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大学学部研究会

ABOUT

夢を実現させるための“本物の志望校選び”

東進生のみなさんは、今、大学合格するために日々努力をしていると思います。
一方で、みなさんの人生は大学受験で終わるわけではなく、大学合格は通過点に過ぎません。だからこそ、勉強と同時に、自分自身の将来と向き合い、“どう生きていきたいか”を真剣に考え、進む道を決めることが重要です。

そのためには、今知っている情報だけではなく、自分の興味・関心をより広げて、より多くの可能性に目を向けて欲しいと思います。
各分野で活躍する「本物」との出会いは、きっとみなさんの大きな刺激となり、時には人生を変えるターニングポイントになるかもしれません。この夏、インターネットで知る情報だけではなく、“ホンモノの”情報や知識を、自ら求め、吸収することで、大きく成長しましょう。
そして、みつかった夢を実現させるための“本物の志望校選び”を実現して欲しいと思います。

大学学部研究会は、高校生、中学生の皆さんが、日本を代表する一流教授陣から、人生を懸けて取り組んでいる研究内容の講義を受けられる貴重な機会です。大学での学びは、受験勉強とは異なり、答えのない問いに対して果敢に挑戦していくものです。

各分野での最先端の研究と、先生方のメッセージを直接受け取り、皆さんが大学で何を学ぶのか、これからの人生をどう生きていくのかを考えるきっかけとしてください。

本気の学びとの出会いが、10年後・20年後の社会で活躍する皆さんの原動力となることでしょう。

POINT

自分の将来を決める重要なターニングポイントとなる夏休み

様々な講義を受講することで、これまで少ない情報だけで判断していたかもしれない自分の将来の方向性・興味の有無がより明確になったり、新たな分野に興味が湧いてきたりします。

自分の将来を決める重要なターニングポイントとなる夏休みに、日本を代表する一流の教授陣が「人生を懸けて取り組んできた最先端研究」に触れてみるチャレンジを!

LECTURE

“この” 収録した最新の講義です!

(昨年度実施情報 ※26年度情報 近日公開予定)

研究内容・分野から探す

  • 地球資源学地球環境学
  • 応用物理学
  • 航空宇宙工学(推進工学、コンピュータシミュレーション)
  • 労働法
  • 皮膚科学免疫学
  • グリーンパワー
    エレクトロニクス分野
  • 資源循環工学
  • 動物分子生理学
  • 保全遺伝学
  • 環境工学
  • 情報検索
  • ゲーム理論マーケットデザイン
  • 労働経済学
  • 国際政治経済学科学技術政策論経済安全保障経済制裁・標的制裁宇宙政策国際秩序安全保障貿易管理エコノミック・ステイトクラフト原子力安全欧州統合中東問題
  • カルチュラル・スタディーズ
  • 人間都市情報学
  • 日本語学
  • 表象文化論(ファッション史・ファッション論)
  • 文化人類学(東ティモール、インドネシア)
  • 構造工学
  • 障害者雇用障害者のキャリアデザイン就労支援
  • 脳信号解感情分析脳・心・感情
  • 国際難民法国際制度国際関係論国際機構論国際刑事法政治学
  • 教育心理学

大学から探す

  • 東京大学
    • 地球資源学地球環境学 南鳥島海域の海底鉱物資源開発~海底に眠る日本の切り札~
    • 労働経済学 経済学で見せかけの数字に騙されないリテラシーを身につけよう
    • 国際政治経済学科学技術政策論経済安全保障経済制裁・標的制裁宇宙政策国際秩序安全保障貿易管理エコノミック・ステイトクラフト原子力安全欧州統合中東問題 不安定化し、不確実性を増す世界を読み解く
    • 人間都市情報学 サステナブルな都市のデジタルツイン構築に向けて
    • 構造工学 折紙がつなぐ、芸術、科学、産業
  • 神戸大学
    • 応用物理学 命を救う数式
    • 表象文化論(ファッション史・ファッション論) なぜファッションは女性のものとみなされるのか
  • 慶應義塾大学
    • 航空宇宙工学(推進工学、コンピュータシミュレーション) 世界と日本の宇宙開発について知り、宇宙工学の一端を学ぼう
    • 脳信号解感情分析脳・心・感情 世界初!脳波を用いた感情の見える化技術とその応用
  • 早稲田大学
    • 労働法 「働くこと」の意味について考える
    • 資源循環工学 多様な製品の多層的循環を支える分離技術で実現するサーキュラーエコノミー
  • 東京科学大学
  • 東北大学
  • 名古屋大学
  • 北海道大学
  • 中央大学
  • 筑波大学
  • 大阪大学
  • 横浜国立大学
  • 一橋大学
  • 上智大学
  • 法政大学
  • 国際基督教大学
  • 東京学芸大学
  • 地球資源学
  • 地球環境学
加藤泰浩

