ページを更新する ページを更新する

生物I 一問一答【完全版】

message.gif

こんにちは。田部です。
 私が予備校で生物を教えるようになって約30年が過ぎました。その間,多くの受験生と次のような会話(質疑応答)を繰り返してきました。

(A) 受験生A君「生物用語って,いったい何個あるんですか? そのうちの何個が受験に必要なんですか?」
→田部「生物(学)用語は数万語はあるね。でも入試に必要なのは教科書にある用語だけだよ」
(B) 受験生B君「教科書を一通り勉強したあとは,何をやればいいんですか?」
→田部「教科書の太字の用語と,その正しい意味を覚えているかどうかの確認をしてみなさい」
(C) 受験生C君「教科書の生物用語は覚えたつもりなんですけど,大学の過去の入試問題(過去問)をやると,用語の穴埋め問題もできないことがあるんです。どうしたらいいんでしょうか?」
→田部「暗記が不十分なのではないかい。用語を正確に暗記してごらん」

 このように,私なりに精一杯,まじめに答えてきたつもりですが,質問した受験生にとっては「スッキリ納得できる完全な答え」とはならなかったことでしょう。A君は,「結局,何を覚えればいいんだろう?」,B君は「どんな方法・教材で確認すればいいんだろう?」,C君は「“大学の入試問題独特の解きにくさ対策”ってないのかなあ…」などと思ったかもしれません。私自身も,漠然とですが,「もっと明確な答え(対策)を示してあげたい」と思い始めていました。
 そんなとき,東進ブックスから,本書『生物Ⅰ 一問一答【完全版】』の執筆依頼がありました。【完全版】の「完全」という言葉は,「欠点や不足が全くないこと」,あるいは「必要な条件がすべて満たされていること」という意味だそうです。これにヒッカカリました。田部という人間がやることですから,「欠点が全くない本」を作る自信は全くありません。執筆依頼をお断りしようと思っていました。
 しかし,ふと考えました。
 私でも,「入試における生物Ⅰの用語問題対策として不足が全くない本」,あるいは「用語問題で合格点をとるために必要な条件がすべて満たされている本」,つまり依頼された書名どおりの「完全」な本を作ることはできるのではないかと。また,そんな本があれば,上記のような質問(悩み)がある受験生にとっては完全な答え(対策)になるのではないかと。

 執筆依頼をお受けして,実際に作り始めると非常に大変でした。ものすごくたくさんの時間とお金と人手がかかるのです。でも,多くの人の協力のおかげで,私が考えていたような本がついに完成しました。
 本書を十分に活用して,まず入試に必要な生物Ⅰの用語を固めてください。次に,必要なら用語問題以外の対策を行いましょう。そして,入試生物で高得点を取り,志望校へ合格してください。君たちを心から応援しています。

田部眞哉