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名人の授業シリーズ 安河内の〈新〉英語をはじめからていねいに ②完成編

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「基礎固め」こそ,成績アップの唯一のコツだ!

 さあ,ついにこの講義も“折り返し地点”にさしかかるぞ。今まで教えたことは,全部マスターしてるかい?
 これからの勉強は,今まで教えたことを土台に展開していくからね。そして,君の英語力を一気に受験のレベルまで上昇させるぞ。少し難しくなるけれど,これまでのことを完璧にマスターしていれば何でもない。
 いつも難関のクラスで教えてて思うんだけど,基礎の基礎がガッチリ固まっている受験生ほど,成績の伸びが速い。逆に基礎が固まっていないと,ある程度伸びるとピタッと止まってしまうんだ。
 それはなぜか? ただ知識と慣れだけで突っ走っているからだ。
 英作文や和訳は,フィーリングでやってはダメ。もちろん英語では,「語感」や「知識」はかなり大切だ。でもそれは,基礎英文法をマスターしてはじめて生きてくるものなんだ。
 もう1つつけ加えておくと,当たり前のことだけど,英語を得意科目にするには「好き」にならなくてはダメだ。いくら勉強しても,嫌いって意識があると伸びない。
 はじめはイヤになるときもあるけど,ある一線を超えると英語も「趣味の世界」になる。これが,楽しいんだ。その「一線」というのが,この基礎英文法ってとこなのかな。
 受験勉強ってのは長期戦で,マラソンにそっくりだよね。だから,せっかく走るなら楽しみながら,一気にゴールへなだれこむんだ。
 そのためにはやっぱり大事なのは持久力だ。ダメな受験生は持久力が足りない。一時的に勢いがあってもすぐバテてしまうんだ。
 これからは,基礎→標準→応用と,どんどんステップアップしていかなくちゃいけない。それにつれて暗記しなくちゃいけないこと,理解しなくちゃ「けないことも増えていくんだ。
 それで最後には膨大な量の長文を読まなくちゃいけない。とすると,この基礎のところでいつまでもダラダラ勉強していたら,長文読解にあてる時間がなくなってしまう。
 いいかい。結局,こういう先のことを見すえてモクモクとやる人が最後に笑うんだ。
 そうしてひたすらやってると,マラソンだとランナーズハイっていう状態になる。走るのが全然苦しくなくなるんだ。
 これは勉強も同じで,脳ミソがハイになるっていうか,勉強しないと落ちつかなくなって,英語がやたら楽しくなるんだ。まあ,「受験生ハイ」ってとこかな。
 ときにはつらいときもあるかもしれないけど,そんなときには一度手を止めて,将来叶えたい君の夢や目標をあたまの中に描いてごらん。その夢を実現するためには,こんなところでつまずいていられないはずだ。今の努力は君の未来につながっているんだ。
 僕は君が最後まで走り抜いてくれると信じてるよ。
 君ならできる!
 最後までがんばろう!

安河内哲也