くさび型教育課程

くさびがたきょういくかてい
従来は1、2年次で「一般教養科目」を履修したうえで、3年次、4年次で「専門科目」を履修するのが一般的だった。この段階化を必須とせず、一般教養科目、専門科目とも4年間を通じて、いつからでも学べるようにした教育課程のこと。「くさび型」とは、長方形を対角線で二等分してできる三角形をくさびと考え、上半分が一般教養科目、下半分が専門科目とすれば、年次が右に進むにつれて、教養の割合が減り、専門の割合が増えるとイメージできる。但し必ずしも学年推移による教養:専門の比率変化を指すものではなく、仮にその推移があったとしても、どのような効果があるのかもはっきりはしていない。従来の教養課程と専門課程の分離が、専門への関心の高い学生が、2年間待たないと専門科目を学べないことから勉学意欲を損なっていたとされること、また逆に科学技術系の専門では、教養(基礎から積み上げること)から専門への体系的な学習の流れが不可欠な科目も多いこと、こうした問題を解決するとも言われている。この「くさび型」については、従来型に比べて、どこがどのように優れて効果的なのかは、これから明確になっていくと考えられている。