大学受験|数学


2012大学入試 センター試験過去問演習数学II・B

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はじめに

 センター試験の対策は過去問研究につきる。特に数学はそうである。
 センター数学は、他の入試とはあらゆる面で異なる特殊な試験である。数学I・AとII・Bの作問にそれぞれ14名もの現役教授が自分の研究を犠牲にして丸1年をかけるのも驚きだが、作問委員となった新任の教授が過去問を解いても時間内にやっと終わるという問題量も相当なものだし、大問の解答を途中に空所を設けて多肢選択の補充形式で行いながら導いて行くというのも他に例がない。
 過去問研究の資料は、膨大な量の過去問集として市販されているが、2005年度以前の問題はそのままでは使えない。そればかりか、競って詳しくしたという解答解説は、時間がたっぷり与えられている記述式の問題と勘違いしている。センター数学のポイントは時間との戦いであることを考慮していない。もっともっと受験生の身になって、実戦で使える解答方法を提示すべきである。

センター数学の内容は難関大以上のレベルである。何段階もの思考を積み重ねていってやっと終点にたどり着く。一方で、センター数学の平均点は高い。出題される内容は高校課程での履修範囲を守られているし、重要度の高い項目が優先的に扱われている。十分な時間をかけて準備した者の努力を裏切ることは絶対にない。
 しかし、これまで市販されたセンター対策本には、徹底した研究成果は載せられていない。もっと深く、いろいろな観点から過去問を分析しなければならない。例えば、センター数学の問題には、各大問ごとに「出題の意図」が明確にある。したがって、それを見抜き、大きな流れをつかんで解答していけば、スムーズに終点にたどり着けるようになっているのである。

 以下、順を追って、センター数学の歴史、内容、形式などについて独自の視点から詳細に過去問分析を行い、そこから自動的に導き出される対策を考えて行くことにしよう。

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