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映画監督に関する Q&A
Q1 映画監督は、何度もNGを出して出演者を泣かせる怖いイメージがありますが、実際はどうなんですか?
 怖い人もいるし、優しい人もいる。監督によってそれぞれですね。
 俳優さんにしろ、技術パートのスタッフにしろ、文章を書いて何かを確かめているわけではありませんから、自分のやっていることになかなか確信がもてないのです。監督は、そのわからないところをいつもしっかり判断している、そういう信頼を得ているかどうかだけです。
Q2 映画の配役は、監督が好きな役者さんを選んで決められるんですか?
 僕は自分で配役の意志を通しますね。
 ただ、映画会社の宣伝部など、製作サイドの意見が強いときは、そちらのほうで配役が決まってしまっている場合があります。
 演出にとってどういう俳優を選ぶかは現場での演技指導などよりはるかに重要です。
Q3 映画監督のお給料はどのくらいもらえるのでしょうか?

 予算や撮影期間などによってもらえるお金ギャラは違ってきます。
 アメリカでは監督のギャランティは制作費の1%という人もいます。だから、制作費100億円という場合は、監督は1億円もらえることになるわけです。
 それに比べて日本では、監督の著作権も含めて、問題がたくさんあります。若い優れた才能が集まりやすくなるように、変えていかなければならないことはたくさんあります。
 監督としての最低保証賃金は協定によって一応決められていますが、実際のところ、皆さんが想像しているほどもらえてないのが実情です。

Q4 出演者には、どうやって演技指導をしているのですか?
 現場に入ってからあれこれ細かく「こうしたほうがいい」と言うよりも、撮影に入る前から指示を出しています。
 例えば、「死の棘」では、松坂慶子さんに「台本を覚えないでね。覚えようとすることで、失うものがどれだけ大きいかよく考えなさい」と言いました。
 そうすることで、俳優さんがもともと持っているクセを、撮影の前から壊しちゃうんです。すると、俳優さんたちは「今までのやり方ではない」ということに気づき、いつもとは違う顔をして現場にやってくるんです。そういった緊張感が、いい演技に結びつくのだと思っています。

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