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松本 卓也くん
埼玉県立 熊谷高校卒
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早期スタートで苦手を克服

 高校入学とともに、松本卓也の東進生活もスタートした。
 中学時代、松本は英語に苦手意識を持ってしまっていた。だから、高校では何とかして英語で出遅れないようにしよう、と決めていた。
 松本が東進を知ったきっかけは、高校受験に合格した後、近所に住む知り合いに東進を強く進められたことだった。そして、参考に、と見せてもらった、英語の山中先生の「文法編II」という授業が松本の心を掴んだ。
「すごく面白いな、と感じて、ぜひ東進に入りたいと思いました」
 そして4月に入って東進に入学するなり、松本はその「文法編II」を受講した。「山中先生は、英語を楽しく、わかりやすく教えてくれました。説明を丁寧にしてくれて、英語は決して難しいものじゃないんだよ、という先生のメッセージが、僕の苦手意識を少しずつ取り除いてくれました」
 そして高2の夏には、安河内先生の「文法編IV」を受講。センター試験レベルの文法の集大成とも言える講座を、一心不乱に勉強したおかげで、文法への苦手意識はほとんど消えたという。
 東進の受講スタイルも、松本に合っていた。「好きな時間に行って、自分のペースで進められるのがよかった。それに、僕は、ノルマをコツコツ達成するみたいな感覚が好きなんです。ビデオを1個か2個ずつ見て、計画通り、または計画を上回るペースで終わりに近づいて行くのが快感でした」

早期に目標を定め、模試にチャレンジ

 京大工学部物理工学科という志望は、高1の6月頃には既に決まっていた。子供の頃から乗り物が好きだった松本は、自然と電車や自動車などの技術士や研究者という道を選んだ。その次に、どの大学に進むかを考えた時に、「やはりどうせ目指すなら一番高いレベルにいきたい」と、京大を選んだ。「理系は京大、という 評判もあったし、京大はノーベル賞を受賞した人が多く、なんとなく理系に優しいというか、研究者に優しい何かがあるんじゃないかというイメ ージがありました」
 また、中学の修学旅行で訪れた京都の街への憧れもあった。「きれいな景色や寺などがあって、住んでいて飽きないだろうな、と思ったんです」志望校が明確になった松本は、早速高1の7月に東進の模試「対志望大基礎力判定テスト」にチャレンジ し、以降定期的に受け続けた。
 「中学時代にも、1年の頃から埼玉県内の統一模試を全部受けていて、それが高校受験に間違いなくプラスになったので、高校でも早めに模試を受けておこうと思っていましたから」
最初に受けた模試は、好きな数学でさえも全く歯が立たなかった。しかし、「その悔しさがバネになりました」と松本は言う。

高3夏のE判定も、復習でクリア

 高校入学以来、先手必勝で着々と受験準備を進めてきた松本には、高3になったからといって、特別なギアチェンジは必要なかった。それでも、高3の夏休みは、朝9時半から夜10時まで東進にこもりきり、という、まさにエンジン全開状態だった。
 ところが、高3の8月に受けた模試で厳しい結果を突きつけられた。E判定"。 「京大受験を考え直せというような判定だったので、1年の時から京大を目指して頑張ってきたことは何だったんだ、とすごくショックだったし、焦りましたね」
 それでも、「京大に現役で行ってやる」という気持ちにブレはなかった。担任の先生は、「落ち込むことなく、しっかり復習をやれば伸びるよ」とアドバイスしてくれた。焦る気持ちを抑えて、松本も冷静に自分を分析した。
「その頃は、講座を受けられるだけ受けるという感じで、毎日ハイペースで受講していたんですけど、その分復習が不十分だったんですよね。だから、それ以降は復習をしっかりやることにしました。『それが完璧にできたら、必ず得点は上がる』という自信もあったので、信じて続けました」
 その結果、10月以降の模試では、B判定や、A判定も出た。「やっぱり復習は大事だな、と感じましたね」と松本は笑う。

リラックスして臨めた本番

 そして迎えたセンター試験。模試の場数を踏んでいた松本は平常心だった。
 「誰かに聞いた『模試は本番の気持ちで、本番は模試の気持ちで』という言葉通りに、落ち着いて臨めました。いつも通りの力を出せば、たぶん9割くらい取れるから、という感じで、リラックスしていました」
 その通りに、約9割の高得点を残した。京大の二次試験は、初日の数学で予想外の展開に。前年は、5問完答が基準ラインと言われていたが、「受けてみたら2、3問しか完答できず、他はほとんど手を出せずに終わってしまって…」。実は、今年の試験は前年より難化していたためだったのだが、その時の松本はそんなことを知る由もなく、ショックは大きかった。それでも、気持ちを切り替えて2日目に臨めたのは、得意科目という意識がある理科が残っていたからだ。
 松本が、東進の講座の中で一番印象に残ったと言うのが、苑田先生の「トップレベル物理」だ。「苑田先生は、単なる公式や法則の暗記ではなく、その根底や背景を教えてくれ、物理の本質を見つめる授業をしてくれました。今大学で物理の講義を聴いていても、その時学んだことが役立っていると感じます」
 二次試験では、その「トップレベル物理」の授業の中で解いた問題に類似した問題が出て、理科の得点が8割を越え、合格への大きな決め手となった。
 レタックスで送られた合格者番号の中に自分の番号を見つけた瞬間は、「ちょっと不思議な感覚でした。嬉しかったのも当然ありますが、『あ、(受験が)終わった』という、ほっとしたような感じでした」と、松本は振り返る。

大学では、環境系サークルにも所属しています。
僕の実家は自然に囲まれていて、子供の頃から自然と接する機会が多かったことなどから、環境に興味を持ちました。現代の交通における環境負荷の軽減に関する研究など、積極的に学びたいと思っています。
 大学に入学後、松本は11月祭(文化祭)事務局に参加し、忙しい日々を送っている。
 「高校生の頃、ノーベル賞受賞者の野依良治先生の講演会を聴く機会がありました。その時感じたのは、先生はすごく倫理的な観点、広い視野で物事を見ているんだな、ということ。それを聴いて、自分も、自分の研究だけじゃなく、倫理的にも人間的にも成熟した研究者になりたい、という思いが強くなったんです」
 様々な人と関わりながら、自分の力で11月祭を作り上げるという、松本にとっては新しいジャンルへのチャレンジ。大学受験という難関をコツコツ努力して乗り越え、大学ではまた一段、人間として成長を遂げようとしている。
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