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♦2023年度入試 出題速報
上智大学文学部新聞学科
「ネガティブ・ケイパビリティ」を論じた文章を通じ、不確実な現代社会の中でのあり方を考察する小論文問題が出題!
2月4日
上智大学文学部新聞学科では、精神科医で作家の帚木蓬生による『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』から課題文が出題され、関連する事例を挙げ、自分の考えを述べる小論文課題が出題された。

上智大学文学部新聞学科の学部学科適性試験は、「ジャーナリズムに関する基礎的学力試験」である。今年度は、帚木蓬生による『ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力』からの抜粋で、不確実で答えのない状態を耐え抜く能力をテーマとして扱った小論文課題が出題された。
現行の入試方式となって3年目となる。過去2年はコミュニケーション論が正面から問われていたものに対し、「現代社会に対する問題関心を突き詰める姿勢」が問われたといえよう。課題文を通じ、先行きが不透明ないわゆる「VUCA」の時代への向き合い方を考察するものであり、単純でわかりやすい答えに飛びつくのではなく、現象の深層にある真因が明らかになるまで訳の分からない状況に身を置き続ける能力は、情報に対し批判的に思考する力を求める新聞学科でも求められる。新聞学科の入試という文脈を踏まえた上で、適切にトピックを設定できたかどうかで解答の精度が変わっただろう。
「あなたの考えを書きなさい」という出題であるからといって、単に作文をすればよいのではない。あくまでも新聞学科の適性試験として出題されていることを念頭に置き、出題の意図やねらいを見抜くことで、適切なトピック選び・事例を挙げた論の構築が可能となる。さらに、前年と比較すると「述べられている内容とその事例が関連するとあなたが考える理由も含む」という条件が加わっている。単に事例を挙げるだけでなく、その事例が主張の補強となるように説得的に論証を組立てる必要もあることが示唆されている。
日頃から時事情報に敏感になっておくこと(問1の時事問題対策ともなる)に加え、関連する書籍や論文に触れ、また効果的に考えを伝える小論文の書き方を修得しておくことが、上智大学文学部新聞学科合格への近道になるといえる。
現行の入試方式となって3年目となる。過去2年はコミュニケーション論が正面から問われていたものに対し、「現代社会に対する問題関心を突き詰める姿勢」が問われたといえよう。課題文を通じ、先行きが不透明ないわゆる「VUCA」の時代への向き合い方を考察するものであり、単純でわかりやすい答えに飛びつくのではなく、現象の深層にある真因が明らかになるまで訳の分からない状況に身を置き続ける能力は、情報に対し批判的に思考する力を求める新聞学科でも求められる。新聞学科の入試という文脈を踏まえた上で、適切にトピックを設定できたかどうかで解答の精度が変わっただろう。
「あなたの考えを書きなさい」という出題であるからといって、単に作文をすればよいのではない。あくまでも新聞学科の適性試験として出題されていることを念頭に置き、出題の意図やねらいを見抜くことで、適切なトピック選び・事例を挙げた論の構築が可能となる。さらに、前年と比較すると「述べられている内容とその事例が関連するとあなたが考える理由も含む」という条件が加わっている。単に事例を挙げるだけでなく、その事例が主張の補強となるように説得的に論証を組立てる必要もあることが示唆されている。
日頃から時事情報に敏感になっておくこと(問1の時事問題対策ともなる)に加え、関連する書籍や論文に触れ、また効果的に考えを伝える小論文の書き方を修得しておくことが、上智大学文学部新聞学科合格への近道になるといえる。
この問題を攻略するには?
メディア・新聞学を学ぶことのできる本学科は、上智大学の特徴的な学部学科の一つです。入試改革以降は、問1で時事問題、問2で1000字の小論文が出題されています。上記の通り、小論文は好き勝手に文を書けば合格点に達する試験ではありません。大学が求める力・適性が測られる試験であり、大学の学びや出題意図をどれだけ理解して普段から対策できているかが勝負を分けます。
東進では、上智大学の学部学科試験・共通テスト併用方式をめざす受験生に向けて、共通テスト対策、総合問題・小論文対策、学部学科別のAI演習講座など、徹底した個別対策で合格までの最短経路の方法論を示します。新聞学科の入試問題の特徴や、出題意図も踏まえた学習で、体系的に問題へのアプローチ方法をみにつけることが可能です。
入試までの残り期間でどんな学習をするかで結果は大きく変わります。早期スタートダッシュで、志望校合格のチャンスを広げよう!
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