南鳥島海域の海底鉱物資源開発 ~海底に眠る日本の切り札~

東京大学 工学部長・大学院教授 加藤泰浩教授

講演内容

カーボンニュートラルを基軸とする持続可能な社会の構築には、多種多様なレアメタルやレアアースが必要不可欠です。
日本の排他的経済水域(EEZ)内の南鳥島周辺海域には、これらの重要鉱物を豊富に含む海底鉱物資源(レアアース泥やマンガンノジュール)が膨大な量存在しています。本講義では、これらの海底鉱物資源の開発に向けた取組みの現状や、我が国における経済安全保障上の意義について解説します。さらに、現在中国が進めている南鳥島近傍の公海上における集中的な探査や採鉱試験計画など、最新の国際動向についても紹介します。

どんな先生?

加藤先生は、スマホや電気自動車、ゲーム機などに必要な「レアアース」という金属資源を研究する世界的な先生です。日本の南にある「南鳥島」の海底から、世界でも有数のレアアース泥を発見し、資源の未来を切り拓いています。現在は、それをどうやって取り出し、製品に活かすかという「ものづくり」につなげる研究をしています。

先生の研究は、君たちの身近な生活とつながっている!

加藤先生は「地球がどうやって今の姿になったのか?」を調べています。
地球の歴史(なんと46億年!)を読み解いて、資源がどこでどう生まれるのかを研究。
その結果、まったく新しい海底資源を発見し、日本の未来を変えるチャンスを生み出しました。

【過去の登壇実績】

  • 2018・2020年 東進「大学学部研究会」登壇
  • 応用物理学
木村建次郎

命を救う数式

神戸大学 教授株式会社IGS代表取締役 木村建次郎教授

講演内容

いまこの瞬間も世界中で、病気や事故、事件で尊い命が失われている。これらを未然に防ぐための普遍的な核となる理論や技術は存在するだろうか?私は、科学者人生のすべてをかけて、核、すなわち“命を救う数式”を探し続けた。
この核を基に起業し、歴史に挑戦する取り組みを紹介したい。

どんな先生?

木村先生は、モノの中身を透視するように見る技術を研究しています。
箱を開けずに中がわかるような“未来の透視技術”は、医療やロボットなどで活躍中!
このような「見えないものを数式で見えるようにする」研究は、医療(がんの早期発見)
やセキュリティ、産業ロボットなど、さまざまな分野で役立っています。

どんな研究?

木村先生が取り組んでいるのは、応用物理学と数学の未解決問題を組み合わせた研究です。
これまで人類が解けなかった「内部の構造を計算で再現する」という難問に挑戦し、
それを活かして、未来のX線“超透視”技術を開発しています。

  • 航空宇宙工学(推進工学、コンピュータシミュレーション)
松尾亜紀子

世界と日本の宇宙開発について知り、
宇宙工学の一端を学ぼう

慶應義塾大学 理工学部 機械工学科 教授 松尾亜紀子教授

講演内容

現在、世界の各国が宇宙開発に向けて精力的に動いている。これは、工学者として長年宇宙に携わってきた者にとっても新たな潮流と言える。日本においては国主導で開発されてきた基幹ロケットだけでなく、民間のロケット開発ベンチャーによってロケットが開発されていることも興味深い。世界、特に米国に目を向けると、スペースX社によるロケット開発が世界の宇宙輸送産業の中心に台頭してきた。果たして日本の宇宙工学は、今後どうなるのか?研究者が取り組む宇宙推進エンジン開発の紹介を踏まえ、考えてみたいと思う。

どんな研究?

松尾先生は、音速より速い「超音速」で流れる空気の動きをコンピュータでシミュレーションする研究をしています。たとえば、ロケットや超音速ジェット機のまわりで起きる空気の流れ(圧縮性流体)を、数学とコンピュータで「見える化」する技術です。
この研究は、宇宙開発や航空機の安全性・効率の向上など、さまざまな先端技術に役立っています。

研究者になったきっかけ

小さい頃、自宅にあった宇宙開発の絵本(たぶん月面開発)に夢中になったのが最初のきっかけ。
「宇宙に関わる仕事ってかっこいい!」と憧れを抱き、大学では数学、大学院では航空工学へと進みました。
今では、夢を追いかけて現実の技術に変える研究に力を注いでいます。

  • 労働法
水町勇一郎

「働くこと」の意味について考える

早稲田大学 法学部 教授 水町勇一郎教授

講演内容

あなたにとって「働くこと」は「喜び」ですか、「苦しみ」ですか?人間はずっと前から働いてきました。そして現在、多くの人びとは「睡眠」の次に長い時間を「働くこと」に費やしています(なかには睡眠より長い時間働いている人もいます)。実は人類の歴史を振り返ってみると、この「働くこと」の意味は時代や地域によって大きく変容していること、そしてそれがわれわれの社会のあり方や生き方を大きく規定していることがわかります。「働くこと」の意味をめぐる旅に出ることによって、われわれの社会の根底にあるものや未来の姿を考えてみましょう。

どんな研究?

