
隈元 京さん
■センター試験得点 743点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | 世界史 | 日本史 | ||||||
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開示得点 | 61 | + | 58 | + | 72 | + | 42 | + | 35 | =268/440点 | |
自己採点 | 65 | + | 55 | + | 65 | + | 45 | + | 45 | =275/440点 |
■受験した感触・・・ 得意科目のはずの国語の感触が微妙だったが苦手な数学で巻き返すことができ、良い調子で1日目を終えることができた。得意な日本史と世界史が模試よりもできて、波に乗ることができ、苦手な英語も耐えた。
第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
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東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
文科二類 | D | 文科二類 | C | 文科二類 | B | 文科三類 | B |
私はもともと東大志望ではなかったが、模試の結果をみて、高2の夏頃に東大志望に切り替えた。せっかく受験するなら日本一の東大を目指したいというかなり安直な動機から東大を目指すようになった。
東大文科を目指すにあたり、課題点は2つあった。1つ目は苦手な数学と英語の改善である。文系最高難度といっても差し支えないぐらいに難しい東大数学に対処する実力を持たない私はただひたすら基礎固めを行い、解法の確認を行った。コツコツ数学をする内に、数学への苦手意識は緩和され、最終的にはほんのちょっとだけ得意な教科となった。時間制限が非常に厳しい英語は点を稼ぐことは諦めてなるべく失点を抑えることに集中した。要約や英文和訳、英作文は確実に点数をもぎとりリスニングと小説と文法問題は若干捨て気味にいった。多くの東大模試を重ねる中で時間配分や大問の解く順番などを決めていった。リスニングは対策を行ったことで少し点数が伸びたが、小説は最後の最後まで点数が安定しなかった。2つ目は地歴2科目である。学校では日本史を選択しており、独学で世界史を始めた。もともと歴史が好きなことも功を奏し、日本史と世界史はどちらも非常に楽しいものであった。2年生のうちに通史を完璧にして、かなり得意な教科となった。東大世界史は大論述の対策が必須であり、知識をひけらかすのではなく、知識を上手につなぎ合わせながら文章を構成する必要があるためかなり大変だった。一問一答形式の問題もあるため共通テスト対策が少し役に立つ気がする。東大日本史は他の大学にはない東大特有の問題となっており、対策にかなり時間を要した。一つ一つの単語を暗記するのではなく、出来事の意義や制度の理解が要求されていると感じた。模試の過去問をするよりは、東大の過去問をやりこんだほうがいいと思った。地歴を高3の夏に固めることができたら、他の受験生よりかなりアドバンテージがあるように思われる。
私は形式慣れと成績確認のために東大模試をすべて受けた。東大前期試験をゴールとしたとき、模試はある種中継ポイントの役目を果たしていた。模試でわからないところやできないところは、本番では99%できないので、模試で発見した自分の弱点を潰していくことが大切だと思う。確かにE判定を取ったときは悔しかったしA判定を取ったときはすごく嬉しかったが、あくまでも模試は中継点であってゴールではないことを意識することが必要だと思う。ぶっちゃけA判定は前期試験終了から合格発表の10日間の自分の精神安定剤にしかならなかった。模試を上手く活用することで合格にぐっと近づくことができると思う。
返却が非常にはやく、問題や自分の答案を覚えている内に、成績確認をすることが可能である。問題も良質であり、回数も多いため進捗具合を確認して課題点を発見することができ、勉強計画が立てやすくなった。本番を想定した雑音入りリスニングは聞き取りづらく難しいが、非常に役立った。最終東大本番レベル模試は共通テスト後にあるため、共通テストボケの治療に有効である。最終で良い判定が取れると自信がついて、本番までの期間に追い込むことができた。
東大の過去問を解いたら遅くとも4日後には添削結果が返却されており、自分の弱点発見に有効であった。解説授業は非常にわかりやすいものであり、過去問演習中に分からなかった点を容易に理解することができた。採点の質は丁寧であり良かった。他の受験生の大体の点数がわかるため、それに負けないように奮起することができた。
その名の通り、東大対策に特化している。東大の入試問題に精通する講師の授業は筆舌し難く、非常に興味深く役に立つものであった。オンライン授業はどこでも受講できるというメリットがあるが、授業は楽しく、直前期には講師の雑談が自分の精神安定剤となった。
問題はレベルごとに分かれており、自分の実力に合わせて聞くことができる。本番を想定してかなりの雑音が入った音声や、イギリス英語やインド英語といった聞き慣れない英語の音声を聞くことができ、私のリスニング能力を向上させてくれた。