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東京都 私立 渋谷教育学園渋谷高等学校 卒
東京大学 文科三類

日下部 太一くん

■共通テスト得点 787点/900点

■共通テスト得点選択科目 日本史 地理 物理基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   日本史   地理  
開示得点 74 25 59 51 36 =245/440点
自己採点 80 25 60 45 35 =245/440点

■受験した感触・・・ 自己採点が事故祭典と化した。東大入試同日体験受験を受けてるであろう後輩も不憫だなと感じ、気持ちを紛らわした。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 A 文科三類 A 文科三類 A 文科三類 A

いつかできるから今日できる

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は失敗しても合格できるような圧倒的実力を身につけることを目標とし受験勉強をすすめていきました。受験勉強の過程で特に意識していたことなどについて教科別に書きたいと思います。

英語

 英語は得点源となりやすい科目だと思います。文法・単語を高2のうちに完成させ、構文を瞬時に見抜く練習を積むことで速読能力を身に着けました。その際、重要なのは単語を日本語に変換して暗記するのではなくイメージとして捉えることだと思います。視覚的に単語の意味を理解できる単語帳に出会えたことは幸いでした。ただ、特に点差を生むのは、リスニングと英作文だと思います。リスニングは電車の中で音だけで全文を理解できるまで聞き込み、英作文はよく使えるフレーズをノートにまとめてそれを覚えていました。

数学

 言うまでもなく最重要科目です。数学できないと言っているそこのあなた!数学は安定した合格のためには避けて通れません!逆に得意になれば、模試で無双できます。全科目に共通して大事だと思うのですが、特に数学ではなぜ自分・先生・模範解答はこのように考えているのだろうか?と意識することが非常に大事です。解けなかった問題の解法は至極当たり前の発想で成り立っているんだなあと感動する事ができた頃から、飛躍的に数学の点数が伸びました。参考書で基礎固めをする際には問題をみて頭の中で解く手順を考えるというステップを踏むことが重要です。そうするとどんな問題に対しても手をつけられるようになっていきます(試験本番では緊張で頭がばぐりました)。

国語

 現代文は高2の間に漢字をやり、高3からは林修先生の授業を受けました。古文・漢文は苦手科目で文法は頭に入っているはずなのに読めないということが多発しました。傍線部付近の文脈だけで解ける問題や現代語訳、簡単な問題は確実に取るようにし、古典全体で5割程の得点を得られるよう努力しました。

日本史

 やればやるほど点が伸びる教科だと思います。教科書で論理的な結びつきのあるところにペンで矢印を書き論理の貫通を明示するようにしたところ成績が伸びていきました。共通テスト対策は近代の文化を浅く理解する程度にとどめ共通テスト直前期も東大の過去問を解きあさり、入手可能だったすべての過去問を解くことで全能感を味わえました。教科書を熟読し時代の流れと特徴を掴むこと、過去問演習をすることを反復して行うと知識が整理されます。過去問の重要さは言葉では表しきれません。

地理

 最難科目だと思います。英語・数学・日本史で点数を取れれば高い点数を地理に期待する必要がないと考えあまり労力をかけませんでした。東大地理は頻出テーマ関連が3割、地理的思考や指定語句からの記述内容の推論を要する問題が5割、ひらめきゲー・無理ゲーが2割と分析し、最後の分類以外の問題をできるだけ取るために、過去問で練習を積みました。案外過去問既出テーマも出題されることが多いので過去問はやり込むべきです。また、抽象的な問いには、例えば自然的要因を答えよの場合には気候と地形の観点から答案をまとめようなどのように、具体的な観点を事前に過去問演習を通じて得ておくことが大事だと思います。

■東進東大特進コースについて

 私は東進ハイスクールと東大特進コースの2つを利用しました。
 まず、おすすめの東進の先生について紹介します。

長岡恭史先生

 通期講座の「数学ぐんぐん」がなければ、私は合格できていません。テキストの問題すべてを5周し、毎回この解法を思いつく理由を考え続けました。先生は問題のチョイスが神がかっており、「東大特進数学」とそのテストゼミは発想力を鍛える上でこの上ない講座です。

青木純二先生

 東大特進の「数学の真髄」を受講しました。特に整数やベクトルなどの分野において先生の思考のプロセスはとても参考になります。長岡先生の講座同様、深く復習し理解できるまで考えるようにしていました。

林修先生

 方法論を習得すると得点が安定していきます。先生の思考のプロセスを理解・模倣しようと受講・復習しました。ただ、先生もよくおっしゃっていますが、現代文に注力しすぎないよう気をつけましょう。国語の点数を伸ばすためには古典の完成度を高める必要もあったことを痛感しています。

 東大特進では定期的に現役東大生のスタッフの方が電話をかけてくださいます。受験勉強をしていると人とのコミュニケーションがなくなりがちです。スタッフの方と話すのはいいリフレッシュになりました。積極的に相談してみるといいでしょう。
 他にも、東大本番レベル模試で良い判定を安定的に取れたことが自信へとつながりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 実現可能な計画と高い目標を持って勉強に励む事が大事です。私自身、模試の文科三類で1位を取ることを目標に勉強し、毎日できるだけのことをやったことでそれを実現できました。いつか目標を達成できると信じて一日一日机に向かっていました。その際、大事なのは勉強を楽しむことです。意外な事象・人物間の関係や面白い語呂合わせ、知る喜びなどを発見するうちに持続的に勉強できるようになりました。
 最後に、勉強にひたすら集中できるのはありがたいことだと勉強していくうちに皆さんは気づいていくと思います。努力・感謝・笑顔を忘れずに!