水町先生は、「働くこと」に関するルールを研究している法律の先生です。たとえば、労働時間・お給料・休み・働き方の自由など、みんなが安心して働くために必要な法律=「労働法」を研究しています。ヨーロッパやアメリカなど海外と日本をくらべて、歴史や哲学、経済学なども交えて「これからの働き方」を考える研究を続けています。

研究者になったきっかけ

もともと理系で生命科学を学んでいた水町先生。
大学3年生から法学部に転部し、社会を支える「法律」に興味を持って労働法の道へ。
“社会をよくする”ために法律を使うことに大きなやりがいを感じています。

  • 皮膚科学
  • 免疫学
沖山奈緒子

皮膚を通して自己免疫疾患の病態を知る

東京科学大学大学院 医歯学総合研究科 教授 沖山奈緒子教授

講演内容

病気には、遺伝子疾患、がん、感染症など色々な種類があるが、皮膚科学では皮膚を舞台とするすべての種類の疾患を扱う。本講義では、自己免疫という病態をテーマとする。自己免疫疾患では、本来は外来の病原体を排除するために働く免疫の攻撃が自分自身に向かってしまうため、敵も味方も自分である。皮膚限局の自己免疫疾患もあれば、全身性の自己免疫疾患(膠原病)もある。皮膚を舞台もしくは窓口として、モデル動物を駆使して自己免疫疾患の病態を解明していく我々の取り組みを紹介する。

どんな先生?

皮膚科・アレルギー科・リウマチ科の専門医でもある沖山先生。
患者さんの診療と研究を両立させ、未来の医療をより良くするための研究に挑んでいます。

どんな研究?

沖山先生は皮膚科のお医者さんとして診療をしながら、アレルギーや免疫に関わる皮膚の病気を研究しています。かゆみや炎症がどうして起きるのか? 薬をどう使えばより効果的か?
そういった疑問を医学と科学の視点から解き明かしています。

  • グリーンパワーエレクトロニクス分野
遠藤哲郎

半導体技術で変わる私たちの暮らしと社会

東北大学 教授 遠藤哲郎教授

講演内容

半導体とはなんでしょう? 全てのデータ処理やその記憶は半導体によって担われているため、半導体は情報化社会を支えるキーテクノロジーとなっています。とりわけ、今後のAIやビックデータの発展には不可欠な技術です。言い換えれば、SDGsやカーボンニュートラル・地球温暖化など地球規模の社会課題の解決に貢献するためには半導体は不可欠となっています。そのため、日本をはじめとする欧米アジアの各国で、半導体は「国家の戦略物資」と位置づけられ、精力的に研究開発が進められています。皆さんの未来社会を創造するこの半導体の最前線を紹介します。

どんな研究?

半導体や電力制御の技術を使って、エネルギーを効率よく使う研究をしています。
USBメモリやSDカードなどのNAND型メモリも開発してきました。

なぜこの研究を?

身近な製品に役立つ研究がしたいと思い、東芝でメモリの開発を担当。
大学では基礎から応用までつなげて、未来のエネルギー社会を支える研究をしています。

  • 資源循環工学
所千晴

多様な製品の多層的循環を支える
分離技術で実現するサーキュラーエコノミー

早稲田大学 理工学術院 教授/創造理工学部長 所千晴教授

講演内容

サーキュラーエコノミーは、資源制約や環境負荷の高まりの中でも製品をくり返し使い、私たちのWell-beingを向上し続けていくための考え方である。これからは大量に製造してから回収・分離するのではなく、循環しやすく環境に配慮して設計し、高精度に価値を取り出し繰り返し利用する時代へ向かっている。日本には日本の、地域には地域の適した循環モデルを模索する必要がある。本講演では、カーボンニュートラル促進にも重要な電池や新素材の分離技術と易解体設計に関する最新の研究を紹介する。

どんな研究?

所先生は、限りある資源を無駄にせず、もう一度使うための「資源循環」の研究をしています。
廃棄物や使い終わった製品から金属を回収したり、環境を汚さずに資源を再利用する仕組みをつくっています。「捨てる」から「活かす」へ。人にも地球にもやさしい社会を目指した研究です。

なぜこの研究を?

