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国公立二次・私大解答速報
国公立二次・私大解答速報 > 2024年度入試 出題速報(上智大学文学部哲学科)
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2024年度入試 出題速報
上智大学文学部哲学科
総合問題 哲学的問いに対する論述問題 3題中2題で生成AIに関するテーマ!
2月8日
上智大学文学部哲学科では、哲学に関する知識問題・相澤伸依の『フーコー』から長文読解問題・3テーマから選択して意見を述べる論述問題が出題された。論述問題の3テーマ中2テーマは「生成AI」に関するものだった。
 上智大学文学部哲学科の学部学科試験・共通テスト併用方式では、学部学科適性試験として「哲学への関心および読解力・思考力・表現力を問う試験」が出題される。現行方式になって以来大問3問構成の出題が続き、今年度も大問1が知識問題・大問2が読解問題・大問3が論述問題だった。
 大問1の知識問題は、高校倫理範囲中心ではあるものの著作などやや専門的内容も問われることから、哲学への深い興味関心が問われたといえよう。
 大問2では、今年度は相澤伸依の「フーコー」から、「権力」概念を用いて今を生きる私たち自身の日常をとらえる文章が出題された。SNSの返信メッセージという素朴な場面をきっかけとして、「権力」とそれに対する「批判」に目を向ける文章を読みこなすためには、単に哲学書の読書経験だけでなく、そこで展開される論・鍵概念を、具体的な自身の日常体験や現代社会に応用させる経験や実践が求められている。
 大問3の論述問題では、3つの選択肢のうち2つが生成AIに関するテーマであった。2022年後半からChatGPT等に代表される生成AIに関する議論が活発に行われており、産業界・教育界など多岐にわたる分野で活用可能性やリスクなど正負両面の影響が指摘されてきた。時事的な事柄に関心を持ち、今後さらに発展が見込まれるAIについて、哲学に絡めて考えることが求められた。
 上智大学文学部哲学科のアドミッションポリシーには、「人間とそれをとりまく世界にさまざまな問題を見出し、その問題の表層的な解決ではなく本質的な理解を求めて、主体的・対話的・協働的に意欲的に探求でき、人間の社会、文化、歴史に関する基礎的な知識・教養と、日本語の優れた理解力・表現力を持つ学生を求める」と記されている。現在の社会的問題について、日頃から書籍・インターネットを駆使し学びつつ、自分自身の日常や現代社会において応用することが求められるだろう。
この問題を攻略するには?
 上智大学文学部哲学科は、大学で最も歴史と伝統があり、大学を代表する学科の1つです。学部学科適性試験では、哲学に対する高い関心と専門性が求められます。哲学の知識について書籍で学ぶことや社会問題に日頃から触れておくことといった事前の対策が必須となるでしょう。
 東進では、上智大学の学部学科試験・共通テスト併用型をめざす受験生に向けて、共通テスト対策、総合問題・小論文対策、学部学科別のAI演習講座など、徹底した個別対策で合格までの最短経路の方法論を示します。哲学科の入試問題の特徴や、出題意図も踏まえた学習で、体系的に問題へのアプローチ方法を身に付けることが可能です。
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