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東京都 都立 武蔵高等学校 卒
東京大学 理科三類

村山 一央くん

■共通テスト得点 792点/900点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 85 51 36 50 51 =273/440点
自己採点 90 50 40 45 50 =275/440点

■受験した感触・・・ 難しかったけど、やり切った……受かっててくれ!(自己採点は感触です)

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科三類 B 理科三類 A 理科三類 A

自分と真剣に向き合う

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 受験において一番大切なことは、自分の特性を冷静に分析して、それに合った戦略を立てることです。この合格体験記では私なりの東大合格に向けた戦略・考え方をいくつかご紹介したいと思います。

 私は、先取り型の学習が功を奏したタイプだと思います。理科三類を第一志望に決めたのは高校3年生の4月のことでしたが、それ以前から大学受験に向け先取り学習を進めていたおかげで、高校3年生になってからスムーズに過去問演習に入ることができました。部活や課外活動、学校行事と忙しい高校生活の中で効率的に先取り学習を進める上で、東進の環境はとても良かったと思っています。スキマ時間を有効に活用して、早い段階で基礎的な理解を盤石なものにすることが東大合格の鍵になるといってもいいでしょう。
 ここからは、勉強・メンタルの2つに分けて私が東大合格のために意識していたことをお伝えします。

勉強

  • 計画を立てる

志望校を決めた段階で試験日までの大まかな勉強計画を作り、1年間それに沿って勉強しました。もちろんうまく行かないことも多くて計画はその都度修正しましたが、長期計画を立てておくことは「ゴールを見据えた勉強」という意識につながってとても良かったと思います。長期計画表を見ながら各東大模試に向けた中期的目標を作り、それをさらに週ごと、1日ごとのTo Doリストにして管理していました。日々の学習では、そのTo Doリストの項目を一つずつクリアしていくだけで、ゲーム感覚で勉強を進めることができました。計画を立てて勉強することは、勉強の効率を上げる一番の近道だと思います。計画を立てるために必要な時間を惜しまず、どうすれば効率的に自分の点数を上げることができるか、しっかり時間を取って考えることが大切です。

  • 「理解する」から「教える」へ

数学、物理、化学の理数系科目は、家に帰ってから解けなかった問題を声に出して自分で自分に解説授業をしていました。「どうしてその発想に至るのか」「最初に解いた時どうして解けなかったのか」など、思考の過程をしつこいくらい声に出して丁寧に解説しました。勉強法としては珍しいタイプかもしれませんが、この勉強法のおかげで理系科目の難しい問題に食らいつく力が身についたと思います。また、ずっと机に向かっているのも集中力が続かなくなるので、解説授業はいいリフレッシュになっていたような気がします。好きな先生の真似をしながら解説をするのも楽しいかもしれませんね(笑)


メンタル

  • 自信を持つこと

ありきたりだと思うかもしれませんが、これはとても大事なことです。受験は単に学力が問われるだけのものではありません。「当日に実力を発揮する精神力」「時の運をつかみ取る力」は合否を大きく左右します。前向きな気持ちを持って受験に臨みましょう。「何か良く分からないけどうまく行く気がする」ぐらいの感じで十分です。根拠はいりません!その前向きな気持ちと、それまでの努力の積み重ねが、試験当日の皆さんを支えてくれるはずです。

  • 周りの人を大切にすること

不安になったり気持ちが落ち込んだりしたとき、家族や友人、先生の存在はとても大きかったです。一緒に勉強する友達や、支えてくれる家族、先生がいることに感謝して、時には悩みを打ち明けて相談に乗ってもらうことも大切だと思います。


 色々と書きましたが、一番大切なことは自分なりの戦略を確立することです。私の合格体験記の中で何か参考にしたいと思ったことがあれば、自分なりのスタイルの中に取り入れてみてください。

■東進東大特進コースについて

 東大特進コースでは主に現代文を受講していました。また、直前期には現代文・古文・物理・英語のテストゼミを受講して、実践的な演習を積みました。主に利用していた現代文・物理・東大本番レベル模試についてそれぞれ書きたいと思います。どの授業やコンテンツを利用するかは、担任助手の方とよく相談して、自分に合った取り方を模索してみると良いと思います。
  • 現代文(林修先生)

現代文は中学生の頃からずっと苦手科目でした。東大理系は国語では差が付きにくいと言われることもありますが、人並みの実力をつけるためにすべての授業に参加しました。林先生は、問題を作る側の視点で丁寧に解説して下さいます。林先生の授業のおかげで、秋以降になって少しずつ実力がついてきたと感じられるようになり、自信を持って本番に臨むことができました。

  • 物理(苑田尚之先生)

物理は早くから学習を始めたこともあり、私にとっては得点源の1つでした。常に本質的な理解を追い求める先生の講義は、受けていてとても楽しかったです。高校2年生の時には「大学の物理」という講座を受講しました。物理オリンピックに向けた勉強にとても役立ちました。

  • 東大本番レベル模試

東進の模試の魅力は何といっても返却が早いことです。すぐに復習することができます。受けておくと実践的な経験を積むことができて良いと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験は決して平坦な道のりではありません。思うように点数が伸びない、忙しくて勉強時間が確保できないなど、色々な悩みが出てくると思います。受験当日までの残りの時間、真剣に自分と向き合ってみてください。自分と真剣に向き合って逃げずに戦い抜いた経験は、合格という結果以上に私にとってかけがえのない財産になったと思います。自分のペースで、最後まであきらめずに頑張ってください!応援しています!