◆地誌編とは。
地誌編では、世界地誌と日本地誌を丁寧に説明していきます。
系統地理編では地形、気候、農林水産業、鉱工業、人口、都市などのように、テーマに沿って地理を勉強してきましたが、地誌編では「アジア、アフリカ」、「ヨーロッパ、ロシアと周辺諸国」、「南北アメリカ、オセアニア」、「日本」と、それぞれの国や地域に沿って地理を勉強していきます。つまり、テーマごとに勉強してきた内容を、地域ごとにもう一度みていこうということですから、系統地理編で勉強してきた地理的な見方や考え方を活用しながら、世界の各地域の特徴、地域ごとの共通点や相違点などを理解していきましょう。
系統地理編でも言いましたが、地理には「何でそうなるのか」という理由があります。単に地理用語や地名を覚えこむ(丸暗記する)のではなく、しっかりと理解することは、地誌編でも引き続き忘れないでください。
◆つなげる(関連付けて整理する)!
地誌編を読み進めていくと、系統地理編で勉強してきた内容が何度も出てきます。読み進めていくうちに、いままで理解してきた知識が、どんどんつながってくると思います。
本書では、「何でそうなるのか」という理由を、講義形式でこれでもかというくらい丁寧に解説しました。用語などを表にまとめて整理するだけのものとは異なり、どうしてそのようになるのかという要因や背景をしっかり説明していますので、読み進めていくだけで、センター試験レベルの重要事項が理解できます。
さらに、地誌編では、読み進めながらさまざまな重要事項の確認(系統地理編の重要事項の復習)ができるようになっています。地理ではさまざまな分野が関連しています。例えば、ヨーロッパが高緯度に位置しているにも関わらず、比較的温暖な気候となっているのには理由があります。日本の製造業の海外進出が進むのには背景があります。系統地理編で理解してきた内容をつなげる(関連付けて整理していく)ことで、さらなる知識の定着が図れます。
一度しっかり理解できたことは、なかなか忘れないものです。また、しばらくたって忘れてしまったとしても、少し復習をするだけですぐに思い出せるものだと思います。
理解することを大切に。これが間違いなくセンター試験攻略の最短経路です。
村瀬哲史