・・・」(『真・調査情報』65号から抜粋)より、ドキュメンタリーと演出に関する文章が出題された。一見、映像クリエイターの話題のように思えるが、引用部末尾ではニュースとドキュメンタリーが比較され、ニュースとドキュメンタリー、報道における真実と演出・やらせといったものの境界の話題に移行している。新聞学科の入試であるという文脈をふまえると、「ジャーナリズム」について受験生に再考させる意図が見受けられる。加えて、文章に関連する事例を1つ取り上げて自分の意見を述べる必要があり、報道に関して日頃から社会にアンテナを張り、自分の考えを持っておくことが重要になるだろう。加えて、1000字という字数内で求められた解答を作成するには、読解力に加え表現力も十分必要だと言える。
 上智大学文学部新聞学科の人財育成の目的に「社会人に必要なコミュニケーションに関する教養を備え、高度なコミュニケーション能力とメディア・リテラシーを身につけた人材を養成すること」が挙げられていることからも、試験に臨むには日常のニュースに気を配り、時事に関する知識をもつことが必要である。
この問題を攻略するには?
 上智大学文学部新聞学科では、日頃から自分の周りで起きている社会の出来事に関心を持つということが重要になります。毎日数分新聞やネットニュースに触れるといったように、毎日の積み重ねが重要です。コツコツ頑張っていきましょう。大問2で出題される文章は内容的には難易度は高くはないですが、文章の内容と関連させた事例を挙げることが難しいかもしれません。こちらも、大問1同様に社会の出来事に対して自分はどのような意見があるのかを日々考えることが重要です。また、その事例を考えた上で1000字程度で記述する表現力も必要になるため、書く訓練を行う必要があります。
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