高校時代に「環境問題」が注目されていたことをきっかけに、理系の力で社会に貢献したいと考えました。大学では鉱山廃水の処理技術に取り組み、現在は資源の再利用やリサイクルの研究を通じて、世界的な課題の解決に挑んでいます。

  • 動物分子生理学
吉村崇

動物に学び、食と健康の未来を開拓する

名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM) 拠点長・教授 吉村崇教授

講演内容

春になると様々な動物が出産ラッシュをむかえます。また、サンゴやウミガメは満月に産卵することが知られています。これらの活動は地球と太陽、月が織りなす天体運動によってもたらされています。人類は有史以来、これら天体運動によってもたらされる動物たちの神秘的な営みに魅了されてきました。興味深いことに近年、我々人間の生理機能や病気も、季節や月の影響を受けることがわかってきました。ユニークな営みをする動物に学ぶことで、ヒトの食や健康の未来に貢献する取り組みについて紹介します。。

どんな研究?

吉村先生は、生き物がもつ「体内時計(サーカディアンリズム)」の仕組みを研究しています。
朝に目が覚めて夜に眠くなるのも体内時計のおかげ。目覚まし時計がなくても私たちの体は時間を感じています。このリズムがどう作られ、どう調整されているのかを、遺伝子やホルモンなど分子レベルで解明しています。

なぜこの研究を?

滋賀県の自然豊かな場所で育ち、野原で動物を観察するうちに「生き物って不思議!」と感じたのが研究の原点。大学では農学を学び、「どうして動物は時間を感じるのか?」という疑問が研究につながりました。
“まだ誰も知らないことを明らかにする”ことが、今も研究を続ける大きな原動力です。

  • 保全遺伝学
荒木仁志

水を透して視る、
野生生物と生態系の知られざる姿と未来

北海道大学 農学研究院 教授 荒木仁志教授

講演内容

日本にはまだまだ多くの自然が残されている。しかし、そこに暮らす野生生物のことを、我々はどれほど理解しているだろうか。特に地球表面の2/3を占める水中には人類の理解が遠く及ばず、謎に満ちた多くの生物が複雑な生態系を形作っている。この謎に迫るため、従来の生態学手法である捕獲や目視に頼らない最新技術「環境DNA」を用いた研究が進められている。水を汲むことでそこに含まれる野生生物のDNAから彼らの生き様を推測するこの技術が、どのようにして野生生物や生態系の知られざる姿に迫るのか、最新の研究成果や今後の展望と共に紹介する。

どんな研究?

荒木先生は、遺伝子(DNA)を使って野生動物や自然環境の秘密を調べる「保全遺伝学」の研究者です。生き物がどう環境に適応しているか、どんな危機にさらされているかを明らかにし、自然を守る方法を探ります。まさに、自然界の“探偵”のような役割です!

なぜこの研究を?

湖のそばで育ち、水辺の生き物と遊ぶのが大好きだった荒木先生。
大学で生物学を学び、野生動物の遺伝子を通して自然を守る研究に出会いました。
「科学で自然を守る」ことに大きなやりがいを感じています。

  • 環境工学
山村寛

水から見る 環境工学の現実と未来

中央大学理工学部・教授 山村寛教授

講演内容

みなさんが普段から使っている水道や下水道は、人口が増加する時代に作られ、便利な社会を築いてきました。一方で、これから50年かけて、2100年までに半分にまで日本の人口が減少する中で、これまで構築してきたインフラが維持できない時代が訪れようとしています。また、海外のほとんどの国では、水道も下水道も普及しておらず、経済発展と豊かな暮らしの妨げとなっています。
我々は、最先端のAIやバイオ技術を駆使して、人口減少社会でもこれまで通り水道や下水道を使えるような社会を構築するために、産官学で研究開発を進めています。将来は、宇宙で住むことを夢見て、新時代のインフラを創造しています。

どんな研究?

山村先生は「分離膜(ぶんりまく)」という技術を使って、きれいな水をつくる研究をしています。この分離膜は、水の中から不純物を取りのぞく特別なフィルターのようなもの。世界の水不足や災害時の水の確保、工場の排水処理など、環境や暮らしを支える技術に役立っています。

なぜこの研究を?

高校卒業後、北海道大学で学ぶ中でこの分野と出会い、「水」をきれいにすることで
多くの人の生活に役立てる研究をしたい!と思うようになりました。
今では、省エネで高性能な膜の開発や、水処理装置の改良など、未来に向けた技術に取り組んでいます。

  • 情報検索
加藤誠

AI時代における情報検索技術の課題

筑波大学・准教授国立情報学研究所・准教授 加藤誠教授

講演内容

情報検索技術は,インターネット上の情報や図書館の蔵書,ショッピングサイトの商品などを「人間」が検索するために研究・開発されてきました.2025年現在,情報検索技術の利用者は「人間」から「AI」に変わりつつあります.また,情報検索技術自体もAIによって大きな変貌を遂げました.このようにAIが情報検索を行う場合には,どのような検索結果を返したら良いのでしょうか?人間と同じでよいのでしょうか?また,AIによって検索を行うことで何か問題は起きないのでしょうか?本講義では,これらの疑問に答えます.

