東進衛星予備校

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大学入試の東進衛星予備校> 涙の合格体験記 + 涙の体験記> 涙の体験記> 黒須 隆寿 くん【慶應義塾大学】

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涙の体験記


もうダメだと思う事件に遭遇しても、最後まで、決してあきらめなかった・・・その粘りがもたらした人生最高の瞬間!


「絶対合格 慶應大学」
先生のお手製の札に、現役での合格を誓う


 高校2年の3月のこと。「絶対合格 慶應大学 黒須隆寿」。東進の担任・立花先生が、そんな札を作ってくれた。東進では大学に合格すると「祝合格○○大学○○○○」という札を窓に張り出すのが慣例。その札そっくりの形式で「祝合格」の部分が「絶対合格」になっているのがポイントだ。黒須隆寿にとって、ちょうど1年後が大学入試である。「がんばってね」と札を手渡してくれた立花先生の目は、真剣そのものだ。黒須は思った。“来年、本当に自分の名前がここに張り出されるだろうか。そうしたらカッコいいな。よし、絶対現役で合格してやる!”。自分の部屋にその札を貼って、毎日眺めることにした。
 東進衛星予備校に通い始めて数か月。暗く長いトンネルの中で手探りするような受験生活の中、ようやく自分の居場所を見つけた感じだ。立花先生は、「体調どう?」などと気さくに声をかけてくれる。模擬試験の成績が悪くても「できなかったね」とは言わない。悪い時は言わずに、いい時に誉めてくれた。「これなら、志望校に行けるんじゃない?」。そう言われると、黒須は本当に合格できそうな気持ちになった。
 東進には、同じ高校の仲間も3人いた。勉強はひとりひとりの作業だが“みんな頑張っている”と思うと孤独じゃない。“自分だけ受験勉強をやめて逃げることはできない。負けられないぞ”とも思った。夕食時には、近くの定食屋で、仲間とワイワイいろんな話をした。学校の話、勉強の話、その他諸々・・・いい気分転換になった。
 映像授業も新鮮だった。普通の講義だと、聞き流したり欠席したりすると、その部分が抜けてしまう。しかしDVDなら90分の間に納得するまで何回でも見られる。たとえば数学の問題も、4、5回見直すことがあった。最初はわからない。2回目でもまだ理解できない。3回、4回と見直すうちに、“ああ、そういうことか”とわかってくる。5回目を見る頃には、同じ種類の問題なら確実に解けるという自信ができた。講義の途中、先生の投げたチョークが飛んできたことがある。映像の中のことなのに、自分に当たる気がした黒須は、思わずよけた。講義に集中していたからだろうか?
 黒須の苦手科目は、国語だ。そんな彼にとって『板野博行のハイパー現代文』との出会いは大きい。人生経験をまじえつつ講義を進める板野先生の、人間的魅力に惹かれた。苦手な国語も、板野先生の講義の予習なら楽しい。「国語がまったくできない人ほど伸びる。白紙であるがゆえに、僕の言う通りに勉強するだろう。そうすると解けるようになるんだよ」。そんな板野先生の言葉も、頼もしく耳に響いた。





悪夢のような2つの事件。
“これで浪人するのか”とドッと落ち込む・・・


 高校3年の夏休み。東進・吉祥寺本部校の夏期講習に通う。自宅のある小山から吉祥寺まで、片道1時間30分。映像とはまた違う雰囲気の生の講義は、良い刺激になった。黒須が取った小論文のクラスは、東京大学や慶應大学を目指す生徒が多かった。“この人たちと戦うんだ”と思うと、みんな頭が良さそうに見える。気合いが入った。
 2学期。高校の授業が終わると、東進に直行。閉校時間のぎりぎりまで約4時間、集中して勉強するのが習慣になった。わからないところは、友人や先生にすぐ質問できるし、みんな真剣に勉強している中に身を置くのは何となく心地よい。基本的に家では勉強せず、家は休息の場所にした。
 冬休み。赤本で、過去の入試問題を解きまくる。出題傾向を自分で分析し、ノートにまとめた。これでばっちりだ・・・。順調であるかに見えた黒須の受験。しかし彼は、思いがけない2つの事件に遭遇する。受験が2週間後に迫ったある日。第1の事件が起きた。得意なはずの英文が、突然読めなくなったのだ。単語ひとつひとつの意味はわかっても、文章が頭に入ってこない・・・。なぜか頭がボーッとして、脳ミソの代わりに空気がつまっているような感じだ。知らないうちに、受験勉強の疲れがたまっていたのかもしれない。あるいは試験直前のプレッシャーのせいか。
 得意な英語で点数をかせぐのが、黒須のやりかただったのに。“これでは浪人するかもしれない”と思った。初めて焦った。しかし、誰にも相談できなかった。かつてない孤独感の中、英文が読めないという不安を抱えたまま受験本番に突入した。黒須は全部で7つの大学を受験。その最初の受験校で、悪夢のような第2の事件が・・・。
 先に問題を全部解いて、最後にシートにマークするのが黒須の習慣だ。ところが、時計を見るのを忘れていたら、突然終了のチャイムが鳴った。あわててマークしたものの、3分の1しか塗れなかった。愕然とする。“時計を見なくても、終了10分前に試験官が教えてくれる”と思い込んでいたことが敗因だ。それから、黒須は必ず自分で時計を見るようになった。





頭から足の爪先まで
全神経を試験の英文に集中すると見えてきたのだ・・・!


 そして第一志望の慶應大学受験の日。黒須は、元旦に学問の神様・湯島天神で買ったお守りを持って受験に臨んだ。けして度胸のある方ではない。緊張すると、まわりの声が聞こえなくなるほどだ。しかし、受験生同士が“どこの大学に受かった”と話しているのだけは、なぜか聞こえてくる。“そんなにいい大学に受かっているのか”。しかし緊張がさらに高まっても、やるしかない。“とにかく全力を尽くそう・・・”。
 読めなくなっていた英文にも、死ぬ気で取り組む。頭から足の爪先まで全神経を英文に集中させて。すると、不思議に読めるような気がしてきた。英文を読むリズムが自分に戻ってきた感じ。これなら行ける!
 慶應大学総合政策学部の合格発表の日。黒須は、いつものお守りを手首にまいて発表会場に向かった。すれ違う人が、合格者がもらう書類袋を持っている。“この人は受かったんだな。自分は?”と思うと、心臓が早鐘のように鳴りだすのがわかった。
 合格掲示板前。自信がないので補欠の欄から見ていく。自分の番号はない。いよいよ正規の合格者欄・・・30081・・・あった!
 まず親に電話で合格を伝える。そして、携帯電話のカメラで、自分の受験番号を記念に撮影。“これで慶應大学の学生になれるんだ”。喜びがジンワリとわいてきた。
 受験勉強を通して実感したのは“継続は力なり”ということ。受験勉強では、辛い時、悲しい時、英文が突然読めなくなる時・・・いろんな時があるものだ。“そんな時も絶対にあきらめちゃいけないんだな。目標に向かって頑張り続ければ、きっと良いことが待っているんだ”。身に沁みた。
 入学手続きに行った帰り。黒須は湯島天神に詣でた。そして受験でいつも一緒だったお守りを奉納。ずっと部屋の壁から励ましてくれた「絶対合格 慶應大学黒須隆寿」という立花先生お手製の札も・・・。“立花先生にも、神様にもお世話になったなあ”と思いつつ、手を合わせる。18年間生きてきて、一番うれしい瞬間だった。





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  • 慶應義塾大学
    総合政策学部
    黒須 隆寿 くん