東大を志望した理由・時期
尊敬する部活の先輩が東大に入学した中学三年の春からなんとなく東大に行きたいと思っていました。また高一の時の駒場祭で多様な才能を持つ東大生を見て、自分も彼らのようになりたいと思い、本格的に東大受験を考え始めました。その後色んな学校を調べていくと、東大は普通の大学と違って前期課程で様々な学問を学べることを知り、「高校時代に専門なんて決められない」と思っていた自分に合っていると思ってから東大受験を決意しました。
将来の目標
元々英語が好きだったので、英語を最大限活用できる仕事に就きたいと思っていました。中学の時に、英語を活用しながらその利益をできるだけ多くの人に還元できる仕事は外交官だと思い、それから外交官になりたいと思いました。
先取り学習の利点
学校では共通テスト対策はテスト一か月前からやるとのことだったので、少し共通テストに対し不安を覚えていました。東進の先生に共通テストの早期対策を薦められたので、夏休みにかなり共通テストの対策を行いました。共通テストがかなり難化したので、その努力が共通テストの点数に結び付いたかどうかは怪しいですが、二次試験の基礎力増強が出来たのは間違いありません。また二次試験の対策も早期に行えば、長期的な勉強の予定を余裕をもって決定することが出来るのでおすすめです。
部活などと勉強との両立
高二までは部活や委員会活動に打ち込み、特に忙しい時期は学校の定期試験直前だけ集中して勉強しました。高三以降はとにかく東進に通い、部活と並行しながらできるだけ多くの時間を勉強に費やしました。数年単位でも一日単位でも、メリハリをつけて勉強するのが、高校生活を楽しむことと受験勉強を効率よく進める最も効率的な方法だと思います。疲れている時は机でもいいので15分ほど仮眠を取ることをお勧めします。仮眠するときは腕枕にすると足がしびれるので、参考書などを枕にして寝るのがいいと思います。
得意科目の成長と苦手科目の克服
英語が得意科目だったので過去問を先取りして演習しました。東大英語の傾向を早く知ることが出来たので、ある程度英語の成績を安定させることが出来ていました。
苦手科目は数学と日本史でした。夏休みから始めた共通テスト対策の一環でセンター試験の過去問の演習を沢山やった結果、どちらも基礎力をつけることが出来、二次試験の会場では二教科とも得意科目だと思って臨むことが出来ました。苦手科目は早めにセンター試験の過去問などで基礎を見直すのがよいと思います。特に日本史は以下のように勉強を進めました。
- センター試験や共通テスト、二次試験の過去問を解く
- そこで出てきた用語とそれに関連した記述に使えそうな教科書の文章に印・問題の年度を記入する
- その周辺の教科書の記述を読み込む
この勉強法だと「自分のやってきたことの見える化」が容易になることで、新たな過去問演習を行う際に過去の問題の復習が簡単にできるようになり、抜け目の無い学習ができたと思います。
うまくいったこと
二次試験本番のリスニングで失敗したのですが、東進の先輩が「本番のリスニングは練習と全く違う」という言葉を思い出し、完全に切り替えてそこから立て直すことが出来ました。
うまくいかなかったこと
受験期全体を通してですが、計画を立てて勉強することが上手く出来ませんでした。計画を立てても大体初日で崩れてしまっていました。勉強計画を立てるときはかなり余裕をもって行うことをお勧めします。
東進は授業に力を入れているため、自分が受けた先生方は全員講義が分かり易く、短時間で効率的な考え方のインプットを行えました。またそこで補ったものを基に、定期的に東大本番レベル模試でアウトプットを試すことが出来ました。東進の模試は解答解説が丁寧で、復習で多くのことを学べると思います。
自分の通っていた校舎では、校舎長・担任助手・生徒間の仲が良く、質問しやすい雰囲気でした。直前期には精神面でも担任助手の皆さんに支えていただきました。
過去問演習講座大学入学共通テスト対策では自分が間違えた問題が一問ごとにデータに残っていたので復習が容易でした。また間違えた問題の類題も豊富に提供されるので、苦手教科の基礎演習にはぴったりだと思います。また二次試験に必要な学力の基礎も同時に構築することが出来ます。
第一志望校対策演習講座では各問題丁寧に添削されるので、自分の出来たことと出来なかったことを客観視することが出来、その後の勉強の指針とすることが出来ました。また良い添削を受けた時には「次も頑張ろう」という気持ちになり、勉強が捗りました。
高三生になる前に何か勉強以外で自分の自信となる活動ができるといいと思います。自分は高二のときに体育祭の活動に尽力していました。自分は最後まで模試の成績が上がりませんでしたが、そこで身に着けた自信のお陰で最後の最後まで勉強し尽すことが出来ました。今高校生活を振り返ると、そういった活動に精を出せたことで全体的にメリハリのある生活を送れたのではないかと思っています。あともう一つ、いくら勉強したくても、眠い時は全く集中できないので諦めて仮眠を取りましょう。参考書を積んで枕代わりにすれば、手足がしびれること無く質の良い眠りを取ることができます。おすすめです。皆さんの受験勉強に幸あれ!