どんな研究?

加藤先生は、「探したい情報をもっと見つけやすくする」ための研究をしています。
たとえば、検索エンジンをもっと賢くしたり、あいまいだけど似ている情報を見つける方法を考えています。
・似た例を探す「アナロジー検索」
・スマホでの検索を便利にする仕組み
・統計データを簡単に探せる検索ツールなど
情報があふれる時代に、「本当に必要な情報」に早くたどりつく技術を開発しています。

なぜこの研究を?

最初に取り組んだ研究で、新しい方法を考えてうまくいったときの「やった!」という達成感が大きなきっかけ。それからは、「情報をどうやって探すか」を追い続け、世の中の役に立つ技術をつくりたいと思うようになったそうです。好きなことを研究できることが、今の大きなモチベーションになっています。

  • ゲーム理論
  • マーケットデザイン
安田洋祐

お金を使わない市場を創ろう!
マッチングの理論と実践

大阪大学大学院 経済学研究科 教授 安田洋祐教授

講演内容

「マーケットデザイン」と呼ばれる経済学の新しい分野では、市場を与えられたものとして捉えるのではなく、ゼロから設計・構築するものとして扱います。 そこで分析する市場には、お金が登場しないことも珍しくありません。本講義では、マーケットデザインを代表する「マッチング」の理論と実践について、人材活用を例に挙げながら紹介します。研修医と配属病院のミスマッチをどうすれば防げるのか? 理想的な仕組みがなぜ公立高校入試の併願制にも有効なのか? といったテーマについて、ぜひ一緒に考えていきましょう!

どんな研究?

ゲーム理論という数学を使って、世の中の“かけひき”を分析しています。
企業の価格競争、オークション、就職のマッチングなど、社会のしくみをよりよくするための研究です。

なぜこの研究を?

大学2年生の経済学の授業で「世の中の仕組みを論理的に考えられること」に感動!
面白さに引き込まれて研究を始め、今では制度設計に役立つアイデアを社会に届けています。

  • 労働経済学
近藤絢子

経済学で見せかけの数字に騙されない
リテラシーを身につけよう

東京大学 社会科学研究所 教授 近藤絢子教授

講演内容

数字やグラフを挙げて説明され、良くわからないままなんとなく説得された経験はありませんか?経済学の実証分析を行う上で、見せかけの相関と因果関係の識別はとても大切です。この講義では、保育園の整備が子供のいる女性の就業に与える影響の分析を例にして、私の専門である労働経済学でもよく用いられる、計量経済学の因果推論の考え方を説明します。昨今話題のEBPM(根拠に基づく政策立案)の基礎になる考え方のエッセンスをお伝えできればと思っています。

どんな研究?

労働経済学の専門家として、景気や制度が人々の働き方にどう影響するかを研究しています。
若者・高齢者・子育て世代など、様々な立場の人々の就職や生活を支えるために、現実のデータを使って分析しています。

なぜこの研究を?

中学生のときにバブルが崩壊し、ずっと不景気だった時代を経験しました。
「どうすれば経済で社会を良くできるのか?」という疑問から経済学を学び、今は働き方や雇用の問題を科学的に考えることにやりがいを感じています。

  • 国際政治経済学
  • 科学技術政策論
  • 経済安全保障
  • 経済制裁・標的制裁
  • 宇宙政策
  • 国際秩序
  • 安全保障貿易管理
  • エコノミック・ステイトクラフト
  • 原子力安全
  • 欧州統合
  • 中東問題
鈴木一人

不安定化し、不確実性を増す世界を読み解く

東京大学公共政策大学院教授国際文化会館地経学研究所長 鈴木一人教授

講演内容

ロシアのウクライナ侵攻や、中東地域における紛争、米中対立とトランプ政権による関税政策など、第二次大戦後に確立した世界秩序が大きく揺らいでいる。これまでの常識が通じなくなった世界を、我々はどう理解したらよいのだろうか。また、欧米諸国において、既存の政治に不満を持ち、極端な主張を繰り広げる政党を支持する、いわゆるポピュリズムが台頭している。国際秩序の変容と、こうしたポピュリズムの台頭をどうとらえたらよいのか。国際政治経済学を通じて、不安定化する国際秩序を理解する視座を提供したい。

なぜこの研究を?

大学生の頃、冷戦の終わりとグローバル化が同時に進み、
「国境を越える経済と政治の関係」に興味を持ちました。
飛び級で大学院に進んだことがきっかけで、研究に夢中になりました。

どんな先生?

