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広島県 国立 広島大学附属福山高等学校 卒
東京大学 文科一類

岡本 朋笑さん

■共通テスト得点 899点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 生物基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 78 16 71 42 43 =250/440点
自己採点 65 20 50 30 45 =210/440点

■受験した感触・・・ どれも時間が足りなくて、全科目で失敗。落ちた……。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 B 文科一類 C 文科一類 A 文科一類 B

初志貫徹 地方から東大へ!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大を目指したきっかけ

 高校入学時の私は、東大なんて自分の行くところではないと思っていました。しかし、将来の夢が見つからず、志望校や学部を迷っている時に担任の先生が進学選択制度のある東大を強く勧めてくださいました。模試の際に志望校として恐る恐る“東京大学”と書くようになったはいいものの、自分が東大志望でいいのかという戸惑いでいっぱいでした。

時期別の勉強法

  • 高1

特別なことはせず、学校で配られた参考書をこなしていました。習い事で忙しかったので、平日は机に向かって勉強できる時間が1時間にも満たない日がほとんどでした。

  • 高2

高2の夏に習い事をやめ、東進に入学して世界史の勉強をはじめました。

  • 高3

体育祭で応援団に入り、4月から5月の中旬までは学校行事に全力投球しました。また、荒巻豊志先生の「東大対策世界史」と、村瀬哲史先生の「東大対策地理」、志田晶先生の「東大対策文系数学」の予習、復習、受講を進めました。

  • 夏休み前半

東大数学の過去問の中で難易度が低めのものだけをひたすら解きました。数学が苦手だったので、わからなかったらすぐに答えを見ていました。易しいはずの問題にも関わらずほとんど初見では解けず、自力でできるまで2周くらいしました。

  • 夏休み後半

過去問演習講座を活用し、過去問全教科を10年分ひたすらやりました。実力不足で大変でしたが解説授業が充実していて助かりました。夏休みは1日10時間以上勉強しようと思っていたのに結局6時間ぐらいしかできない日も多く、辛かったです。

9月から始まる東大特別演習を毎日やり続けました。

  • 12月~共通テスト

私は共通テストの点数が直前期の頑張りで1か月前よりも30点伸びたので、東大志望の方はできるだけ二次対策に時間を取って欲しいと思います。12月の初めからクリスマスまでは二次:共通テスト=8:2くらいの比率にしていました。以降は二次の対策が共通テスト対策を兼ねる社会を除き、共通テスト対策に全力を注ぎました。共テ数学の独特さに苦しみ、本番まであと2週間という時期にも過去問で60点しか取ることができずかなり落ち込みましたが、とにかく問題を解き続け、本番では1Aも2Bも何とか8割に達しました。この時期は学校に行かない人も多いですが、私はあえて毎日登校し、友達と話すことでメンタルを保っていました。

  • 直前期

現代文、数学は過去問演習の2周目をして、古典、社会は東大特別演習で新しい問題をひたすらに解きました。私大は完全に東大の予行演習として受けたので過去問2年分くらいにとどめ、小論文対策は一切しませんでした。本番が近づいてくると、勉強せねばという焦りから、かえってスマホを見てしまったり、抜けている知識を見つけて絶望したり、本当に大変でした。沢山私の話を聞いて励ましてくれた家族にとても感謝しています。また、過去問演習講座の丁寧な添削と温かいコメントにも支えられました。

  • 二次試験当日

国語で小説が出たり、世界史の第3問が全然分からなかったり、英語の第5問を残り時間10分でほぼ読まずに答える羽目になったりと試験中に何度も不合格が頭をよぎりました。実力を発揮できた気は全くせず、落ちたと思いました。

数学が苦手な人へ

 私は数学が苦手で模試のたびに涙目になりながら解いていたほどで、模試はいつも20点台、本番含めて1完すらしたことがありません。それでも合格できたのは、得意な社会でカバーする作戦を立てたからだと思います。本番でもし解き方が分からなかったら問題文の情報を整理したり図示したりするだけでいいので、とにかく白紙を回避して爪痕を残してください!

■東進東大特進コースについて

東大本番レベル模試

 いろいろな模試を受けてきた中で、東進の東大本番レベル模試が一番、問題・採点の質、解答用紙のフォーマットが本番に近かったと思います。返却までの期間が異次元に短いのも推しポイントです。

過去問演習講座

 東大二次試験では何よりも言語化する能力が重要です。過去問演習講座では、毎回添削してもらえて、採点官に伝わる文章を書く力が身に付くのでとてもおすすめです。また、私はまだ実力が十分でない状態で過去問演習を始めましたが、解説授業が充実していたおかげで早いうちから得点力を付け、周りと差をつけることができました。世界史の大論述にしばらくてこずっていたのですが、解説授業で加藤和樹先生がされていた解き方をまねることで6~7割得点できるようになりました。

東大特進・東進衛星予備校

 地方の受験生は情報の入手に不利なイメージが付いて回りがちですが、私はむしろ、自分は恵まれた環境にあったと思います。東大特進コースのスタッフの先輩は定期的に電話をくださり、沢山の疑問、質問に答えてくださいました。現役東大生に相談に乗ってもらえたことで、かなり不安も解消できたと思います。地元の東進衛星予備校の先生方は自分の長所と短所を生かした戦略を一緒に練ってくださり、心強かったです。模試の返却面談のたびに、次はこの科目で何点取ります!と約束して、それを守れるように頑張っていたのが懐かしいです。支えてくださったすべての方にこの場をお借りして感謝を伝えたいと思います。本当にありがとうございました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は、1日に13時間勉強している友達と、どう頑張っても8時間が限界な自分を比べてよく落ち込んでいました。しかし、受験を終えて思うのは、何時間勉強したかではなく、何を身につけたかが大切だということです。勉強時間にとらわれて苦しくなったら一度過去問に立ち返ってください。そして、その問題が解けるようになるには何が必要で、いつまでに、どんな演習をすればいいのか紙に書き出してみてください。自分に必要な要素がわかっていれば、私のように長時間の勉強が苦手でも十分合格できます。それでも辛い時は、一旦机を離れて息抜きすることも受験勉強と同じくらい大切!少しでも勉強した自分を沢山ほめてあげてください。応援しています!