大学受験|数学

一目でわかるハンドブックシリーズ


一目でわかるハンドブックシリーズ 一目でわかる数学ハンドブック III・C 新課程版



はじめに

受験生の声に応える

 数III・Cの出題率は高い。出題率が高いのにこの分野の力がなかなか伸びていかない受験生が多く、悩んでいる人が多い。この分野の力を伸ばしたいという声に応えて本書を著した。内容はかなり充実したものとなっている。最後までねばり強く挑戦して欲しい。

数III・Cの成績を伸ばすためには!

 必要な項目を挙げ、その各項目に対して本書がどのように対処したか列挙しよう。それがそのまま、本書を用いての勉強の仕方に通じるだろう。

1)微分・積分の計算能力を徹底して磨くこと(→各パターンに対応させる形で、計算および基本練習のタイムトライアルGO!GO!!GO!!!を用意)
2)数III・Cの各分野で、身につけなくてはいけない基本事項、入試に必要な項目、重要公式にはどういうものがあるか知ること!(→本書の74パターンと、基礎力完成の練習問題が7項目)
3)各分野の基本事項を定義からしっかり理解すること!(→本書では右ページの【黒板】を用いたり、流れ図、グラフ、表を活用してポイントをビジュアル化)
4)練習問題を基本問題、標準問題とレベルを意識して何回も解くこと。それを解答を見ずに、解法が頭の中で流れるまで実行する!(→本書では各問題にレベル1〜レベル7を記載し、例題を約210問用意)
5)融合問題を練習し、実践力をつける!(→実力完成問題18(53問)を用意)
6)試験日、前日まで重要事項、重要なカーブの形をチェック!(→本書の右ページ【黒板】に整理)

受験勉強はチェック! チェック!! チェック!!!の精神

 試験は限られた時間内に答案を仕上げなくてはいけない。そのためには、計算力も必要であり、公式を確実に速く使えるようにする能力も必要だ。また、典型標準問題の解法が、頭の中で流れるまでに仕上げておかなくてはいけない。これが受験勉強である。心はチェック! チェック!! チェック!!!  の精神。
 入試頻出問題のチェック、重要項目のチェック、重要公式のチェック……等と、私自身がチェックマンとなって、君たちの弱点、盲点をチェックするために登場しよう。君たちは自らの弱点を補強するように何度も根気よく、各パターンを征服してほしい。

 数学を得意科目に!
 大学合格への戦いは、1人の戦いではない。チェックマンこと、この石綿が熱いエールを送り続けるから、ともに頑張ろう!

2005年7月  石綿夏委也

閉じる