国際政治や経済、科学技術の安全保障を専門に、世界で今起きていることを研究しています。
宇宙政策や経済制裁、国際ルール作りなど、世界を相手に活躍する先生です。

  • カルチュラル・スタディーズ
須川亜紀子

アニメにおけるDEIを考える ―ヒーロー像とジェンダー

横浜国立大学 都市イノベーション研究院 教授 須川亜紀子教授

講演内容

小さいころから何気なく見ているテレビアニメやアニメ映画ですが、私たちは知らぬ間にアニメの中のジェンダー表現から、ジェンダーに関するいろいろなことを学んでいます。この講義では、DEI(Diversity, Equity, and Inclusion (多様性、公平性、包摂性))がいかにアニメの中に描かれてきたか(あるいは、こなかったのか)を、時代毎に男女のヒーローをとりあげて考えます。

どんな研究?

須川先生は、「カルチュラル・スタディーズ(文化研究)」の分野で、アニメやマンガ、小説、映画などのポップカルチャーと、それを受け取る視聴者・読者の関係を研究しています。たとえば、アニメを見ている女の子たちが何を感じているか、作品が社会にどんな影響を与えるかなどを分析しています。

なぜこの研究を?

「なぜ女性は不利なのだろう」という思いを探ってみたいと思い、その一つの手がかりがアニメというメディアでした。アニメは子供の頃から楽しみながら思想に影響を与えるメディアであるにもかかわらず、あまり研究されていなかったことが、研究者を志したきっかけの一つです。

  • 人間都市情報学
関本義秀

サステナブルな都市のデジタルツイン構築に向けて

東京大学 空間情報科学研究センター センター長・教授 関本義秀教授

講演内容

デジタルツインとは単なるデジタル化ではなく、デジタル環境の中でシミュレーションを行い、最適な形を目指していくものである。都市は様々な人の活動をもとに構成され、交通問題や災害対応等の1日の中で変化していく事から、高齢化・移住対策等、長期の変化まで多岐にわたる。しかし、都市の政策は化学や生物の実験のように様々な試みができるわけではない。そこで都市のシミュレーションのためのデジタルツインをどのようにサステナブルに実現していくかについてお話しします。

どんな研究?

都市や地域をどう設計し、人々が快適に安全に暮らすまちをどうつくるかを研究。
ICTやAIなどの技術で住民の声を反映し、より良い都市づくりを目指しています。

なぜこの研究を?

『都市は誰のためのもの?』という疑問から、住む人の視点に立った都市デザインを追求。
アイデアが社会を変える実感があり、やりがいを感じています。

  • 日本語学
庵功雄

ことばのしくみを解き明かす

一橋大学 国際教育交流センター 教授 庵功雄教授

講演内容

私たちが普段使っている日本語には様々なしくみが隠されています。今回はその中から次の4つについてお話しします。①「ん」は存在しない?(音声)、②「は」と「が」は全然違う助詞?(文法)、③「ら抜きことば」は歴史の証人?(言語変化)、④「女医さん」はいるのに「男医さん」はいないのはなぜ?(社会言語学)。母語である日本語のしくみを知ることは興味深いことであり、英語などの学習にも有用です。ことばは一方で、差別を生み出すこともあります。今回の話がみなさんがことばの多様な世界を旅するきっかけとなれば幸いです。

どんな研究?

日本語を他の言語や日本語学習者のことばと比べて、
人がどのようにことばを使ってコミュニケーションをするのかを研究しています。
言葉の使い方や文化の違いを通して、人と人とのつながりを見つけています。

なぜこの研究を?

高校生の時に、貧困や性別の理由で勉強できない女の子の記事を読んだことがきっかけ。
言葉の違いや教育のあり方に関心を持ち、平等な社会を目指す研究を続けています。

  • 表象文化論(ファッション史・ファッション論)
平芳裕子

なぜファッションは女性のものとみなされるのか

神戸大学大学院人間発達環境学研究科・教授 平芳裕子教授

講演内容

近年、男性用のコスメやアクセサリーが流行しています。ところがデパートやショップの大半を占めているのは「レディースファッション」であり、おしゃれというと「女性のもの」とみなされているようです。しかし西洋の歴史を遡るならば、現代では女性用のアイテムとされる多くの装飾品が男性服を飾っていたことがわかります。ではなぜ男性はスーツを着て働き、女性はドレスを着て飾るようになったのでしょうか。近代に成立したファッション文化は、現代の日本を生きる私たちの装いや考えにも大きな影響を与えています。ファッションを通して、文化と社会について考えましょう。

どんな研究?

