■センター試験得点 851点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
72 |
+ |
35 |
+ |
57 |
+ |
33 |
+ |
41 |
=238/440点 |
自己採点 |
65 |
+ |
35 |
+ |
65 |
+ |
48 |
+ |
40 |
=253/440点 |
■受験した感触・・・ 英語やらかしたけど世界史でしっかり確保できたから耐えた……?
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
C |
文科一類 |
C |
文科一類 |
C |
文科一類 |
A |
「中だるみ」からの復活のために
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
受験生になる前
自分にとって、東京大学に入学するという事は、小学生の時以来の夢であり、また目標でした。中学受験をして進学実績の高さで知られている灘中学校・高校に入ったのも、そのためです。
しかし、気づけばSNSやゲームにハマり、ただ無気力に日々を過ごす「中だるみ」の状態に陥っていました。特に中2から高1にかけては、部活にもあまり真剣でなく、宿題も面倒に感じたら答えを写して終わらせてしまうという、惨憺たるありさまでした。コロナ禍で学校が休みだった時に何をしていたか、今でもあまりはっきりと思い出せません。
高2になると、あわてて受験のことを考え始めました。それまでも東大に行きたいという思いを捨ててはいなかったのですが、「まあ、受験期に頑張ればどうにか東大に行けるだろう。俺は東大に行く人間なんだ、そうに決まってる。」という、ひどく楽観的な考えを持っていたのです。しかし、友達との会話などを通じて受験が近づいていることに気づいた瞬間、恐怖に襲われました。そこで、東進に入って、苦手科目だった英語に取り組むことにしました。
ところが、勉強はうまく進みません。受験を意識すると同時に、部活動の引退も意識するようになり、前より真面目に部活をやりはじめたからです。地学部の部長になり、文化祭やら夏休みの合宿やらの準備に追われました。楽しい思いも大変な思いもたくさんしましたが、気づけば高校3年生の5月になっていました。
5月から夏休みの終わりにかけて
最大の課題は英語でした。数学は学校で割としっかりやっていたし、社会は好きな教科だったのでアドバンテージがありましたが、英語というのは自分でコツコツ積み重ねた努力量がものを言う科目なので、自分にとっては高い壁となりました。中学1年の時からずっと英語から逃げ続けたことについては、今でも後悔の気持ちが残っているくらいです。そこで、自分は夏休みの終わりまで英語に全力で取り組み、東大の受験者平均を取れる程度まで英語力を改善することを目指しました。まずは東大英語―読解問題の見方・考え方・解き方―をやり、これと並行して英文読解の参考書も使い、単語の学習も大急ぎで行いました。夏休みは朝から自習室に通い、夕方まで勉強して、電車の中や帰宅後も英語をしていました。リスニングがなぜか得意だったこともあり、夏の終わりにはどうにか受験者平均くらいの点数が取れるようになりました。
夏休みから冬休みまで
英語が人並みにできるようになってからは、過去問に取り組みました。苦手な科目と向き合うばかりでなく、得意な科目の得点をどう最大化するか考えるためにも、過去問の演習・研究は必須です。英語と同じく苦手だった古文・漢文についても、過去問を通じてしっかり鍛えました。
共通テスト
東進の共通テスト本番レベル模試を受けていましたが、数学については共通テスト特有の厳しい時間設定についていくことに苦痛を感じていたので、割としっかりと演習をしました。その結果、共通テストの数学で必要なのは数学力より体力だと気づき、前日良く寝たら、模試での自己ベストを50点も越える好成績を出すことができました。後輩の皆さんもよく寝て下さい。
二次試験
思ったより緊張しませんでした。むしろ、合格発表までの2週間の方が緊張したかもしれません。数学がいつもよりも悪かったことに加え、問題文の読み間違いで一問落としていたことに一日目終了後のホテルのベッドの中で気づき、最悪な気分になりましたが、それでもなんとか切り替えることができ、うまくいきました。
■東進東大特進コースについて
過去問演習講座
添削が迅速なだけでなく解説授業が丁寧だったので、得意だった地理の点数を安定させることに役立ちました。また、すべての問題について解説授業がついていて、解答に必要な知識だけでなく、その背景となる知識についても丁寧に説明してくれるのでありがたかったです。英語の宮崎尊先生の英作文の解説授業では、解答例を複数見比べて良いところ・悪いところを説明しており、問題の解説のみならず実際に試験で役に立つ考え方を身に着けることができます。
東大特進
オススメしたいのが荒巻豊志先生の世界史です。受験世界史の枠を越えた内容で展開される授業は、真の世界史的教養を身に着けた国際人となる足がかりになるに違いありません(本当に面白いので)。東大の世界史の問題をこれ以上うまく解く人はこの世の中にいないだろうと思えるくらいの筋の通った解答例を提示してくださいます。
東大本番レベル模試
とにかく返却が早いです。すぐに復習出来て便利です。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
まず寝ること、そして食べること。そして、遅くとも共通テストと二次試験の2週間前にはSNSをやめること。自分のポテンシャルを最大限に引き出し、努力量・勉強量で及ばない相手に勝つために有効な方法は、ただ、メンタルとフィジカルを最高の状態に整えておくことしかありません。生活習慣の乱れは受験直前のメンタルの乱れと、体調の悪化につながります。自分の場合は直前期に生活が整わず、手の皮が全部剥ける羽目になりました。後輩のみなさんはまず、朝起きて夜寝ることを頑張りましょう。細かい勉強法を語るのはその次の段階です。