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兵庫県 私立 灘高等学校 卒
東京大学 文科一類

廣田 直聡さん

■共通テスト得点 912点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 日本史 化学基礎 地学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 68 53 57 48 37 =263/440点
自己採点 58 53 62 49 41 =263/440点

■受験した感触・・・ 英語で絶望したが、9割くらいの確率で受かっているだろう。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 C 文科一類 B 文科一類 B 文科一類 A

自分と仲間を信じる

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は長年東大への進学を志しながら高3になるまで東大を意識した勉強はほとんど行わず、部活に明け暮れていました。高2末の東大入試同日体験受験ではE判定を叩き出し、このままでは合格できないのではないかと不安になりました。しかし、1年の受験生生活を経てそのような不安は次第に解消され、無事東大合格を掴み取ることができました。以下には東大を目指す皆さんへのアドバイスめいたことを記します。

各科目への対策

  • 英語

苦手ではなかったものの、東大の形式には当初全く太刀打ちできませんでした。共通テストにも言えることですが、まずは夏を目安に必要な単語を習得し、英文に慣れて読むスピードを自然に上げることが不可欠です。比較的取りやすい和訳や英作文ではケアレスミスを減らすことを心がけました。リスニングに関しては、(あまりに月並みなアドバイスではありますが)英語の音声に日常的に触れ身体に染み込ませる地道な努力が肝要です。

  • 国語

古文・漢文は文法を早期に習得していたため比較的得意であり、単語を詰める以外には特段の対策は取りませんでした。あとは過去問を通して解釈に慣れていくのが良いです。

それに引き換え現代文は当初かなり苦手で、模試での点数も不安定でした。しかし、終盤には林修先生の解説を通して文章や設問との論理的な向き合い方を理解し、第一問でかなりの手応えを感じるようになっていました(小説を最後まで捨てていたのは内緒)。また漢字も、油断すると本番で2個くらい間違え得るのでちゃんとやりましょう。

  • 数学

中学時代は苦手科目でしたが、基礎から自分で勉強し直してある程度得意科目になりました。しかし、計算ミスをはじめとしたケアレスミスは克服に時間がかかりました。これに対しては問題を読むのに時間を割いて前提条件の読み違いを減らしたり、都度の見直しで計算ミスの被害を最小限に抑えるなど、有効な手段を見出すことができました。実際本番ではこの類のミスで点数を根こそぎ取られることなく、満足な点数を取ることができました。

  • 世界史

好きで、得意科目でした。高3の春に、東進衛星予備校の荒巻豊志先生が担当される「スタンダード世界史」でYouTube感覚で通史を高速復習しました。スタンダードと銘打ちながら東大にも通じるハイレベルなお話をされているのでかなりおすすめです。知識を詰めた後は教科書を数冊読みつつ友人との会話を通してアウトプットすることを繰り返しました。

  • 日本史

最初は地理選択だったものの、地理であまりに勝算が見込めなかったこと、元々日本史の知識が豊富だったことから高3の夏に転向しました。夏休みにかけて曖昧な知識を一式整理し、以降は東大型の対策を山中裕典先生の講座を通して行いました。こうして共通テストでは満点、二次でも40点近い点数を取ることができました。

諸々

  • 共通テストについて

共通テスト対策は12月半ばからの1ヶ月を使って重点的に行い、過去問を5年分解きました。暗記事項についてはこの1ヶ月を利用して盤石なものにしていくのがよいです。また、共通テストを経て二次への耐性がかなり下がるので苦しいリハビリも覚悟する必要があります。

  • 音楽を聴きながら勉強することについて

私は勉強をするときは好きな音楽を聴いて気分を上げることが多かったです。これには賛否両論ありますが、目の前の教材に集中できる限り問題ないと思います。実際私は国語や英語で文章に集中する際は音楽を控えていました。結局マインドが大事。

  • 「暗記」という行為について

暗記って面白くないですよね。生まれてこの方物覚えの良かった私も英語については暗記にかなり苦労しました。受験における暗記力は、個人の能力というより好みや経験に依存すると思います。私は単語帳や教科書・図表をぼんやり眺める生活を継続することが一番知識の浸透に効果的だと思いました。拾ってきた暗記カードを無理に回して途中で折れるよりは絶対に良いです。覚えることなど一朝一夕にできるものではないので、自分なりの方法を自分で見つけ出すしかないです。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

東大特進

  • 東大英語 in Depth(駒橋輝圭先生)

東大特有の設問への正しい姿勢を身につけることができます。直前期のテストゼミも良質でした。

  • 東大現代文(林修先生)

先述の通り論理的な答案の作成方法を提示してくれる上、添削を有効活用できるのが大きいです。私は添削された答案の復習を後回しにしたため、当初講座を実のあるものにしきれなかったのを後悔しています……。

  • 東大世界史(荒巻豊志先生)

レベルが高い上、はじめのうちは先生の厳しい指導に圧倒されるかもしれませんが、必死に食らいつく価値はあります。論述の作法から問題を解く上で必要な歴史的な思考に至るまで、独学では難しいポイントを丁寧に教えて下さります。また、時折の雑談も我々の知的好奇心をくすぐり今の社会について考えさせるもので、毎回の授業が楽しみでした。

  • 東大日本史(山中裕典先生)

私の日本史の力をゼロから引き上げてくれた授業です。図解板書では頻出ながら複雑なトピックを確実に理解できます。そして何より過去問を通して提示される「論理性を追求する答案」を作成する技術はこの授業からしか学び得ないものです。提出答案やテストゼミの添削も充実しており、特に直前の復習に重宝しました。

東大本番レベル模試

 すぐ返ってくるので早期の復習が効果的です。くれぐれも採点や判定に一喜一憂しないこと。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験はメンタル勝負だ、とよく言われます。幸い私も本番に至るまでメンタルを特段へし折られることなく受験生活を乗り切ることができました。それは主に、それまでの努力を考えれば自分が合格するのは当然だと思えたからです。根拠のある自信、というやつです。しかし同時に、学校や塾で共に勉強し、時に議論を交わし、時にくだらないことで笑いあえる仲間に恵まれたのも大きかったと思います。試験当日も同じ部屋にそうした仲間の姿を見て緊張が解けたことを思い出します。「この人と一緒に受かりたい」という感情は大きな原動力になるはずですし、自分より優秀な友人に引っ張ってもらえば自ずと合格に近づくことでしょう。皆さんも自分の努力と仲間の存在を信じ、合格を掴み取ってください。