大学受験|英語

名人の授業


名人の授業シリーズ 安河内のセンター英語 リスニングをはじめからていねいに

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「リスニングなんか簡単だよ!」
 最初からできる人はよくそういいますよね。私も、よくそう言われました。
 「リスニングが簡単だ」と思っている人には、この本も、これからの話も必要ありません。ここまで読んでくれてありがとう!元気でね!

 19才の私は本当に悩んでいました。wingやgirlなどの文字で見てみるとなんのことはない簡単な単語でも、ネイティブスピーカーが話すと、何を言っているのか、サッパリわからないのです。
 大学の英語学科に通っていた私の周りは、子どもの時から英語を勉強している、語学センスの優れた良家の子女や、帰国子女ばかり。みんな、「いっぱい聞いてれば、いつか聞こえるようになるよ。」という優しい言葉をかけてくれるのですが、一年ほど英語を聞いていても、全然聞こえてこない私はイライラするばかりでした。
 「アメリカに行けばできるようになるよ。」という言葉を信じて、夏休みになけなしの貯金をはたいてアメリカに行ったものの、またまた英語が聞こえなくて引きこもり状態。マクドナルドの店員にもビクビクする始末です。そもそも「マクドナルド」という単語さえ聞こえない、通じない。「こんなに聞こえないのは、きっと自分の耳は異常なんだ。」と思うことも何度もありました。「もしかしたら、子どもの頃からやってないとリスニングは無理なのだろうか?もうやめてしまおうか。」と思うこともありました。
 でも、皆さんに遅れること数年、20歳の時に一発奮起で始めた「精聴」を中心とした学習法で、あきらめかけていた私の耳は開きました。結局、リスニングも文法や読解と同じように「はじめから、ていねいに」やればよかったわけです。
 それからずっと、勉強を続け、TOEICやTOEFLのリスニング問題でも満点がとれるほどに、私の耳のトンネルは貫通しました。
 英語が聞き取れない人の耳には、たくさんの絡み合ったブロックが詰まっています。これらのブロックは、漫然と毎日頭を揺すっていてもなかなかはずれてくれないのです。
 はじめから、ていねいに、一つずつ耳のブロックをはずしていきましょう。ある程度時間はかかるかもしれませんが、「耳づまり」に悩む皆さんには、最高の治療法であることを約束します。
 トンネルが貫通し、向こう側の光が見えたときの感動を、皆さんにも味わって欲しいと思います。
2006年9月 安河内哲也

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