平芳先生は、ファッションと社会の関係について研究しています。
「なぜファッションは女性のものと思われがちなの?」「なぜ着物から洋服に変わったの?」といった疑問に、歴史や美術の視点から答えを探しています。
日本と西洋の服装の変化や、美術に登場する衣装の意味を読み解くことで、
人々の価値観や社会の変化を明らかにしています。

なぜこの研究を?

大学院生の時に、ファッションに関する英語論文に出会い、「ファッションも研究になる!」と感動。
その後、世界中の展覧会を訪れて研究を深め、「ファッションを通じて世界とつながれる」と感じたことが、今の研究の原動力になっています。

  • 文化人類学(東ティモール、インドネシア)
福武慎太郎

東ティモールのコーヒー栽培農民の
暮らしから知る世界の学び方

上智大学総合グローバル学部・教授 福武慎太郎教授

講演内容

みなさんは東ティモールという国を知っていますか?独立から20数年の若い国ですが、日本でこの国のことが話題になることはほとんどありません。パレスチナやウクライナについての情報量を考えると、平和であるというのはそういう事かもしれません。しかし平和になると無関心になるというのも寂しいです。理想と夢を掲げて独立したこの国で、人々はどのような暮らしを送っているのか、この講義では東ティモールの主要な産業であるコーヒーの栽培農民の暮らしを紹介することを通じて、東ティモールのこと、そして私が専門とする文化人類学について紹介します。

どんな研究?

福武先生は、インドネシアや東ティモールなどの島々に住む人々の暮らしや文化を調べる研究をしています。とくに「山の奥」や「島のはしっこ」など、あまり知られていない場所で、
人々と一緒に生活しながら学ぶ“フィールドワーク”を通して文化の多様性を探っています。

なぜこの研究を?

研究室での実験よりも、人との出会いや交流から学びたいと思ったことがきっかけでした。
都市から離れた地域で、人と自然の関係や少数民族の暮らしの知恵を知る中で、
「世界にはこんなにも多様な生き方がある」と実感し、その魅力に引き込まれました!

  • 構造工学
舘知宏

折紙がつなぐ、芸術、科学、産業

東京大学 大学院総合文化研究科 教授 舘知宏教授

講演内容

タンパク質の折りたたみから、昆虫の羽や植物の葉の構造に至るまで、「折り」の原理は自然界で多様な機能を実現しています。この「折り」の現象は日本の折紙に由来して「Origami」と名付けられ、科学・工学の研究トピックとして国際的に着目されています。
本講演では、講演者が折紙創作を入り口として、折紙の幾何学理論や計算アルゴリズムを構築した経緯や、様々な分野の専門家とともに目指す展開構造物や未来の製造技術について紹介します。また、芸術家や科学者、学生たちとともに取り組む、かたちの原理の探求についてもお話しします。

どんな研究?

舘先生は「折紙」をヒントに、自由に変形できる構造物や新しい材料を研究しています。
小さくたためて大きく広がる建築構造や、折り畳み可能な人工衛星の部品など、
折紙の数学的ルールや立体構造を応用し、未来のテクノロジーを支える研究を行っています。

なぜこの研究を?

子どもの頃から折紙が好きだった舘先生。大学生の時に折紙作家のコミュニティと出会い、
「折紙と科学をつなげたい!」という思いから、研究者の道へ。
折紙の中にある幾何学や物理の仕組みを工学に活かす研究に魅力を感じています。

  • 障害者雇用
  • 障害者のキャリアデザイン
  • 就労支援
眞保智子

誰もが働きやすい職場をつくる ~障害者雇用~

法政大学 現代福祉学部 教授 眞保智子教授

講演内容

障害により職業生活をはじめることやそれを維持することに何らかの困難がある場合に、その課題の解決と職業生活の質の向上を目指し、障害がある当事者のみならず企業や地域社会など職業生活をとりまく環境に働きかけることを「職業リハビリテーション」と言います。その対象は、例えば、障害者雇用の場合は、障害者のある方の職業訓練、採用、仕事への配置(マッチング)、職場定着の一連のプロセスとなります。プロセスへのアプローチの一端をお話し、合理的配慮(理にかなった配慮)から誰もが働きやすい職場づくりを考えます。

どんな研究?

障害のある人が自分らしく働けるようにするための仕組みを研究。
職場づくりや企業のサポート、キャリア支援などについて考えています。

なぜこの研究を?

