大学受験|英語


CD付 高校生の英単語Level 3



生徒のみなさんへ

単語はことばの基本
 私たちが話したり書いたりする記号は、木の葉になぞらえてことば(言の葉)と呼ばれる。一枚の葉っぱに相当するのが「単語」(a word)。樹木の枝が「文」、木が「文章」ならば、森の全体が語の集合・総数としての「語彙(vocabulary)」になるだろうか。ことばの学習では、文を生み出す語彙力が不可欠だ。語彙の基本は単語だ。では、語彙力はどのようにしてつければよいだろう。

覚える順序は?
 本書は、従来の「英語T・U」教科書98種類、共通一次・大学入試センター(本・追)試験・国公立大学2次試験・私立大学入学試験に出た英単語を、頻度回数の分析をもとに選び出し、頻度の高い方から順に配列している。さらに、選び抜かれた全単語を、易から難へと、計画的に学習できるよう、ステージ別の5段階に分けている。これによって大学入試への対応もO.K.である。

語のイメージをふくらまそう
 ことばは、音声・文字に「意味」(meaning(s)、sense)が備わった生き物だ。単語がもつ意味は、歴史や文化の中で鍛えられ、変化してきた。単語は、発話の状況やメッセージの文脈の中ではじめて、その意味が限定されて明確になる。そのために、単語には例文をつけ、文の中で単語の意味を覚えてもらうことにした。
 各単語には、品詞や派生語・反意語・類義語を示して、語のイメージを作り上げる工夫をしてあり、さらに原意や語源をも加えて、単語の全体像をふくらませ、「語感」を身につけてもらう一助とした。

五感を使い、心で覚えよう
 本書では、イラストを入れて視覚的にも記憶に残るように工夫した。また、ネイティヴ・スピーカーがナチュラル・スピードで読んでいるCDも付属しており、耳からも楽しく覚えられるようにしてある。CDをリスニング・発音練習・ディクテーションなどに利用し、単語・例文を五感のすべてを使って体得できるように工夫してある。Learn by heart.(心で”覚えよ。)そして記憶しよう。

情報の発信はYou and I
 三千年紀のはじめの現在、情報技術(IT)は急速に進展する。ネットワーク上の情報は、瞬時に地球を駆けめぐる。相手のメッセージを理解し、自らも話し手・書き手としてメッセージを表現する時、コミュニケーションは双方向になる。英語のニーズが高まり、あなたや私が英語で情報を発信する時代になった。情報を正確に取捨選択するためにも、あなたの英語の語彙力が鍵になる。
 滋養豊富な本書を十分に消化・吸収して、自らの表現力アップに役立ててほしい。

宮坂正昭


☆刊行にあたって☆
全国英語教育研究団体連合会会長 川島由夫
 
外国語の学習は「習うより慣れよ」といわれるが、ある程度の文法知識も必要だし、なによりも基本的な単語を身につけることが必須である。英語の語彙力と学力とは相関するのである。
 全国英語教育研究団体連合会(全英連)は、1961年に最初の英単語集「全英連・基本単語活用集」(南雲堂)を出版して、1963年、1974年と改訂を重ね、1967年には「全英連・高校英単語活用集」(研究社)を出して、これも1981年、1988年と改訂して今日に至っている。
 その実績を基に全英連は、創立50周年を迎えるのを機会に、東進ブックスからレベル別に3分冊で「全英連・高校生の英単語」を発行することになった。この単語集は、高校で学習する全ての単語を含むとともに、中学校で習った単語が復習でき、さらに大学入試を突破するために必要な単語もカバーしている。
 単語はそれだけを暗記するのではなく、文の中で覚えてこそ本当に活用できるものとなる。この単語集ではその例文に十分に気を配り、学習者が段階をふまえて効果的に覚えていくことができるように様々な工夫が凝らされている。
 学習者の身になって作られたこの3冊の英単語集を活用して、高校生として必要な、また大学受験にも通用する語彙力を養い、英語の学力をアップしてほしい。
(2000年11月)

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