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長野県 県立 長野高等学校 卒
東京大学 文科一類

中村 朱里さん

■センター試験得点 816点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 84 32 58 37 34 =245/440点

■受験した感触・・・ やれることは全部やりきった!

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 C 文科一類 A 文科一類 B

地方公立・高3夏休みからの追い上げ!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を志望したきっかけ

 高校生になってからなんとなく志望校は東大にしていましたが、本格的に意識し始めたのは高2の時、幼いころからの知り合いが東大に進学してからでした。元々日本が好きで政治に興味があったのもあり、文科一類に進んで官僚になりたいなあと漠然と思うようになったのもこの時期です。将来の夢について、今は官僚、特に外交官に興味がありますが、せっかく東大に通えるのでそれにとらわれず様々な講義を受けてみたいです!

学校生活との両立

 私が東大を見据えた勉強を始めたのは高3の7月末からです。高1・高2時は班活動の英語ディベートに心血を注ぎ、高2の12月の最後の即興型ディベートの全国大会ではベスト8に入ることができました。引退後は文化祭の準備に明け暮れていました。その他、高1から模擬裁判選手権に参加したり、学校の探究活動を高3でも続けたりと課外活動にも参加していて、結局高3の6月末に文化祭が終わるまで勉強は学校の定期テスト前以外はほぼしていませんでした。早めに受験勉強を始めたらよかったなと夏休み以降後悔したこともありましたが、最後の文化祭まで高校生活を満喫しきったことで、夏休みからは完全に勉強に振り切ることができました。

勉強について

  • メンタル

私は勉強を始めたのが高3の夏休みで、他の受験生からは大幅に遅れている自覚があったので、とにかく周りと比べるのはやめて自分に必要なことを必要なだけやるんだと言い聞かせてメンタルを保とうとしていました。

  • 国語

伸びしろは古典にあると踏み、夏休み中に単語・文法を一から入れ直しました。秋からは東進の東大特別演習を利用してひたすら東大形式の古典の演習を積んでいました。現代文は定期的に過去問演習をして勘が鈍らないように気を付けました。

  • 数学

一番の苦手教科でした。実は東大入試同日体験受験を英数国の3教科受験していましたが、数学は3点でした。この時点で高校数学をなにも分っていないのは明らかでしたが、私は文化祭にかこつけて自分の成績を直視せず、そのままの状態で夏休みを迎えました。夏休み中は青木純二先生の「数学の真髄」を受講して基礎の基礎からやり直し、9月以降は東大特進の青木先生の授業を受講していました。その他参考書でも演習を積みましたが、年内にはほとんど成績が上がらずとても辛かったです。しかし共通テスト後あたりから感覚を掴めるようになり、過去問にもようやく手がつけられるようになりました。最終東大本番レベル模試では、東大型の模試で初めて平均点を超えることができ、本番では初めて一問完答出来ました。成績はすぐには上がらないので、苦手科目からは逃げずになるべく早く着手すること、またできなくても諦めずに勉強し続けることが大切だと思います。

  • 英語

班活動の英語ディベートで英語の技能が一通り身についていたこともあり、夏休みから過去問演習を積み時間配分の練習をしていました。

  • 世界史/日本史

いずれも大好きな科目ですが、夏休みの段階では通史が全く入っておらずかなり危機的な状況でした。夏休みには履修済みの範囲をひたすら穴埋め式のワークを解いて頭に入れ、9月中に教科書を終わらせ、10月以降はひたすら過去問演習をし、学校の先生の添削指導を受けていました。

■東進東大特進コースについて

青木純二先生と数学の真髄

 高3の7月、体験授業で数学の真髄を受講した私は、今までなんとなく分かった気でいた三角関数や対数、ベクトルなど、何もかも分っていなかった事に気が付いてそのまま東進への入学を決意し、「高3生のための数学の真髄」を夏休み中に受講しました。青木先生は、数学が本当にできない人に寄り添いつつ、数学への向き合い方を基礎から教えてくださいました。特に、問題文を読み始めてから様々な解法の発想に至る自然な過程を何度も示してくださり、苦痛でしかなかった数学が次第に面白くなってきて感動しました。

東大本番レベル模試

 とにもかくにも返却スピードが速く、模試の見直しを疎かにしがちな私にぴったりでした。また解答用紙が本番にそっくりで、解答用紙の使い方の良い練習になりました。成績表では自分の成績と昨年度の合格者の成績との比較ができ、現状を的確に捉えることができました。

過去問演習講座

 解説授業が非常に丁寧で分かりやすく、特に数学の松田聡平先生の解説は、その問題から学ぶべきポイントが分かりやすく、類題の紹介もしてくださり多くの深い学びがありました。

東大特別演習

 最も多用しました!大問ごとにピンポイントで演習できるのがありがたく、英語では各問題の時間短縮の練習に、国語では古典に絞った演習を積むのに重宝しました。数学・社会でも苦手な分野を重点的に対策することができ、秋から冬にかけての受験勉強はこのコンテンツを軸に進めていました。

AI予測問題演習

 直前期、過去問が尽きた頃にも東大形式の演習ができました。特に英語や国語は10年も遡ると出題形式や傾向の変化が大きかったりしたので、最新傾向に基づいた本番さながらの演習を積むことができありがたかったです。

東進リスニングアプリ

 常日頃からの演習にはもちろん、共通テスト・東大二次試験共に直前の休み時間に聞いて耳を慣らし、緊張をほぐすのに役立ちました!

その他

 東進衛星予備校では、すぐ隣で友達やライバルが勉強をしているので自分も自ずと頑張れたのに加えて、勉強そのものは自分のペースで必要な内容を必要なだけ学習できるので、スタートが遅かった私にはぴったりな環境でした!

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 高3夏休みに受験勉強を始めた私が伝えたいことはただ一つ、受験勉強はできる限り早く始めるべきだということです。私は苦手科目から目をそむけ勉強から逃げ続けたばかりに、夏休み以降は精神・肉体ともにかなり追い込まれながら机に向かうことになりました。時間に余裕があるうちにじっくり基礎をかためて、演習をたっぷり積むことが何よりも堅実かつ確実な合格への道だと痛感しました。ただ、部活等の都合で早くから着手するのは難しい方も少なくないと思います。その場合にも、成果が出るまでには時間がかかることを念頭に、自分をすぐには見切らず諦めず、辛くても前向きに頑張り続けることが唯一の道だと思います。頑張ってください!!