大学受験|英語


英単語センター1800【改訂版】

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最重要の1800 語とは?
 本書は、前著『英単語センター1800』を最新のセンター試験の傾向に合わせて改訂したものです。「最も重要な単語とは、最も頻繁に用いられる単語である」という立場から、センター試験を受けようとする受験生にとって最も重要な単語を、以下のようなデータを活用して選定を行っています。

(1)センター本試験・追試験およびその前身である「共通1次試験」
(2)出題範囲とされている検定教科書「英語T、U」
(3)British National Corpus を始めとする最近のコーパス言語学の諸成果
(4)現在世界中で広く利用されているOxford、Longman、 Macmillan、Cambridge の英語学習辞典
(5) 大学英語教育学会 (JACET) や編者個人のケンブリッジ、シドニー両大学での基礎研究・検証結果

 これらのデータをもとに、さらに派生語などへの拡張性を勘案し、見出し語として1語1語厳しく選定した結果、前著のセンター試験カバー率は、過去10 年間(2003〜2012 年)のセンター試験(本試験)全体で「99.5%」となりました。以降も毎年センター試験のカバー率を調査してきましたが、現在(2018 年)に至るまで、このカバー率は大きく変動することなく維持されております。
 とはいえ、入試英語の社会的背景は日々変化しており、今後もその変化に対応していくには調整が必要です。そこで、今回これまでの分析結果に最新5年分(2013〜2017年)の入試データを加え、見出し語の見直しを行って、最新の出題頻度順に並べ替えました。これにより入れ替えとなった見出し語は「45語」という全体の中ではわずかなものですが、より完全に近い形で最新のセンター試験の傾向に対応した単語集となりました。
 この1800語とその派生語に中学単語とカタカナ語を加えると(反意語・類義語・関連語を入れないで)、本書で習得できる単語の総数は4000語を超えます。これらはセンター試験のみならず有名大学の出題に十分対応できるばかりか、実社会での「使える英語力」に欠かせない、「最重要語」となることを請け合います。

「使える英語力」と単語力
 編者が関係してきたこの40年ほどの入試英語、とりわけセンター試験や代表的な大学の入試問題で最近目立つ傾向は「国際水準」への接近、つまり長文化・即対応のできる学力重視とそれに加えて文脈を読む力を重視した設問の増加ということです。要するに、膨大な分量を短時間で処理できる能力の重視です。実社会で求められている「使える英語力」への流れとまさに一致します。
 私たちがどんなに単語力をつけても知らない単語にときに遭遇するのは避けられません。その際には、文脈から意味を推定し、文章全体の趣旨を把握する力をつけることが求められるのです。「想定外の事態に適切に対応する能力」が求められているとも言えます。

英語の位置
 入学試験において英語を課さない大学はほとんどありません。なぜ、大学はそのように英語の力を重視するのでしょうか? 大学は研究機関であり、論文などを通してその活動成果を発表する必要があります。研究を進めていくためには広く資料を読みこなさなければなりませんが、いちいち翻訳が出されるのを待っていてはとても最先端の研究・発表など期待はできません。英語以外にも論文レベルで読みこなせる外国語の知識があればなおよいのですが、最低でも学問の分野でもすでに「世界語」となっている英語の力は必要不可欠なのです。大学が学術機関であろうとする限り、後継者の養成で英語力を軽んずることはできないのです。
 さらに実業界でも大学に劣らず国際化が避けられない最重要な課題となっています。今日、生存競争の激しい実業界では厳しくプレゼンテーション力や交渉力が求められます。そしてここでも「共通使用語」は英語なのです。かつてなら読み一辺倒、時間をかけてじっくり考える力で曲がりなりにも対応できたところでも、今ではそれでは済まなくなりました。相手の主張に対して時機を失せずに自分の意見を的確に返す力が欠かせなくなりました。こうした場面では、英語こそコミュニケーションの道具であり、日本語と同程度に使える力が要求されています。

大学以降で学ぶ英語について
 大学は大きく専門別に学部に分かれています。そして、学科、専攻、自分の研究テーマと細分化されていきます。そこで新たに必要になる英語は専門分野の英語(いわゆる専門語)です。さらに社会人になると、業界用語や営業・法務・労務などそれぞれの分野特有の業務用語が飛び交うことになります。大学入試の英語では、そうした専門化に入る前段階の、今後どの分野に行っても多用される基本となる単語が出題されるのが原則です。
 本書はその中核となる単語=「将来大きく発展する礎となる単語」を最小数に絞り込むことを目指して研究してきた成果です。それは、最小限の苦労で最大限の成果を得るためです。余分なものは極力そぎ落としました。本書に盛り込まれている単語は、余すことなくきちんと脳中に収納してください。世界中の人々と対話するために。

2018年5月 編者

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