「夢が未来への原動力」
本田圭佑選手が、イタリア・セリエAの名門、ACミランに入団し、
背番号10をつけました。
世界の名だたるクラブが争奪戦を繰り広げましたが、
「リトル・ホンダ(少年時代の自分)に聞いたら、『ミランでプレーしたい』と答えました」
と、子どもの頃の夢を実現できることが、決め手となったのです。
そんな本田選手は、中学1年生でガンバ大阪のジュニアユースに加入しました。
しかし当時の指導者・上野山信行氏は、そのときの印象は
あまり残っていないとインタビューで答えています。
持久力やスタミナで見劣りがして、最終学年になってもレギュラーに定着することができず、
結果として、ユースに昇格できませんでした。
けれど、サッカーがとことん好きで、相当な負けず嫌いで、
夢や目標をしっかり抱いていた本田選手は、次のステージを考えてすぐに、
「星稜に行きたい」と上野山氏に言ってきたそうです。
15歳の彼は、プロになるまで家の敷居をまたがないと決め、
大阪の親元を一人離れ、星稜高校に行き、3年間一度も休まずに練習を続けたそうです。
本田選手のこの経験を挫折と呼ぶ人もいますが、私はそうは思いません。
挫折とは、心が挫け、心が折れ、立ち上がる気力を失うこと、挑戦を恐れる気持ちになることです。
挑戦して失敗することは、どんな人にもあることです。
けれど、大きな夢があり、それに向かって進もうとする限り、何度でも立ち上がれます。
本田圭佑選手も、それを子どもたちに示してくれています。
これこそが夢の持つすばらしい力です。
四谷大塚 理事長 永瀬昭幸