大学受験|小論文
名人の授業・気鋭の講師
名人の授業シリーズ 河本の小論文をはじめからていねいに【推薦・AO入試対応】

基礎の基礎から完成まで、一気に駆け抜ける!
入試に小論文が必要だから勉強しようとしている人の中で、これまで全く作文や小論文に真剣に取り組んだことがなく、学校の課題も結構いい加減にこなす感じで対応し、何か書こうとしても結局は白紙同然であきらめたりする、という人はどれくらいの割合でいるのでしょうか。
予備校で講義をしていると、上手く書けなかった答案を恥ずかしそうに提出する人が本当にたくさんいます。恥ずかしそうにするということは、自分が上手く書けていないことを知っているということです。そして、講義をしたり添削をしたりするこちら側から見てもやはり、ほとんどの人が(恥ずかしそうに提出する、その姿の通り)本当にどうしようもなく「下手」で、そんな人が本当に、本当にたくさんいます。逆に、あまりに多くの人が「下手」ということになると、全体が「下手」ということになるので、比較の上においてはそれほど「下手」ではない、という不思議な境地にも達します。
ならば、この本を書いている私は、毎週毎週予備校の講義を通じて、本当に「下手」な答案に接し、辛く悲しい思いにひたっているかというと決してそうではありません。「子供の学力が低下した」「子供の文章力が落ちた」という議論をよく耳にしますが、そんなことを言う上の世代の人々も、高校生の頃はきっとそんなにたいした文章を書いていたわけではありません。むしろ、昔から高校生は文章が「下手」なもので、今の受験生の小論文も実はそんなもの、と開き直って考えるくらいがちょうどよかったりします。答えは簡単で、「下手」ならば上手くなればいいだけです。
結局、「最近の子供は文章が下手になった」と批判する人は、昔の自分を棚に上げていると同時に、どうしたら上手くなるのか、という方法を持っていないことを告白しているにすぎません。昔から高校生は文章が「下手」なのは当たり前のことで、それを必要以上に恥じたり、他の人と比べて自分はダメだなどと思う必要は全くありません(根拠のない自信を持つのはどうかと思いますが)。小論文の学習を始める際にとても大切なことは、「自分に対する信頼」を持つことです。これは、どうあっても大切にしたい一線です。
そして、この「自分に対する信頼」というキーワードから、本書は始まります。私は、多くの小論文対策参考書、ワークブックの中から本書を選んでくれた受験生のみなさんに対して、この「自分に対する信頼」を保つことができるよう、次の点をあらかじめ約束します。
●難しい言葉による解説をしない。
●原稿用紙の使い方や資料の集め方を含めて、
全くの「はじめから」解説する。
●いわゆる頻出テーマ解説はしない。
どんなテーマでも対応できる力をつける。
(→自分の受験する大学の入試問題に対応できる力をつける)
●ものすごく知識が増えた、自分の進路が見えた、
という実感が持てるようにする。
基礎の基礎から始めて、入試本番で使える実戦力の養成まで一気に駆け抜けるのが、本書の大きな目的です。本書では、様々な対策を提案していますが、その中から自分に関係あるもの、自分にできそうなことから順に手をつけて下さい。試験直前の駆け込み対策でもOKです。残り時間が少ないならば、集中して取り組んで下さい。集中して取り組めば必ず効果はあります。
いずれにしろ、まず本書を通して読み、その中で提案している様々な対策へと向かって下さい。
河本敏浩