障害児教育に関わる父の影響で、幼い頃から障害のある子どもたちと過ごしてきた経験が原点。
誰もが力を発揮できる社会をつくりたいと思い、研究を続けています。

  • 脳信号解
  • 感情分析
  • 脳・心・感情
満倉靖恵

世界初!脳波を用いた
感情の見える化技術とその応用

慶應義塾大学 理工学部システムデザイン工学科 教授 満倉靖恵教授

講演内容

感情は本来、目に見えないものですが、最新の脳科学と技術によって「見える化」することに世界で初めて成功しました。今回は、脳波という脳の電気的な活動を解析することで、喜び・怒り・不安・リラックスといった感情をリアルタイムで表示する、世界初の技術をご紹介します。この技術は、学校や家庭、医療・福祉の現場など、さまざまな分野で人と人とのコミュニケーションを助けるものとして期待されています。自分の気持ちに気づいたり、他人の感情を理解したりすることで、より良い人間関係を築く手助けになります。講演では、実際の研究開発の裏側や、どのようにこの技術が生まれたのか、そして脳科学やAI技術がどのように未来を変えていくのかについて、わかりやすくお話しします。

どんな研究?

脳波などの脳信号を使って、感情・睡眠・うつ病・認知症などの状態を解析。
脳と心を科学でつなぐ研究を進めています。

なぜこの研究を?

気づいたら“のめり込んでいた”ほど、脳と感情の不思議に惹かれました。
見えない“心の動き”を解き明かし、より良い社会づくりを目指しています。

  • 国際難民法
  • 国際制度
  • 国際関係論
  • 国際機構論
  • 国際刑事法
  • 政治学
橋本直子

世界の難民政策をめぐる虚構と現実

教養学部 准教授 橋本直子准教授

講演内容

世界には2023年末時点でパレスチナ難民を含め3000万人を超える「難民・避難民」がいるとされる。日本でも近年毎年1万人を超える外国人が庇護申請を行っている。そのような人々の事情や受入れ方法、支援策については、日本でも世界でも様々なウソとホントが渦巻いている。なぜ人は母国を追われ、どこに避難し、なぜ一部の国はそのような人々を積極的に受け入れているのか。この講義では、国際法、国際関係学、国際政治、難民・強制移住学の観点から、世界における難民政策を巡る虚構と現実の一部を紹介し、「批判的に」考えたい。

どんな研究?

世界の難民や移民を受け入れる国のちがいや、国際制度の役割を研究しています。
どうすればより多くの人が安心して暮らせる社会をつくれるか、
国際法や政治の視点から考えています。

なぜこの研究を?

政府や国連で15年近く働き、現場で見たことをもっと深く学び、伝えたいと思ったからです。
社会の現実を変える力が、学問にはあると信じています。

  • 教育心理学
犬塚美輪

"読解力"の心理学 ―読解力とはなにか・どうすれば身につくのか

東京学芸大学 教授 犬塚美輪教授

講演内容

「読解力が大事だ」という主張に賛同する人は多いが,「読解力とはなにか」という問いに答えられる人は少ない。正体がわからないものを大事にしたり身につけたりすることは難しいので,「読解力」をどのように捉えることができるか,心理学の観点から説明したい。本講演では,読解力を「内容を頭の中に再現する」「物語の中に入り込む」「批判的に吟味する」という3つで整理し,その特徴や認知プロセスを紹介する。学び続けるために,また豊かな人生を支えるために,読んで理解するとはどういうことなのか,どうすればより良く読むことができるのか,考えてみよう。

どんな研究?

教科書や小説、SNSなどを通じて、人はどのように文章を読み、どんな影響を受けるのか?
感じ方や考え方がどう変わるのかを、科学的に調べています。「文章を読むこと」がどのように人の考え方や感じ方に影響を与えるのかを研究しています。誤情報やフェイクニュースにだまされないよう、「クリティカル読解」の方法を研究し、実験で効果を検証しています 。

なぜこの研究を?

家庭教師をしていたときに「国語が苦手」という小学生と出会い、「読むって何?」「どうしたらうまく読めるの?」という根本的な問いに向き合いました。

FLOW

  1. 24講座の中から興味のある学問・研究を3講座選んでください。
  2. 申込用紙に選択した講座と受講日を記入してスタッフに提出しましょう!
  3. 講座登録翌日から学力POSで受講可能です。自宅受講も可能です。
  4. 通常授業の授業と同様に講座予約をしてください。 ※最後にアンケートがあります

受講のポイント

  • 期間が限られますので日程を事前に決めて計画的に受講しましょう!
  • 受講メモを手元に用意し、大事なことはしっかりとメモを取りながら受講しましょう!
  • 講義資料は、学力POSの教材ダウンロードからダウンロード・印刷が出来ます。

GUIDELINE

対象
東進生(高2生、高1生、中学生) ※夏期特別招待講習を受講している一般生も受講できます。
実施期間
2026年8月6日(木)~2026年8月15日(土)
最大3講座受講できます。
申込期間
2026年7月1日(水)~2026年8月14日(金)
申込方法
所属の校舎スタッフにお伝えください。
形式
オンライン実施
参加費用
無料